写真:高田 真美
地図を見るアドリア海に面した「モノポリ(Monopoli)」の旧市街は、中世に築かれた城壁で囲まれる魅力的な町。アドリア海の透き通った海の色と、白い建物が並ぶ旧市街のコントラストが、なんとも美しい景観を作り出しています。
写真:高田 真美
地図を見るモノポリ旧市街の港の横には、石造りの頑強な城塞が立っています。この城塞は、16世紀にこの地方を制したスペイン王によって築かれたもの。城塞の中を見学することもできますが、正午から夕刻まではシエスタで閉まってしまいますので、ご注意を!
写真:高田 真美
地図を見るモノポリは古くから漁村として栄えていた町。旧市街の港には、小さな漁船が数多く停泊しており、漁師さんが仕事をしている姿を見ることができます。
写真:高田 真美
地図を見るモノポリの港には、普通の漁船の他に、青と赤でペイントされた「ゴッツィ(Gozzi)」と呼ばれる木製のボートがたくさん停泊しています。この「ゴッツィ」は中世から使われてきたモノポリの伝統的な手漕ぎボートで、モノポリでは、今でもこの手漕ぎボートが使われているんですよ。
写真:高田 真美
地図を見る港の周辺には、水揚げされたばかりの魚介類を売る魚屋さんもあります。お料理好きの方は、キッチン付きの宿泊施設に宿泊して、魚屋さんで獲れたての魚介類を仕入れて、料理するのも楽しいですよ!
写真:高田 真美
地図を見る城壁の内側には、細い石畳の道が迷路のように続く旧市街の街並みが広がっています。洗濯物がはためく路地があったかと思えば、お洒落なB&Bやブティックホテルが並ぶ通りがあったり、バロック様式の壮麗な館があったりと、散策がとても楽しい町です。
写真:高田 真美
地図を見るモノポリの旧市街には、レストランやバーが数多くあり、夜になると、地元の人や観光客で賑わいます。治安も良いので、夜間も心おきなく、散策することができますよ。
写真:高田 真美
地図を見るモノポリの旧市街には、20近くもの教会があります。その中でも際立って美しいのが、バロック様式のカテドラルです。このカテドラルは、もともと12世紀に建てられたものを、18世紀にバロック様式で建て直したもの。カテドラルには、12世紀に筏に乗ってモノポリの海岸に打ちあげられたというマドンナのイコンや、筏の木材が保管されています。
写真:高田 真美
地図を見るモノポリの教会群の中でも特にユニークなのが、マドンナ・デル・ソッコルソ(Madonna del Soccorso)という地下聖堂です。知らないと通り過ぎてしまいそうな木製の扉が地下聖堂への入口。扉の中にある階段を降りていくと、地下には、岩をくり抜いて造られた11世紀のクリプト(地下聖堂)があるのです。地下聖堂への入口の扉の上についている彫刻はプーリア地方の著名な彫刻家によって16世紀に彫られたもの。可愛らしい彫刻とギリシャ文字が刻まれています。
写真:高田 真美
地図を見るモノポリでは、サンタマリア・デル・スッフラジョ教会(Chiesa Santa Maria del Suffragio)も見逃すことはできません。この教会には、プルガトリオ教会(Church of Purgatorio)という別名があります。プルガトリオ(煉獄)というのは、天国と地獄の間にあり、小罪を犯した死者の魂が苦罰によって浄化される場所。一見、普通の教会に見えるのですが、よく見てみると、教会の扉やファサードは骸骨やドクロの彫刻で埋め尽くされています。教会の内部には、神父のミイラも飾られているんですよ。
写真:高田 真美
地図を見るモノポリの旧市街から南には、美しい海岸線が続いています。旧市街から続く遊歩道を歩いていくと、美しい岩場やビーチが次々と現れます。
写真:高田 真美
地図を見る旧市街散策に疲れたら、水着を持って、お気に入りのスイミングスポットを見つけてみてはいかが?
南イタリアのプーリア地方には、バーリ(Bari)とブリンディッシ(Brindisi)という2つの主要空港があり、ヨーロッパの主要都市からフライトが就航しています。
モノポリは、バーリとブリンディッシの中間に位置しているため、バーリ中央駅からは鉄道で20分、ブリンディッシ中央駅からは鉄道で40分、と短時間でアクセスすることができます。また、オストゥーニ、レッチェ、アルベロベッロといった人気の観光地へも日帰りが可能ですので、モノポリをプーリア地方観光のベースとして利用するのもおすすめです。
この記事を書いたナビゲーター
高田 真美
オーストラリア在住。旅行が好きで、世界中を飛び回っています。「SOWHATの世界旅日記」「メルボルン美味しい生活」という2つのブログを運営しています。
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