田園と樹林地の散策を楽しもう!長野県白馬村の夏の終わり

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田園と樹林地の散策を楽しもう!長野県白馬村の夏の終わり

田園と樹林地の散策を楽しもう!長野県白馬村の夏の終わり

更新日:2017/08/03 12:04

沢原 馨のプロフィール写真 沢原 馨

長野県白馬村と言えば、スキー場で有名なところですね。冬にはスキー客で賑わいますが、雪の無い季節は基本的に“シーズンオフ”。長閑な風景の中でひっそりと静かな時間が流れています。八月が終わる頃、蕎麦の花が白馬村の風景を美しく彩ります。小川の流れる岩岳「せせらぎの里」から蕎麦畑の広がる田園風景、さらにリゾート感溢れる「和田野の森」まで、白馬村の夏の終わりの風景をご紹介しましょう。

小川の流れる集落、岩岳「せせらぎの里」の佇まいが素敵

小川の流れる集落、岩岳「せせらぎの里」の佇まいが素敵

写真:沢原 馨

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白馬村岩岳地区は白馬岩岳スキーフィールド(旧白馬岩岳スキー場)のお膝元。その中の新田地区は、集落の中を小川が流れ、「せせらぎの里」と謳われています。小川の流れる風景が良い風情を漂わせていて、素敵な散策のひとときを過ごすことができますよ。

小川の流れる集落、岩岳「せせらぎの里」の佇まいが素敵

写真:沢原 馨

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「せせらぎの里」を流れる小川は自然の川ではなく、人工的に設けられた用水路、すなわち疏水(この地方の言い方では「せぎ」)です。湧水を水源にした「北せぎ」と松川の流れを引いた「南せぎ」によって水を導き、慶安4年(1651年)に土地の開墾が始まり、人々の暮らしが始まったのです。

江戸時代初期に築かれた水路が、今もこうして清らかに流れ続けているのだと思うと、ちょっと感慨深いものがあります。日頃から地元の方々が保全のために尽力されているのでしょうね。

小川に沿っての散策は楽しいですよ。苔むした岸辺の景観を眺めたり、ときどき腰を屈めて流れを覗き込んだり、涼やかな水の流れは見ていて飽きません。

小川の流れる集落、岩岳「せせらぎの里」の佇まいが素敵

写真:沢原 馨

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集落の中心部では小川は道と家々との間を流れ、出入りのための小さな橋が並んでいます。 “水の流れと共にある暮らし”を感じさせる風景が素敵です。この小川には特に定まった名称はなく、地元の人たちはそれぞれに「前の川」や「裏の川」、あるいは「横の川」などと呼んでいるそうですよ。ちょっとおもしろいですね。

お堂やお地蔵様、道祖神など、昔ながらの風景が味わい深い

お堂やお地蔵様、道祖神など、昔ながらの風景が味わい深い

写真:沢原 馨

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集落の端の方、小川の上流側には集落全体を見守るように薬師堂が建ち、その横には大黒様の石像が佇んでおられます。この大黒様、60年に一度建立され、代々継承されてきたものだとか。現在の大黒様は昭和58年(1983年)の建立で、次の建立は平成55年(2043年)。そうやって、子の代、孫の代へ引き継がれていくのでしょうね。

お堂やお地蔵様、道祖神など、昔ながらの風景が味わい深い

写真:沢原 馨

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薬師堂の横には水車小屋が設けられ、水神様も祀られています。白馬村には徒歩や自転車で名所を巡る「白馬小径」というルートが設定されていますが、この水車小屋も「白馬小径」の立ち寄りスポットのひとつ。水車の景観がフォトジェニックで、記念写真を撮るにもいいところです。

お堂やお地蔵様、道祖神など、昔ながらの風景が味わい深い

写真:沢原 馨

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集落の中の道の途中でも、お地蔵様が道行く人たちを見守っておられます。素朴な表情が素敵なお地蔵様です。日頃から地元の人たちに大切にされている様子がうかがえて、ちょっとほっこりした気分になります。旅の安全を願って手を合わせていきたいですね。

見逃せない!蕎麦の花と稲穂が織り成す田園美!

