ベルギー・デュルビュイ「サングリエ・デ・アルデンヌ」では地元直産生フォアグラを堪能!

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ベルギー・デュルビュイ「サングリエ・デ・アルデンヌ」では地元直産生フォアグラを堪能!

ベルギー・デュルビュイ「サングリエ・デ・アルデンヌ」では地元直産生フォアグラを堪能!

更新日:2017/07/26 14:49

ウェリオン 佳子のプロフィール写真 ウェリオン 佳子 地球の営み(歴史民俗文化芸術)旅ライター

ベルギーのワロン州都ナミュールにほど近い町「デュルビュイ」は、アルデンヌの森特産のジビエ料理を求めて、ヨーロッパ中からグルメが通う「世界一小さな都市」。「森と水の文化」を伝える本物のジビエ料理をあなたも堪能してみませんか?
中でも産地でしか味わえない、新鮮な生フォアグラは絶品です!生フォアグラを紹介する前に、デュルビュイの街を紹介しましょう!

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紀元前から正統ケルトの子孫が暮らすデュルビュイ

紀元前から正統ケルトの子孫が暮らすデュルビュイ

写真:ウェリオン 佳子

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デュルビュイはベルギー南部ワロン州にあります。実はこのワロン州、アルデンヌの森の精神を象徴する聖獣「サングリエ」にまたがって森を駆け抜ける、地母神「アルデュイナ」を崇拝する紀元前4世紀から血統で繋がる「ガリア(ラテン語でGallia、フランス語でGauleゴール)」の地。知る人ぞ知る「正統ケルト」の子孫達が、かたくなに伝統を守りながら暮らす地域なのです。

中でも州都ナミュールはケルト時代から交易で栄えた主要都市のひとつで、デュルビュイの歴史もケルト時代に遡ることが分かっています。美しい河の畔にたたずむ「デュルビュイ城」は当時からの子孫が現在も居住しているプライベート・キャッスル。デュルビュイ市のシンボルとして、市民に親しまれています。

デュルビュイのユニークさを物語るドーム型自然岩!

デュルビュイのユニークさを物語るドーム型自然岩!

写真:ウェリオン 佳子

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デュルビュイの愛らしい旧市街鑑賞を楽しんだら、「ロシュ・ア・ラファリゼ」と呼ばれるドーム型の形成岩石のある公園へ。アルプス山脈でも知られる通り、太古の昔は深い海の底にあったヨーロッパ。この形成層は海底に何百万年もの間に蓄積した堆積物の層に、強い力がかかって形成されたものです。

しかもこの「ロシュ・ア・ラファリゼ」が現在の形状になったのは、3億年以上も前のことだと言われています。地球の地殻の絶え間ない動きによってつくられた「ロシュ・ア・ラファリゼ」は、悠久の時の中にある、地球の息づかいが感じられる場所です。

たゆとう波間に身をまかせる贅沢なデュルビュイでのひととき

たゆとう波間に身をまかせる贅沢なデュルビュイでのひととき

写真:ウェリオン 佳子

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デュルビュイの中心部を流れるL’Ourthe川では、いかにもヨーロッパらしい、ミネラルを豊富に含む、ゆったりとした水の流れを鑑賞することができます。

観光シーズンはここでカヌーを漕ぐ家族・友人連れの姿も見られ、水面に遊ぶ人達を見ながら、ゆったりと時の流れを楽しむこともできます。「ロシュ・ア・ラファリゼ」側にある上流では、小さな子供連れでも冷たい水の手触りを楽しめます。

世界のグルメが集う「ホテル・サングリエ・デ・アルデンヌ」

世界のグルメが集う「ホテル・サングリエ・デ・アルデンヌ」

写真:ウェリオン 佳子

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デュルビュイの老舗ホテル「サングリエ・デ・アルデンヌ」は、世界の王族をはじめ、日本から皇太子さまご夫妻も訪れた格式ある有名レストラン&ホテルです。

「サングリエ」はフランス語でイノシシを指し、ケルト神話では、物質・権力主義の象徴である「クマ」に対する、森の精神性を表す「聖獣」として描かれています。アルデンヌの森を拠点としたヨーロッパの正統ケルトたちが崇拝した、地母神「アルデュイナ」と行動を共にするのは、まさにこの「神の使い」であるイノシシなのです。

その名も「アルデンヌの森のイノシシ」を冠したこのホテル、実は美味しいジビエ料理を求めて、ヨーロッパ中からグルメ達が通う場所!ベルギーのワロン州では、現在でもフランス王政時代からの生活スタイルを守っていることから、新鮮な素材の味をあっさりとそのまま生かした、和食のような「古式フレンチ」の味が、世界中から高い評価を得ています。

ガチョウ飼育はガリアの伝統!新鮮生フォアグラを召し上がれ

ガチョウ飼育はガリアの伝統!新鮮生フォアグラを召し上がれ

写真:ウェリオン 佳子

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格式高い「サングリエ・デ・アルデンヌ」のレストランですが、その敷居は高いのかと思いきや、現在は通り沿いと川沿いの両方からアクセスできるよう、よりカジュアルな雰囲気のテラスが併設されており、デュルビュイへの観光がてら、気軽に経ち寄ることができるようになりました。

しかしながら、本格レストラン併設のカフェであっても、食材選びには手抜きナシ!ガリア発祥であるガチョウ飼育を、地元ワロンのアルチザンが引き継いだ、特産のフォアグラをそのままカットして、こちらもケルト伝統の発酵食品であるパンとシンプルにアレンジしただけの定番スナック「タルティン」の美味しさは、こちらも比較するものナシ!

思わず「味噌?」と思ってしまうような、全く油臭さの感じられない本物のフォアグラの味は、ただただ目からウロコです。ワロンの伝統である正統ケルト文化に、心から敬意を払わずにはいられません!

デュルビュイをきっかけに、ベルギーの良さ発見!

最近は人口約1万人の「世界で最も小さな町」の謳い文句でも知られ、近年地元メディアなどで、外資系による観光産業顕著化が懸念されるデュルビュイですが、その歴史はもちろん、古代ケルト時代までさかのぼることができます。

現在でもその子孫たちが地元を守っていることには変わりなく、むしろデュルビュイへの観光をきっかけに、フランス語・オランダ語・ドイツ語の3ヶ国語を公用語とする文化の交差点、ベルギーの持つ文化の多様性が注目されたり、その良さの再発見と、多文化共存の知恵を学ぶ機会に繋がるよう切望してやみません。

日本ではあまり知名度が高くないベルギーのワロン地方ですが、近年は中国からの観光客をはじめ、世界各国から訪れる観光客数は、年間1000万人を超える規模で急増しています。ワロン州都ナミュールからもアクセスが良く、美しいヨーロッパの自然に囲まれたデュルビュイの町で、心癒される一日を、あなたも過ごしてみませんか?




掲載内容は執筆時点のものです。 2017/07/08 訪問

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