イタリア・ジェノバの穴場!カラフルで美しい村ボッカダッセ

| イタリア

| 旅の専門家がお届けするオリジナル旅行ガイドメディア

イタリア・ジェノバの穴場!カラフルで美しい村ボッカダッセ

イタリア・ジェノバの穴場!カラフルで美しい村ボッカダッセ

更新日:2017/07/25 12:16

橘 凛のプロフィール写真 橘 凛 ライター、エッセイスト

人気急上昇中のイタリア地中海側・リヴィエラ海岸。絵画のように美しい漁村群であるチンクエ・テッレの名を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。
リヴィエラ海岸を代表する大都市であるジェノバにも、チンクエ・テッレのような漁村があります。その名も「ボッカダッセ(Boccadasse)」。カラフルで可愛らしい建物が密集するその地区は、近年、注目の的!今回は、ジェノバのボッカダッセをご紹介します。

ジェノバの街はずれに忽然と現れるボッカダッセ

ジェノバの街はずれに忽然と現れるボッカダッセ

写真:橘 凛

地図を見る

ボッカダッセは、地中海を臨む小さな湾に面した村全体に、パステルカラーの家々が所狭しと建ち並ぶ、おとぎ話に登場しそうな景勝地です。現在も人々が住み、地域に根付いた暮らしを続けています。

このあたりはリヴィエラ海岸と呼ばれ、ヨーロッパ人のバカンス先として南仏コートダジュール海岸と同じくらい人気のある地域です。ボッカダッセは、そのリヴィエラ海岸で最も大きな街であるジェノバの一画にあります。春先から秋口まで、週末ともなれば日光浴や海水浴をする人々で賑わいます。

ジェノバの街はずれに忽然と現れるボッカダッセ

写真:橘 凛

地図を見る

ボッカダッセは「ロバの口」と訳される不思議な呼び名ですが、その由来ははっきりとわかっていません。有力な説では、湾の形状から、そう呼ばれるようになったのではないかと言われています。
言い伝えによると、ボッカダッセは、西暦千年頃、嵐に巻き込まれて辿り着いたスペイン系漁師たちが築いた漁村であり、17世紀にジェノバの一部となりました。その後、ジェノバの街は近代化の発展を遂げてきましたが、ボッカダッセは地元の人々に守られ、現代にその姿を残しています。

ジェノバの街はずれに忽然と現れるボッカダッセ

写真:橘 凛

地図を見る

ボッカダッセまでは、ジェノバのターミナル駅であるジェノバ・ブリニョーレ(Genova Brignole)駅近辺から、31番または42番のバスに乗って、行くことができます。

また、31番のバスが通る道沿いである、コルソ・イタリア(Corso Italia)と呼ばれる海岸に面した遊歩道を歩いてアクセスすることもできます。晴れた日の地中海は波も穏やかで、心地良い風を感じながら、4キロ程度の道のりも楽しんで歩けます。大きな街でありながら、海は青く澄んで美しく、港町ジェノバに来たことを強く実感できるでしょう。

ボッカダッセとチンクエテッレの違い

ボッカダッセとチンクエテッレの違い

写真:橘 凛

地図を見る

同じくイタリアの美しい漁村群としてすでに一躍有名になったのが「チンクエ・テッレ(Cinque Terre)」ですが、車や鉄道でのアクセスがかなり不便な観光地のひとつです。ミラノやフィレンツェを起点として出発する場合、まずジェノバもしくはピサを経由してラ・スペツィア(La Spezia)まで移動し、その後、鈍行列車や船に乗り換え、片道3−4時間は見る必要があるため、次の機会にと諦める旅行者も少なくありません。

その点、ボッカダッセはジェノバ市内にあり、ジェノバは鉄道のアクセスも良いため、短期間のイタリア滞在だとしても無理なくスケジュールが組むことが出来るでしょう。

ボッカダッセとチンクエテッレの違い

写真:橘 凛

地図を見る

チンクエ・テッレとは、イタリア語で「5つの土地」を意味し、リオマッジョーレ、ヴェルナッツァなどをはじめとする5つの漁村のことを呼びます。それぞれはとても小さな村で、各駅停車の鉄道や船で移動するため、すべてを見て回るのは結構な時間がかかります。船は冬期は休業してしまいます。

