群馬・信越本線の廃線跡に出来た遊歩道「アプトの道」を通って「めがね橋」を見に行こう!

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群馬・信越本線の廃線跡に出来た遊歩道「アプトの道」を通って「めがね橋」を見に行こう!

群馬・信越本線の廃線跡に出来た遊歩道「アプトの道」を通って「めがね橋」を見に行こう!

更新日:2013/12/25 17:37

しもちんのプロフィール写真 しもちん

“廃線跡”と聞くと、山奥の鬱蒼とした森の中に残っているようなイメージがありますが、JR信越本線の横川駅から続く「アプトの道」は散策しやすいよう綺麗に整備された遊歩道となっています。
勾配が激しく難所として知られた碓氷峠の廃線跡を歩いて、国指定の重要文化財にもなっている「めがね橋」を見に行ってみませんか。

スタート地点には「碓氷峠鉄道文化むら」。

スタート地点には「碓氷峠鉄道文化むら」。

写真:しもちん

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「アプトの道」のスタート地点はJR信越本線の横川駅。高崎駅から在来線で30分程度の場所。日によってはSL碓氷号が走っている時もあり、駅前には「碓氷峠鉄道文化むら」があるなど、鉄道色満載の駅です。
なお、鉄道文化むらの施設のひとつとして、トロッコ列車「シェルパくん」が「とうげのゆ駅」までの2.6キロを遊歩道と並走して運行しています(特定日のみ)。

横川駅から目標のめがね橋までは4.7キロ。ゆるやかな登り坂がひたすら続きます。途中の峠の湯付近まではレールも保存されつつ舗装された道ですが、その後は未舗装の道になります。

レールも残る「アプトの道」。

レールも残る「アプトの道」。

写真:しもちん

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このアプトの道の「アプト」というのはアプト式鉄道から取られたもので、通常のレールだけでは滑ってしまいそうな急勾配の坂も登れるように考案された方式。2本のレールの中央にギザギザのついた歯車のようなレールを2〜3枚敷き、アプト式用の機関車の床下に設置された器具と噛み合わせて走行する珍しいもの。現在、国内では静岡県・大井川鉄道の一部区間だけでしか利用されていません。

遊歩道の途中には、国の重要文化財に指定されている煉瓦作りの旧・丸山変電所や、多くのトンネル、碓氷湖など趣のある景色が続きます。

「めがね橋」に到着。

「めがね橋」に到着。

写真:しもちん

横川駅から歩くこと1時間強で目標の「めがね橋」に到着。
正式名称は「碓氷第三橋梁」。美しいアーチは必見です。
この橋が利用されていたのは、明治26年の開業から新線ができる昭和38年まで。めがね橋の上からは長野新幹線開業まで使用されていた新線の橋も眺めることが出来ます。

横川駅から歩いてきた場合、橋の上を渡りきった場所に下へ降りる階段が整備されていて、国道18号の旧道沿いから見上げる定番スポットへ降りられるようになっています。

真下から見上げると大迫力。

真下から見上げると大迫力。

写真:しもちん

めがね橋を真下から。120年前に200万個以上の煉瓦を使用して作られた4連アーチ橋が、現在でも美しく残されている姿は圧巻です。

橋の上へ戻れば、アプトの道はこの先にある旧・熊の平駅まで1.2キロが遊歩道として整備されています。横川駅から往復すると合計で約12キロ、3〜4時間程度のハイキングコースとなっています。

おぎのやの「峠の釜めし」。

おぎのやの「峠の釜めし」。

写真:しもちん

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そして、スタート地点の横川駅と切っても切れないのが、おぎのやの駅弁「峠の釜めし」。
そもそも横川駅で駅弁が売られるようになったのは、前述のアプト式に対応する機関車に付け替えるため、列車の停車時間が長かったから。昭和33年に益子焼の釜を使用した「峠の釜めし」が販売されると大ブレークし、現在に至っています。
長野新幹線が開通して横川駅と軽井沢駅間が廃線となり終着駅になってしまってからも、その知名度を活かして駅やドライブイン等で販売され続けています。

横川駅には駅構内にある販売所のほか、駅前には昔ながらの定食屋さんの雰囲気がある本店、国道沿いにはサービスエリアのように巨大なドライブインまであります。
また、上信越自動車道の横川サービスエリア(上り線)でも販売されています。

アプトの道を散策したあとの腹ごしらえに、そしてお土産に、ぜひ立ち寄って味わってみましょう。

最後に。

綺麗に整備された遊歩道「アプトの道」は、春夏秋冬どの季節でも楽しめます。
新幹線であっという間に通過してしまうようになった碓氷峠ですが、廃線跡の道を歩きながら鉄道遺産を見学し、峠を越えるのに難儀していた時代に思いをはせてみてはいかがでしょうか。

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/12/22 訪問

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