東北の名湯、飯坂温泉で源泉かけ流し湯・共同浴場三昧

東北の名湯、飯坂温泉で源泉かけ流し湯・共同浴場三昧

更新日:2016/08/15 10:01

飯坂温泉(福島県福島市)は、鳴子温泉・秋保温泉(宮城県)とともに奥州3名湯に数えられており、日本武尊(ヤマトタケルノミコト)が東征(2世紀)へ行く際に立ち寄ったといわれている歴史深い温泉地です。江戸時代には俳人松尾芭蕉が立ち寄り「奥の細道」で紹介、「飯坂温泉」という名が日本中に知れ渡りました。場所はJR福島駅から電車で30分のところに位置し大変利便性の良い温泉で地元の皆からも愛されています。

奥州3名湯「飯坂温泉」の源泉はココ!

奥州3名湯「飯坂温泉」の源泉はココ!

福島県の北部に位置する福島市にある「飯坂温泉」は歴史深い温泉街で、家族経営の小さな旅館から、客室200室程の大型旅館までおよそ60軒の旅館が点在します。

湯量がたいへん豊富で、無料で楽しめる「足湯」や福島市が管理する9軒の「共同浴場」でお湯を楽しむことができます。入浴料はなんと「200円(大人)〜」と安価!!サイフにも優しいのんびりとした温泉です。

泉温はといいますと58.5℃(!)と熱め好きの温泉マニアにはたまらない湯で、湯ざめをしないと評判です。泉質はやわらかく無色透明のアルカリ性単純温泉。疲労回復・健康増進に効能があるといわれています。

東北トップクラス、福島市が経営する9つの「共同浴場」保有

飯坂温泉には共同浴場が9つあり、東北地方の温泉で外湯の数はトップクラスを誇っています。毎日湧き出る源泉に惜しみなく入ることができ、各々隠し湯系の気取らない浴場は、地元の皆さんでいっぱい。毎日場所を変えながら温泉を楽しみます。

浴場では、ふちに腰掛けて休みながらお湯を楽しんだり(本当にお湯が熱いので、休み休み浸かるのがポイント☆)会話を楽しんだりしながら過ごし、昔ながらの「ほっ。」とする湯治湯の雰囲気を感じることができます。

浴場には蛇口(シャワー)がありませんのでダイレクトに浴槽からお湯を汲んで体を洗いますよ。地元常連さんが多いので「こんにちは」と挨拶してからはいりましょう。

※熱くて入れない場合は周りの方々にひと言声をかけてから、水で適温にうめてご利用くださいね!

東北トップクラス、福島市が経営する9つの「共同浴場」保有

☆日本最古の木造建築☆鯖湖湯、入浴料大人200円

さて、その共同浴場でも一番人気の温泉場「鯖湖湯(さばこゆ)」は、飯坂温泉に来たら絶対にはずせない共同浴場です。

愛媛県松山市道後温泉「坊ちゃんの湯」建築より古く、日本最古の木造建築共同浴場として明治22年に建築(※平成5年改築)。ヒバ(ひのき)造りの立派な外観と御影石仕上げの浴室は、飯坂温泉のシンボルといっても過言ではありません。

自動販売機で入浴券を購入し中に入ると、脱衣所と浴場が見えます。小さな赤ちゃんからおばあちゃんまで浴場を囲んでの入浴は、なんともいえぬ懐かしさがあります。他人といえども「家族」のような時間を過ごすことができますよ。

■鯖湖湯
住所:福島県福島市飯坂町湯沢32

☆日本最古の木造建築☆鯖湖湯、入浴料大人200円
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平成23年リニューアルオープン「波来湯」

延暦年間に開湯されたといわれいる「波来湯(はこゆ)」は鯖湖湯に次いで飯坂温泉では長い歴史があります。平成23年1月にリニューアルオープンした共同浴場は、温泉街を流れる摺上川や土木遺産である「十綱橋」を眺めながらゆっくりすることができます。

■波来湯
住所:福島県福島市飯坂町十綱町30

■飯坂温泉共同浴場
※連絡先など詳細は記事下の「MEMO」より
「飯坂温泉オフィシャルサイト」にてご確認下さい

  共同浴場名    定休日 大人/小人料金
鯖湖湯(さばこゆ)   月 200円 100円
波来湯(はこゆ)    火 300円 150円
十綱湯(とつなのゆ)  金 200円 100円
仙気の湯(せんきのゆ) 木 200円 100円
切湯(きりゆ)     月 200円 100円
導専の湯(どうせんのゆ)金 200円 100円
大門の湯(だいもんのゆ)木 200円 100円
八幡の湯(やはたのゆ) 火 200円 100円
天王寺穴原湯      水 200円 100円
(てんのうじあなばらゆ)

※営業時間:午前6:00から午後10:00まで
※チケットは各公衆浴場に設置してある券売機をご利用ください。
 シャンプー、せっけん、タオルも販売しています。

平成23年リニューアルオープン「波来湯」
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掲載内容は執筆時点のものです。

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