比叡山延暦寺、凛とした空気漂う根本中堂と東塔エリアを歩く

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比叡山延暦寺、凛とした空気漂う根本中堂と東塔エリアを歩く

比叡山延暦寺、凛とした空気漂う根本中堂と東塔エリアを歩く

更新日:2017/08/13 15:08

Mizuki Yoshiのプロフィール写真 Mizuki Yoshi 歴史街道トレッカー、伝統の「ワザ」案内人、日本クルーズ&フェリー学会員

伝教大師最澄が開山した比叡山延暦寺の根本中堂。1200年間消えることがない不滅の万灯で有名です。延暦寺は数々の名僧が修行したことで日本仏教の母山とも呼ばれ、中でも根本中堂は最も重要なお堂です。修行の山、比叡山延暦寺に漂う凛とした荘厳な空気と琵琶湖をはるかに見おろす東塔エリアに建つ重要な伽藍を、比叡山に登る際に見る運気を押し上げる風景、緑に映える朱の色彩、絶景と共にご紹介します。

比叡山延暦寺へは、駅員の見送りつきの坂本ケーブルが便利!

比叡山延暦寺へは、駅員の見送りつきの坂本ケーブルが便利!

写真:Mizuki Yoshi

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延暦寺参詣に便利なのが坂本ケーブルです。麓の標高200m弱の坂本の町から約11分、時速11kmで標高約680mのケーブル延暦寺駅まで登ります。坂本ケーブルは日本で一番長いケーブルカーとして有名。眺望も日本一との人気があります。

比叡山延暦寺へは、駅員の見送りつきの坂本ケーブルが便利!

写真:Mizuki Yoshi

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車輌は2輌。その名も「縁号」と「福号」。乗車から開運招福が期待できます。「出発進行!」の合図とともに、駅員さん3名が手を振りお辞儀で見送りをしてくれるサプライズ!木彫りのふくろうと猿も見送ってくれます。途中2駅は、下車する人がなければ通過。坂本ケーブルは、「ゴトゴトゴトゴトガッタン」・・・の振動音を楽しみながら、眼下の琵琶湖絶景を楽しめます。線路脇には、さる、クマ、ふくろうなど木彫り彫刻があり、飽きない沿線風景です。車内アナウンスの「前方右側に・・・が見えてきます」の「前方」は、登りも下りも琵琶湖側を指します。

比叡山延暦寺へは、駅員の見送りつきの坂本ケーブルが便利!

写真:Mizuki Yoshi

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「縁号」と「福号」は途中ですれ違います。ケーブル延暦寺駅で下車し、延暦寺入場まで徒歩約10分。なだらかなのぼり道が500mほど続きます。ケーブル延暦寺駅前にもこの道沿いにも東海自然歩道が交差し、趣ある登山道です。そして根本中堂がある延暦寺東塔(とうどう)エリアに入ります。

根本中堂の朝のお勤め参加

根本中堂の朝のお勤め参加

写真:Mizuki Yoshi

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延暦寺境内に建つ延暦寺会館や星野リゾート・ロテルド比叡宿泊者は早朝6:30からの根本中堂で行われる朝のお勤めに参加できます(ロテルド比叡からはバス送り迎え付で希望者は無料で参加可能)。根本中堂入場時間6:15に合わせそれぞれ出発します。延暦寺会館宿泊者は徒歩で、ロテルド比叡の参加者は、根本中堂から徒歩5分の駐車場で下車し歩きます。「開運の鐘」への階段(写真)を左に見て根本中堂へ向かいます。

根本中堂の朝のお勤め参加

写真:Mizuki Yoshi

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現在、国宝の根本中堂は2016年より10年間かけての大改修中(写真)。根本中堂は作業用足場が組まれ大改修が進行中です。堂内の撮影は禁止。朝の勤行が行われる本堂の場所と参加者が座る場所はつながっておらず、参加者は舞台のような少し高い場所から堂内を見下ろします。外部に覆いがかかっていますが内部は貴重な彫刻など見学できます。

ご本尊の薬師如来像が、参加者の目の高さと同じになるように座る場所が設定されています。参加者がそれぞれ座り、静寂がおとずれると、不滅の万灯が静かに燃えるほの暗い本堂から朗々たる読経が響きわたります。

次に般若心経が詠われ、そして参加者には驚きが。厄払いや商売繁盛など家族や団体ごとに名前が呼ばれるのです。うれしいサプライズ、とても得した気分になることでしょう。勤行は10分少し、その後お坊さんの説教があります。全部含めて30分弱で朝のお勤めが終了。朝のお勤めを終えた高僧が参加者の横を通って退出します。

「延暦寺」プレートの消防車を見逃すな!

