岡山・吹屋ふるさと村「ラ・フォーレ吹屋」でベンガラ色の大人時間

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岡山・吹屋ふるさと村「ラ・フォーレ吹屋」でベンガラ色の大人時間

岡山・吹屋ふるさと村「ラ・フォーレ吹屋」でベンガラ色の大人時間

更新日:2017/07/22 18:18

塚本 隆司のプロフィール写真 塚本 隆司 ぼっち旅ライター

赤茶色で統一された建物、赤銅色の石州瓦、100年ほど前の町並みが今も残る「吹屋ふるさと村」。美しくノスタルジックな町並みは岡山県でも屈指の観光名所だ。
歴史ある町をゆっくりのんびり観光したいなら「和味の宿 ラ・フォーレ吹屋」がおすすめ。どこか懐かしい風景と静かで心休まる大人の宿。ベンガラの町ならではの観光や体験を満喫できる宿を紹介したい。

「吹屋ふるさと村」ベンガラ長者が残した町並み

天空の山城とよばれる名城「備中松山城」から、新見方面へ車を50分ほど走らせると「吹屋ふるさと村」がある。標高500メートルの山中で、江戸時代から明治にかけて銅山とベンガラで栄えた町だ。

ベンガラとは、銅山で産出される酸化鉄鉱からでる副産物を使った顔料のこと。陶器や漆器の色づけに使われる高級品で、吹屋は国内随一の産地として大いに繁栄した。ベンガラ長者たちが整えた町並みは、赤茶色のベンガラ色に統一され、今も国の重要伝統的建造物群保存地区(1977年選定)として守られている。

「吹屋ふるさと村」ベンガラ長者が残した町並み

提供元:岡山県観光総合サイト「晴れらんまん。おかやま旅ネット」

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「吹屋ふるさと村」ベンガラ長者が残した町並み

写真:塚本 隆司

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ベンガラ色に染まった町並みを見て回るだけなら1時間もあれば十分かもしれない。だが、落ち着いた雰囲気ののんびりとした時間が流れる「吹屋ふるさと村」。
ベンガラで財をなした屋敷やベンガラ染め体験など楽しめるスポットもあるので、ゆっくり滞在するのもいい。

「吹屋ふるさと村」ベンガラ長者が残した町並み

提供元:岡山県観光総合サイト「晴れらんまん。おかやま旅ネット」

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町並みの一画に小学校と中学校の跡がある。吹屋小学校は2012年に閉校するまで現役最古の木造校舎として観光名所にもなっていた。現在は修復工事が進められ2020年の完成を予定だ。
そして、吹屋中学校跡には紹介する宿「和味(なごみ)の宿 ラ・フォーレ吹屋」が建っている。

観光名所に建つ大人の宿「和味(なごみ)の宿 ラ・フォーレ吹屋」

旧吹屋小学校のとなりにあった吹屋中学校跡が「和味の宿 ラ・フォーレ吹屋」。
外観は、木造校舎の旧吹屋小学校を模して建てられた。妙に懐かしく、風情ある雰囲気。この姿を見るだけで旧吹屋小学校の2020年3月末完成の修復工事が待たれる。

観光名所に建つ大人の宿「和味(なごみ)の宿 ラ・フォーレ吹屋」

写真:塚本 隆司

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「和味の宿 ラ・フォーレ吹屋」に着いたなら、まずフロントのお土産コーナーに目を向けてみてはいかがだろう。岡山・高梁の名産が並ぶ中に、ベンガラ染めが目に留まるはずだ。淡く上品なベンガラ色の帽子やスカーフ。美しく高級感があり、思わず手にとってみたくなる。

「吹屋ふるさと村」をゆっくり散策すると、さまざまなベンガラ染めに出会えるも楽しみのひとつ。吹屋の町家では、ベンガラ染め体験が人気だ。バッグやハンカチ、ストールなどを型染めや泥染めの技法で体験できる(有料)。所要時間は30分もあれば十分。簡単な作業なので小さな子どもでも安心だ。

「和味の宿 ラ・フォーレ吹屋」には、宿泊とベンガラ染め体験がセットになったプランもあるので、公式サイトや宿泊サイトを参照するとよい。

観光名所に建つ大人の宿「和味(なごみ)の宿 ラ・フォーレ吹屋」

写真:塚本 隆司

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懐かしさに包まれて、のんびり過ごす大人時間

懐かしさに包まれて、のんびり過ごす大人時間

写真:塚本 隆司

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「和味の宿 ラ・フォーレ吹屋」の客室は、バス・トイレが共用の和室が8室、バス・トイレ付きの洋室が10室、和洋室が1室の計19室。定員2〜4名のタイプが多く、ゆっくりのんびりくつろげる大人の空間といったところだ。

