写真:松田 朝子
地図を見る全米屈指のグルメシティ、シアトルの食文化は、F.L.O.S.S. (fresh, local, organic, seasonal, and sustainable)新鮮、地産、オーガニック、旬のもの、環境に優しい 、がコンセプト。そんなシアトルに来たら、美味しくてピュアなものをたくさん食べて帰りたいですね。
ただ、何が美味しいのかわからないし、何と言ってもアメリカだとポーションが大きいから、1人1品頼んだら、他にあれこれ食べられなくなってしまいます。
写真:松田 朝子
地図を見るそこでオススメしたいのは、シアトルの流行りのレストランやショップをめぐる、グルメシアトルツアーのSavor Seattle Food Tour。数あるツアーの中でも今回参加したツアーは、約50軒の加盟レストラン、ショップの中から、その時々で選ばれた7カ所を2時間半で回るグルメシアトルツアーです。
今回ツアーの集合場所は、おしゃれな再開発地区ベルタウンにある、炭火焼料理のOrfeoというレストラン。フルサイズバーもある広い店内は、シックで落ち着いたインテリア。旅行者がふらっと入る感じではないので、店内を見るだけでも得した気分です。食べ歩きというと、慌ただしい、腰の落ち着かないイメージですが、このツアーでは、行く店ごとにきちんとテーブルセッティングされた席に通され、シェフやお店のオーナーも挨拶に出てきます。
写真:松田 朝子
地図を見るやがてツアーガイドさんが現れます。「ハーイ、皆さんお腹空いてますかー!」というノリノリな調子の女性ガイドさんが、この後テンポよくツアーを進めていきます。みんな揃ったところで乾杯のシャンパンと最初の1品が出てきます。ここではポロネーゼソースのかかったポレンタでしたが、ポーションは小さめ。スターターとしてはちょうど良い、あっさりとした味です。
写真:松田 朝子
地図を見るベルタウンではもう1軒、Serious Pieというピザレストランに寄ります。ここは、料理界のアカデミー賞とも言われる、ジェームズ・ビアード賞に輝くセレブシェフ、トム・ダグラス氏のお店。普段は行列必至の人気店です。それにもかかわらず、並ぶこともなくすんなりと着席できます。そして、店内で生地から作るというピザ2種をグループでシェア。一軒の所要時間は20〜30分くらいなので、着席して1品を食べて、必要ならばトイレも済ませることができます。
写真:松田 朝子
地図を見るそしてツアーは、シアトルきっての観光地、パイク・プレイス・マーケット方面へ。フィッシュマーケットの前にある、La Buona Tavolaは、トリュフカフェ。様々なトリュフオイルやオーガニックフードが売っていて、お土産にもぴったりです。ここでは、トリュフオイルやバジルペーストを色々試食。
写真:松田 朝子
地図を見るOrfeoと同じエグゼクティブ・シェフ、Kevin Davisが采配を振るうSteelhead Dinerは、パイク・プレイス・マーケットにあるシーフードレストラン。自然光溢れる店内からは、マーケットのネオンサイン越しにエリオットベイやオリンピック・マウンテンも見ることができます。
ここでは、ワシントン産の白ワインとともに、クラムチャウダーを。
写真:松田 朝子
地図を見るさらに街側に戻ると、ハンマーを打ち下ろす黒い大きなオブジェ、 『ハマリング・マン(Hammering Man)』を見ながら、向かった先はタイ・レストランのNoi Thai Cuisine。オリエンタルなインテリアの店内にほっと癒されます。ここでは、クリスピー・ガーリックチキンとマンゴーのカクテル。辛さと甘さの両方を感じられる、タイ料理特有の味付けに感動させられます。
写真:松田 朝子
地図を見るダウンタウンのクラフトスピリッツの店、Von’s Gustobistroは、天然酵母のサワードウを使ったパンやパスタが有名。ここでは野生のサーモンのサワードウパスタ。もっちりしたパスタが後を引きます。ハウスメイドのテキーラも豊富で、バータイムに来てみたいお店です。
写真:松田 朝子
地図を見る最後は、オバマ元大統領夫妻のお気に入りという、フランズ チョコレートでトリュフチョコレート、塩キャラメル、その他数種をテイスティング。パッケージにもこだわっていて、漆塗りのギフトボックスは、和テイストでおしゃれ。スタイリッシュな店内は、一見チョコレートショップとは思えないほどです。
写真:松田 朝子
地図を見るちなみにグルメツアーにはチョコレートツアーもあるのです。シアトルのコーヒーは有名ですが、その次に実はチョコレートも有名で、街にはいくつものアルチザン(職人)・チョコレート・メーカーがあります。日本未上陸のチョコレートもたくさんあります。海外旅行の定番お土産のチョコレートも、こういうものだったらちょっと威張れますね。
中でもおすすめなのは、シアトルの老舗チョコレート 、Seattle Chocolate。工場見学ツアーもあり、パーム油や成長ホルモンを使わないオールナチュラルなチョコレートは、パッケージもカラフル。また個別包装になっているので、会社などのお土産にも好適です。
ツアーに参加して街中を歩くことで、土地勘も養われ、レストランやショップの下見もできます。シアトルに着いたら初日か2日目に体験すると、その後のシアトル滞在時間を効率よく過ごせるでしょう。
この記事を書いたナビゲーター
松田 朝子
トラベルジャーナリスト/ライター。一般社団法人 日本旅行作家協会所属。旅をすると女性は美しくなる!と信じて世界を飛び歩く日々。砂漠と赤い岩山を見ないと禁断症状が現れます。旅をしていない時は、趣味のアル…
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