「延暦寺」プレートの消防車を見逃すな!

写真:Mizuki Yoshi

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根本中堂へ降りるスロープの上にある土産物店の隣でスタンバイする消防車。延暦寺専用車ですが、なんと「延暦寺」プレートでナンバーがありません!厳しい修行場の延暦寺境内は急峻な階段が多く高みにつながる景色も見事です。その一方、消防車も駆け付けられるように道路も整備されており、階段を避けるルートも可能です。

「延暦寺」プレートの消防車を見逃すな!

写真:Mizuki Yoshi

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消防車から見上げる位置にあるのが「開運の鐘」。鐘をついて煩悩を打ち払えば運が開かれると云われています。1回50円でどなたでも鐘を突くことが出来ます。但し連打は禁止。鐘を突いたらしっかり止めましょう。この辺りで佇んでいると頻繁に鐘の音。参拝者が鐘の音を聞きつけ、煩悩払いに訪れます。鐘をついて運気アップはいかがでしょう。

「延暦寺」プレートの消防車を見逃すな!

写真:Mizuki Yoshi

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大講堂(写真左手)では、延暦寺を創建した伝教大師最澄と延暦寺で修業した各宗派の開祖の像や絵を見ることが出来ます。ご本尊は大日如来です。浄土宗の法然上人、浄土真宗の親鸞上人、臨済宗の栄西禅師、曹洞宗の道元禅師、日蓮宗の日蓮聖人など日本仏教を代表する名僧が延暦寺で修業しています。まさに、日本仏教の母山と呼ばれる理由です。

東塔エリアのハイライト

東塔エリアのハイライト

写真:Mizuki Yoshi

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大講堂と阿弥陀堂の間に建つのが戒壇院。1678年に再建された戒壇院は、木の肌合いを感じさせるやわらかい色彩です。法然・親鸞・道元・日蓮など比叡山で学んだ僧侶たちも延暦寺の戒壇院で僧侶になったことで有名です。

東塔エリアのハイライト

写真:Mizuki Yoshi

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階段の上にある阿弥陀堂。高さ丈六(じょうろく=4.85m)の阿弥陀如来がご本尊です。「そんなに大きいのか!」と驚かれるかもしれません。実は一丈六尺の高さは、仏様が立ち上がった時の高さです。阿弥陀如来は座っていらっしゃいます。

東塔エリアのハイライト

写真:Mizuki Yoshi

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琵琶湖を見下ろす位置に建つ東塔。東塔エリアでは根本中堂と共に重要な建物です。信長の比叡山焼き討ちから400年を経て再建された現在の東塔は、朱色も鮮やかに背後の緑のなかで際立っています。内部の壁画や仏像をガラス越しに見ることが出来ます。

大講堂の彫り物も見逃せません

大講堂の彫り物も見逃せません

写真:Mizuki Yoshi

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大講堂正面で見上げると軒下左右に白い象の彫刻があります。象の次に、虎、龍、獅子の彫刻もあり、いずれも飛び出さんばかりの瞬発力を感じることが出来ます。右端に再び白い象が逆方向を向いています。是非ご覧になって下さい。

おわりに、

根本中堂の朝のお勤めに参加したい方は、延暦寺会館又は星野リゾート・ロテルド比叡の宿泊と組み合わせての参拝計画がおススメです。延暦寺拝観料は¥700/大人ですが、ロテルド比叡から朝のお勤めは無料で入場します。

坂本ケーブル麓にある坂本観光案内所では各種割引のある特別巡拝券などを販売しているので、立ち寄ってみてはいかがでしょう。日本仏教の母山と言われる比叡山延暦寺の朝のお勤め参加は特別な体験になることでしょう。関連情報をMEMO欄に入れておきます。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/06/19−2017/06/20 訪問

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