写真:もんT
地図を見るJR呉線は広島市と三原市の間を瀬戸内海に沿って結ぶ路線。途中、旧日本海軍の軍港があったことで知られる呉や、安芸の小京都・竹原を経由します。呉までは広島市近郊ということもあり、電車の本数も多く、瀬戸内海をのぞむすてきな町並みの中を、新型の227系電車が行き交います。
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地図を見る呉市の広駅を過ぎると、列車の本数はぐんと減り、沿線風景もローカルに…。特に竹原市のはずれ、忠海(ただのうみ)から三原駅の手前、須波(すなみ)のあたりまでは、車窓全面に瀬戸内海が展開!この絶景区間、日中は1時間におよそ1本という運転間隔なんですが、ぜひ乗っておきたいローカル線です。乗り継ぎでの電車の旅は、時刻表を事前によくチェックしておきましょう。
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地図を見るそんな呉線を旅するのに便利でおススメの列車が、快速「瀬戸内マリンビュー」号。広島駅と三原駅の間を、土曜・休日に1日1往復、直通運転しています。
2017年の運転時刻(主な駅のみ記載)
〇広島発三原行き
広島10:02→呉10:53→竹原11:55→三原12:30
〇三原発広島行き
三原14:26→竹原15:05→呉16:12→広島17:04
8月は平日にも運転。また土曜日には三原から先、山陽本線の尾道や福山までの延長運転もあります。このときは時刻が若干変更になりますので、詳しい運転日も含めて、最新の時刻表でチェックして!
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地図を見る「瀬戸内マリンビュー」のユニークな車両にも注目しておきましょう。列車は2両編成で、広島寄りが1号車で指定席、三原寄りが2号車自由席車両となっています。指定席に乗るには、乗車券に加えて指定席券(大人¥520)が必要です。快速列車なので、青春18きっぷでも乗車できるのがうれしいですね♪
指定席車両は、写真のように客船のロビーのような感じ。ほとんどの座席が海側に向いて座れるように配置されています。海側のボックス席は、座席番号1,3,5,7。その中のA席とD席が窓側席です。またフリースペースもあり、ゆったりとくつろげます。
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地図を見る自由席車両のほうは、ボックス席は海側と山側に2つずつで、ロングシート中心の座席配置。海側の窓はとても大きな1枚ガラス。混んでいて座れなかったとしても、これなら車窓を存分に楽しめますね。
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地図を見るなお、1号車、2号車ともに、乗務員室の後ろは壁になっているので、前面展望はあまり臨めません…。その代わりに、大きな舵や海図が飾られていて、船のブリッジにいるような感じですね。
実は「瀬戸内マリンビュー」に使われている車両は、キハ47型ディーゼルカーを改造したもの。“電車”ではないんです!ディーゼルエンジンの重低音が響き渡り、いっそう“船旅”のような雰囲気を醸します。
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地図を見る快速「瀬戸内マリンビュー」の停車駅でおススメの途中下車スポットをご紹介しましょう。
まずは、安芸の小京都・竹原。駅から徒歩10〜20分ほどのエリアに歴史的町並み保存地区があります。駅で観光マップも手に入りますので、思い立ったらふらっと…という旅でも楽しめます。
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地図を見るもう一つは、竹原から10分ほど三原方面に進んだ停車駅・忠海(ただのうみ)。駅のすぐ裏が港…。「うさぎの島」として有名な大久野島(おおくのしま)へは、船で15分です。また、瀬戸内しまなみ海道が通る大三島(おおみしま)へも渡れます。船の時刻は平日と土・休日で違うので、ウェブサイトなどでよく確認しておきましょう。
瀬戸内海の大海原の車窓を楽しめる呉線。快速「瀬戸内マリンビュー」なら、大きな窓からそのすばらしい展望をいっそう楽しめるでしょう。乗っているだけでも楽しいのですが、ちょっと寄り道で途中下車するなら、旅の感動もさらに広がります。皆さん、思い思いに安芸の瀬戸内を旅してください。
(料金・時刻などのデータは、2017年7月の時点のものです)
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(2024/3/28更新)
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