ブラタモリで注目!「会津さざえ堂」はダビンチも創れなかった不思議な二重螺旋迷宮?

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ブラタモリで注目!「会津さざえ堂」はダビンチも創れなかった不思議な二重螺旋迷宮?

ブラタモリで注目!「会津さざえ堂」はダビンチも創れなかった不思議な二重螺旋迷宮?

更新日:2016/07/08 12:07

水津 陽子のプロフィール写真 水津 陽子 地域活性化・まちづくりコンサルタント

福島県会津若松市、白虎隊自刃の地として知られる飯盛山に、不思議な仏堂があります。その形がさざえに似ていることから「さざえ堂」と呼ばれています。その内部には、参拝者が上り下りするためのらせんスロープがありますが、不思議なことに、そこでは登る人と降りる人が遭遇することは決してありません。世にも不思議な二重らせんのスロープは、ダビンチもスケッチに描いていますが、それが実在するのは世界でここだけ!必見です

さざえ堂はダビンチも創れなかった?二重螺旋構造の建物が世界で唯一存在する場所

さざえ堂はダビンチも創れなかった?二重螺旋構造の建物が世界で唯一存在する場所

写真:水津 陽子

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通称「さざえ堂」は、飯盛山「戸ノ口堰洞門」の近くにある、1796年に建立された、高さ16.5m、六角三層の仏堂です。正式名称は「旧正宗寺円通三匝(さんそう)堂」といいます。

さざえ堂という仏堂形式は、江戸中期頃、関東から東北周辺で見られたということですが、塔の形をしているのはここ会津にあるものだけです。仏堂建築としては、他に例を見ない特異な二重螺旋構造をしています。

かのレオナルド・ダビンチのスケッチにも、二重螺旋のスロープを描いたものがありますが、建物として実在するのは、世界広しといえども、ここだけとのことです。さざえ堂は、1996年、国の重要文化財に指定されました。

2014年公開の映画、実写版「ルパン三世」のロケ地にもなりました。

ここにしかない木造のラビリンス!会津に来て二重螺旋迷宮の謎を解け!

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写真:水津 陽子

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さざえ堂は、正面から入ると、右廻りにスロープがらせん状に登っていきます。しかし、頂上で橋を渡ると、下りの左回りのスロープに変わり、最後は建物の後ろ側に出ます。

階段はなくスロープであることも、構造上意味があるのでしょうか。登り降りの角度はやや急で、ちょっと気を抜くと、転げ落ちそうにもなります。しかし、この謎めいた建物は、そのらせん構造ゆえ、この先には何が現れるのだろうという、スリルとワクワク感もあります。実際に歩いて、その謎解きをするもの楽しいかもしれません。

お堂に登り、一巡すれば、西国札所の三十三観音像に一度にお参りできる!

お堂に登り、一巡すれば、西国札所の三十三観音像に一度にお参りできる!

写真:水津 陽子

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お堂の中には、西国札所の三十三観音像が祀られていています。お堂に登り、上り下りを一巡すれば、西国観音札所の巡礼を終えたことになるそうです。江戸時代、ここは庶民のための即席巡礼観音堂だったんですね。

三匝堂の「匝」は「めぐる(匝る)」という意味があり、三回めぐりながら観音様をお参りすることになります。

お堂の上から、眼下に宇賀神堂、戸ノ口堰、そして会津のまちを臨む

お堂の上から、眼下に宇賀神堂、戸ノ口堰、そして会津のまちを臨む

写真:水津 陽子

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さざえ堂は、仏堂でありながら、窓があり、外の景色を見ることができます。高さ16mといえば、ビルだと4-5階の建物になります。てっぺん近くに行くと、さざえ堂の周りにある「宇賀神堂」や「戸ノ口堰」だけでなく、会津のまちが一望できます。

宇賀神堂には、飯盛山で自刃した白虎隊士19人の霊像が安置されています。戸ノ口堰洞穴は、戸ノ口原で敗れた白虎士20名が潜ったとされています。

外観だけでなく、登ってこそ「さざえ堂」!名物受付さんも見逃さないで

外観だけでなく、登ってこそ「さざえ堂」!名物受付さんも見逃さないで

写真:水津 陽子

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見ていると、さざえ堂の前で記念写真だけ撮って、帰っていく人が結構います。登れると知らないのかもしれませんが、これだけ珍しい建物はめったにありません。せっかくここまで来たのですから、是非、登って巡礼のご利益も得て帰って頂けたらと思います。

また、券販所の受付の方で、すごく面白い方がいて、券を買うと、世にも不思議な建物の説明をしてくれるのですが、それが何か口上のような調子で、結構楽しいです。係りの方は何人かおられるようですが、名物受付さんに会えたら、さらに思い出深い旅になるかもしれません。

拝観時間:(1月〜3月)09:00〜16:00 (4月〜12月)08:15〜日没
拝観料:大人400円、高大学生300円、小中学生200円

飯盛山の観光ルートは、天候や体の状態に合わせて、選びましょう。

飯盛山には、白虎隊ゆかりの観光スポットが点在しています。会津若松駅からは、まちなか周遊バス「あかべぇ」を利用すると5分ほどで、飯盛山入口に着きます。真っ直ぐ行くと、白虎隊自刃の地へ続く長い階段が見えます。

雪などで足元が悪い時や足腰が弱い方などは、その横にある動く坂道・スロープコンベア(大人250円)を利用すると良いでしょう。さざえ堂に直接行かれる場合は、階段の上り口にある「白虎隊記念館」の前を通っていくと、さざえ堂の前に出ます。さざえ堂の下に降りていくと「戸ノ口堰洞門」があります。

飯盛山入り口には、お土産物屋さんや会津柳津名物の『あわまんじゅう』を販売している小池菓子舗などもあります。あわ(粟)まんじゅうは、ほんとうにふわふわして、他ではない食感と味です。温かいものを1つから買えますので、是非、帰りに一つ食べて帰ってください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/12/24 訪問

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