写真:Mayumi Kawai
地図を見る南米エクアドルの西の沖合約1,000kmに位置するガラパゴス諸島。古来、大陸から隔絶された特殊な環境下で流れ着いた野生動物たちは、大型哺乳類などの天敵が不在だったことから独自の進化を遂げていきます。
この希少価値が認められ1978年には世界自然遺産に第1号登録、島の97%が国立公園に指定され、123の島々のうち有人島は4島(サンクリストバル島、サンタクルス島、イザベラ島、フロレアナ島)のみ。観光スポットへは国家資格を持つナチュラリストガイドの同行が義務付けられるなど観光には厳格なルールが設けられています。
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地図を見るガラパゴスに棲む野生動物たちは、人間によって彼らの暮らしと自由が尊重され、人間とうまく共存しています。そのため、人間は彼らにとってこのようにおだやかな寝顔を見せるられるほど心許せる存在となっています。その無垢で愛くるしい姿に観光客は心癒されるのです。
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地図を見るガラパゴスにはガラパゴスにしか生息しない数多くの固有種が存在します。それらは種類によって生息する島や地域が異なるため、より多くの種類の野生動物を鑑賞したい場合は周遊クルーズがおすすめ。しかし、港やビーチのそこかしこにアシカやイグアナ、ペリカンなどがたむろっているのでそれだけでも十分に楽しめます。
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地図を見る各島の港の近くには魚市場があります。水揚げしたばかりの魚のおこぼれを狙ってアシカやペリカン、多くの海鳥が群がる様子を観察するのも実に楽しいですよ。
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地図を見る島でのアクティビティは原則ナチュラリストガイドの同行が必要ですが、各島にはガイド不要のシュノーケリングスポットも存在します。シュノーケリングセットはホテルや旅行代理店で気軽にレンタルできますので万が一手ぶらでも大丈夫です。
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地図を見るそこでも、海イグアナやウミガメの泳ぐ姿を間近で見ることができます。防水カメラをしっかり持ってシャッターチャンスを逃さないように!
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地図を見るなお、どんなにかわいくてもガラパゴスの野生動物には決して触れてはいけません。極力2mの距離を置き、カメラもノーフラッシュで撮影しましょう。ときどき、動物の方から人間に近づいてくることもありますが、驚かせないようにうまくかわしましょうね。
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地図を見る野生動物たちの人気に隠れて、実は世界でも有数の火山国であるガラパゴスでは、火山トレッキングも楽しめます。2005年に噴火したイザベラ島のシエラ・ネグラ火山(標高1,124m)は、現在ではナチュラリストガイドの同行で日帰りトレッキングが実施されています。
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地図を見るシエラ・ネグラ火山には、噴火によって生まれた世界最大級のクレーターが存在します。幅約10km、深さ約100mのクレーターは、アフリカ・タンザニアの世界遺産ンゴロンゴロ自然保護区に次ぐ巨大さと言われています。
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地図を見る山には、ガラパゴスならでは固有植物が自生しています。写真は野生のグァバの樹。そこら中に実がなっており、登山者は好きなだけ食べてよいのですが食べ残しは山へ投げ捨てるのがルールです。山以外への持ち帰りは禁止されています。
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地図を見る個人旅行の場合は航空券だけを事前に用意し、現地では、必要に応じて日帰りツアーやショートトリップのクルーズを組み合わせることでコストをだいぶ抑えることができます。現地には旅行代理店が数多く存在しますし、たいていのホテルは代理店と提携しているので相談してみるのも良いでしょう。
日帰りツアーは内容にもよりますが1ツアー100ドル前後、ダイビングの場合は200ドル前後が目安です。またローシーズン(9〜11月、2月、4〜6月)もねらい目でハイシーズンに比べ価格が若干低めに設定されています。さらに直前日に空きがあると大幅値引きするお店もあるので、浮いたお金でホテルを充実させたり素敵なディナーを楽しんだりと楽しみ方が広がります。
写真:Mayumi Kawai
地図を見るガラパゴスへの直行便はないため、エクアドルのキトかグアヤキルで乗り換える必要があります。グアヤキル経由の航空券の方が若干安いようです。
またガラパゴスにはサンタクルス島にあるバルトラ空港とサンクリストバル空港の2つの空港があり、より多くの島を効率的に回るためにINとOUTを別々にする旅行者も多いようです。滞在日数やどの島でどういうことをしたいかなどを踏まえて移動パターンを検討されると良いでしょう。
2016年ユネスコが発表した、地球温暖化による危機にさらされている世界遺産31件の中にガラパゴス諸島も含まれています。温暖化による海面上昇とエルニーニョ現象による気候変動が生態系に危機的な状況をもたらすことが懸念されています。
規制がより強化されたり、島自体が沈下しないうちに、行きたいとかねがね思っている人は早め早めに訪れてみてくださいね!
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(2024/4/19更新)
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