見逃せない!蕎麦の花と稲穂が織り成す田園美!

写真:沢原 馨

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家々の並ぶ集落中心部の周辺には、長閑な田園地帯が広がっています。長野県と言えば、やっぱり蕎麦。この辺りにもたくさんの蕎麦畑があって、八月の終わりから九月の上旬にかけて、白く可憐な花を咲かせます。その景観がとても美しいのです。気の向くままに歩いてみれば、さまざまに魅力的な風景に出会えます。のんびりと散策を楽しみましょう。

見逃せない!蕎麦の花と稲穂が織り成す田園美!

写真:沢原 馨

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集落中心部から北側へ抜け出ると、山々に抱かれるようにして田畑が広がっています。水田と蕎麦畑が入り交じって、黄金の稲穂と白い蕎麦の花がパッチワークのように山間の農地を彩っています。農地の背後には緑の木々が茂り、さらにその向こうには遠い山々の稜線が見え隠れします。“絶景”と言っていい、美しい風景です。

見逃せない!蕎麦の花と稲穂が織り成す田園美!

写真:沢原 馨

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稲穂と蕎麦の花とが織り成す風景は見る場所によって少しずつ表情が違っていて、飽きることがありません。つい何度もカメラを向けてしまいます。

訪れたときに天候に恵まれなくても落胆する必要はありません。晴れた日の田園風景は美しいものですが、日差しの無いときでもまた別の味わいがありますよ。トーンを抑えた色彩が風趣に富んだ風景を見せてくれます。遠くの山々が白く霞んでいるのも幻想的な味わいですね。晴れた日には見ることのできない風景を楽しみましょう。

「和田野の森」へ足を延ばして樹林散歩を楽しもう

「和田野の森」へ足を延ばして樹林散歩を楽しもう

写真:沢原 馨

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「せせらぎの里」から松川を挟んで西に3kmほど離れたところに、「和田野の森」と呼ばれる樹林地があります。「和田野の森」は樹林の中にホテルやレストラン、別荘などが点在する、リゾートエリア。洒落たデザインの建物も多く、とっても素敵な雰囲気です。

「和田野の森」の中には小さな教会も建っています。なかなか素敵な意匠の建物です。その教会で挙式、近くのホテルで披露宴というカップルも少なくないようです。木々に包まれた教会とホテルでウェディング。若い女性の憧れかもしれませんね。

「和田野の森」へ足を延ばして樹林散歩を楽しもう

写真:沢原 馨

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「和田野の森」を西に通り抜けると八方尾根スキー場の咲花ゲレンデ。青々と草の茂ったゲレンデに放牧された牛たちの姿を見ることができるかもしれません。牛たちの姿を眺めていると、こちらに気付いた牛が顔を向けてくれます。かわいいです。

「和田野の森」へ足を延ばして樹林散歩を楽しもう

写真:沢原 馨

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「和田野の森」の中にはリゾートホテルやペンションなどが点在しています。そのどれかに宿泊して、翌朝、朝食前に樹林散歩に出かけてみるのもお勧めですよ。少し湿り気を帯びた朝の空気を肌に感じながらの樹林散歩、心地良いひとときです。樹林地の中を一巡りしてくれば、ホテルでの朝食もよりいっそう美味しいですよ。

しっとりと静かな初秋の白馬村へ、夏の喧噪を忘れる小旅行

白馬村は標高700mほどの高原に位置していますが、真夏には意外に暑くなります。盆地の地形だからでしょう。でもさすがに秋の訪れは早く、八月が終わる頃にはすっかり初秋の気配を漂わせます。のんびりと静かな時間を過ごすのにピッタリの、夏の終わりの白馬村。夏の喧噪に疲れてしまった方、夏に休みがとれなかった方、癒やしの小旅行に出かけてみては?

近くの方は日帰りでも楽しめますが、できれば宿泊してゆったりと楽しみたいものです。白馬村には宿泊施設が数多くありますので、好みで選べばいいですね。「和田野の森」の中に建つホテルでちょっと贅沢気分を味わうのもお勧めですよ。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2013/09/07 訪問

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