懐かしさに包まれて、のんびり過ごす大人時間

写真:塚本 隆司

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共用の風呂は温泉や露天風呂ではないものの、自然を感じられる作りになっている。浴槽はジェットバスだ。一日の疲れを癒やしてくれる。時には、ゆず風呂やヒノキの香りがする木片を浮かべた風呂になることも。少しでもくつろいでもらいたいというスタッフの気持ちが伝わってくる。

懐かしさに包まれて、のんびり過ごす大人時間

写真:塚本 隆司

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美しい中庭も紹介しておきたい。自然の中で、のんびり過ごすには格好の場所だ。気持ちがよく、くつろげる。風呂上がりの一杯もここなら、よりおいしく感じられる。
小さなステージもあり、イベントが開催されることもあるそうだ。

旬のうまみと手作りのぬくもり「和味の宿 ラ・フォーレ吹屋」自慢の料理

旬のうまみと手作りのぬくもり「和味の宿 ラ・フォーレ吹屋」自慢の料理

提供元:和味の宿 ラ・フォーレ吹屋

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岡山の旬が味わえるのも「和味の宿 ラ・フォーレ吹屋」の魅力。和食を中心とした料理を提供している。メーンには、となりの新見市特産黒毛和牛「千屋牛」やアユなど季節を感じる料理がならぶ。

旬のうまみと手作りのぬくもり「和味の宿 ラ・フォーレ吹屋」自慢の料理

写真:塚本 隆司

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「旬のうまみと手作りのぬくもり」が売りの食事を象徴しているのが食前酒。自前の果実酒をソーダ割りにしているのだが、熟成中の瓶が20種類ほど並んでいる。さすがフルーツ王国岡山だ。
高梁市の名産トマトも果実酒になっている。訪れた日は飲めなかったが、気になって仕方がない。

旬のうまみと手作りのぬくもり「和味の宿 ラ・フォーレ吹屋」自慢の料理

提供元:和味の宿 ラ・フォーレ吹屋

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ランチタイムは、宿泊者でなくても利用可能だ。内容は季節により異なるが、1500円から3000円で千屋牛(岡山牛)や岡山の旬を味わえる。「吹屋ふるさと村」観光の際に訪れる人も多い。団体客の利用などで臨時休業の場合もあるので、観光シーズンは事前に連絡を入れる方がいいかも。

カーナビ通りに行くと細い山道に!?「吹屋ふるさと村」への行き方

カーナビ通りに行くと細い山道に!?「吹屋ふるさと村」への行き方

写真:塚本 隆司

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「和味の宿 ラ・フォーレ吹屋」や「吹屋ふるさと村」へと行くには、公共交通機関ならバスが出ているが1日に3本もしくは4本しか運行していない。公式サイトや時刻表で確認してから出かけて欲しい。

車で行く場合は、標高500メートルの山間へと続く細い山道になるので注意が必要だ。
中国自動車道の新見インターからなら問題ないが、高梁方面からは注意が必要。古いカーナビや一般道優先、最短距離で指示されるルートは、対向車が来たらどうしようかと心細くなる細い山道かもしれない。
通りやすい道を選ぶなら少し遠回りになるが、「元仲田邸くらやしき」(江戸時代の庄屋の伝統を受け継ぐ明治中期の建造物)がある交差点を直進せず、備中・成羽方面へと左にハンドルをきろう。「ふるさと農道」と呼ばれる道で大型の観光バスが通るルートだ。

途中、広兼邸(映画「八つ墓村」のロケ地になった庄屋跡)やベンガラ館、笹畝坑道などの観光スポットを通るので、立ち寄りながら行くのもいいだろう。

カーナビ通りに行くと細い山道に!?「吹屋ふるさと村」への行き方

提供元:岡山県観光総合サイト「晴れらんまん。おかやま旅ネット」

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カーナビ通りに行くと細い山道に!?「吹屋ふるさと村」への行き方

写真:塚本 隆司

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「ラ・フォーレ吹屋」のベストシーズンは、涼しい夏と紅葉の秋

「和味の宿 ラ・フォーレ吹屋」は、大広間や大ホールもあり、夏休みやGWは合宿などでも使われる人気の宿。夏は涼しく過ごしやすい。
ベストシーズンは秋。紅葉に染まる山々が古い赤茶色の街並みを包む。美しい風景と秋の味覚がたまらない。6,7月には新見市で見られる金ボタル鑑賞と宿泊がセットになったツアーも人気を呼んでいる。

山中にあるため行くだけでも大変に思うかもしれないが、その価値は十分にある「吹屋ふるさと村」。「和味の宿 ラ・フォーレ吹屋」なら、ノスタルジックな気分になって、ゆっくりのんびりできるだろう。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/07/13 訪問

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