ボッカダッセも小さな地区ではありますが、チンクエテッレの一つ一つの村と同じくらいの大きさはあります。他に見どころの多いジェノバ市内観光とも組み合わせられるため、時間がなくてもリヴィエラ海岸の雰囲気を味わいたい方にはぴったりなのです。

ボッカダッセを見晴らせるレストランでランチを

ボッカダッセを見晴らせるレストランでランチを

写真:橘 凛

地図を見る

ボッカダッセをお昼時に訪れたのであれば、ぜひ眺めの良いレストランでランチはいかがでしょうか?

ボッカダッセにはいくつかレストランがありますが、遊歩道に近い高台にある聖アントニオ教会(Chiesa di Sant’Antonio)から、石造りの階段を途中まで下がったところにあるレストラン“Vittorio Al Mare”が評判も上々です。聖アントニオ教会は、古くからボッカダッセを代表する教会であり、現在も数々の宗教行事が行われています。

レストランの広々とした店内は、まるで客船の中にいるような優雅な空間。事前に予約するか、開店直後の訪問であれば、ボッカダッセの全景が見渡せる窓際の席に案内してもらえる可能性が高いです。

ボッカダッセを見晴らせるレストランでランチを

写真:橘 凛

地図を見る

ジェノバ名物であるフォカッチャはもちろん、何と言っても新鮮なシーフード料理がおすすめ。写真は、ロブスターのリングイネです。地中海の爽やかな潮風に吹かれながら、海の恵みをたっぷりと噛みしめるのは、ここでしかできない贅沢のひとつ。冷えた白ワインと一緒にご賞味あれ!

ボッカダッセ以外も魅力いっぱいのジェノバ

ボッカダッセ以外も魅力いっぱいのジェノバ

写真:橘 凛

地図を見る

ジェノバは、ミラノから高速鉄道で約1時間半。イタリアの他の有名都市に比べると、あまり観光地というイメージを持たれていませんが、ユネスコ世界遺産にも登録されたジェノバ貴族のお屋敷街で、現在もいくつかは内部見学できるストラーデ・ヌオーヴェとパラッツィ・デイ・ロッリ(Le Strade Nuove e i Palazzi dei Rolli)や、ヨーロッパ最大級の規模を誇るジェノバ水族館(Acquario di Genova:写真参照)など、一日では足りないほどの見どころがある街です。ボッカダッセを含め、じっくりと回るのであれば、一泊しても良いかも知れません。

ボッカダッセ以外も魅力いっぱいのジェノバ

写真:橘 凛

地図を見る

また、地中海性気候のジェノバは、年間通して比較的暖かく、過ごしやすい地域です。ジェノバは海と山の距離が近く、坂が多い港町なので、少し高台に上ると、街全体を見晴らせます。ぜひ眺めの良い展望台などまで足を延ばしてみましょう。地中海クルーズの寄港地でもあるので、豪華客船が出入りしているのを見かけることもあります。

地元の人々に愛されるボッカダッセ

ボッカダッセは、風光明媚な観光地であることはもちろん、長い歴史を持ち、地元の人々に愛されてきた憩いの場ということがおわかりいただけたでしょうか。多くの旅行者には知られていない穴場スポットでもあるので、リラックスして過ごすことができるでしょう。

イタリア旅行の際は、ジェノバのボッカダッセ、いかがでしょうか?

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/04/02 訪問

- PR -

旅行プランをさがそう!

このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpで複数旅行会社からまとめて検索!

条件を指定して検索

トラベルjp<たびねす>

トップページへ戻る

トラベルjpで一緒に働きませんか? 旅行ガイド編集部では運用サポートスタッフを募集中です!

- PR -

旅行ナビゲーター(在宅ライター)募集中!
この記事に関するお問い合わせ