千葉・館山「城山公園」&「周辺穴場スポット」まるごと散策

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千葉・館山「城山公園」&「周辺穴場スポット」まるごと散策

千葉・館山「城山公園」&「周辺穴場スポット」まるごと散策

更新日:2017/09/06 09:54

村松 佐保のプロフィール写真 村松 佐保 WEBライター

温暖な気候に恵まれ、青い海や季節を彩る花々、緑あふれる山々が魅力的な南房総館山には人気の観光スポットがたくさんありますが、今回はJR館山駅からも利便性のいい城山公園とその周辺に点在する穴場をご案内いたします。緑に包まれた美しい城山公園は一年を通じて多くの方々で賑わっています。そしてその周りでひっそりと私たちを迎えてくれるレアスポット。館山市街の対照的な見どころをまるごと散策してみませんか。

季節の花々が美しい「城山公園」

季節の花々が美しい「城山公園」

写真:村松 佐保

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館山市街を歩いていると、まず目に入ってくるのが城山公園の山頂にそびえる館山城(八犬伝博物館)です。この公園にはかつて戦国大名里見氏の最後の居城がありました。現在はその中腹に館山市立博物館本館、そして山頂には三層四階天守閣形式の館山城が建っています。本館では里見氏関連や安房の歴史などが紹介され、八犬伝博物館では『南総里見八犬伝』に関する各種資料が展示されています。

梅、水仙、桜、つつじ、あじさいなど四季折々の植物が彩る小径を登っていくと、標高65メートルほどの山頂に到着します。眺めの素晴らしいこと! 北側には館山湾やはるか遠くに連なる山々、そして美しい市街地。空気が澄んだ日には富士山も臨めます。南に目を向ければ、どこか懐かしさがこみあげてくる田園風景。

また園内には孔雀のほかウサギやアイガモなどの小動物が飼育されている「孔雀園」、万葉集で詠まれている植物が植えられた「万葉の径」、さらに「つつじ園」や「日本庭園」などと趣ある景色が広がっています。城山公園で自然や歴史をたっぷりと堪能してください。

まさに異次元の世界「館山海軍航空隊赤山地下壕跡」

まさに異次元の世界「館山海軍航空隊赤山地下壕跡」

写真:村松 佐保

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城山公園の西側に位置する館山海軍航空隊赤山地下壕跡(通称赤山地下壕跡(あかやまちかごうあと))は、館山市を代表する戦争遺跡のひとつです。東京湾の入口に位置する館山は江戸を守るための大切な場所であったことから戦争遺跡が多く残っていますが、中でも赤山地下壕跡は全長(合計で)1.6キロもある全国的にも大きな壕です。

受付を済ませヘルメットを装着して豪内へ入るとひんやりした空気に肌がおおわれ、まさに異次元の感触です。想像以上に広々とした豪内は工作格納庫や応急治療所、自力発電所など目的に応じて分けられていたことがうかがえます。通路は凹凸のあるところや天井の低いところもありますので、足元にお気を付けてお進みください。

赤山地下壕跡は「城山公園前」のバス停がある県道257号を1.5キロほど西に進んだところにあります。バス停「宮城」からは徒歩3分ほどです。開壕時間や入壕料など詳細は、下記MEMO「館山市観光協会 赤山地下壕跡」でご確認ください。

金粉を敷き詰めたような輝き「ヒカリモ群生地」

金粉を敷き詰めたような輝き「ヒカリモ群生地」

写真:村松 佐保

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ヒカリモという言葉を聞いたことありますか? ヒカリモとは藻類(そうるい)といわれるもので、暗闇で光を反射させて黄金色に光って見えることが名前の由来です。それぞれの個体がミクロ単位の大きさで水中に浮かんでいるそうです。ヒカリモ自体に発光能力はないのですが、気候の条件などによって水面に膜を張ったように浮かび上がります(写真)。日本各地の水のきれいな洞窟や、山陰などの池に生息しています。城山公園の南側にもヒカリモ群生地があります。ゆっくり歩いて小径の山肌に開いた洞穴を見つけてください。中をのぞき込むと、金粉を敷き詰めたような輝きが浮かび上がっているのが見えます。

ヒカリモ群生地までは、城山公園南側の田園地帯に出てしまえば7,8分です。小径に案内板がありますのでご確認ください。バス停「館山小学校前」からは徒歩で20分ほどになります。

館山市天然記念物「沼のびゃくしん」

館山市天然記念物「沼のびゃくしん」

写真:村松 佐保

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1961年に館山市の天然記念物として指定された沼のびゃくしん(写真鳥居奥の大木)は、十二天神社(じゅうにてんじんじゃ)の境内にあります。大きさは、幹周(地上1.5mの樹幹周囲)7.45m、樹高17m、枝張りは東西20m、南北24mと、県内最大のびゃくしんです。

ビャクシン(柏槇)とは、イブキ(伊吹)・ビャクダン(白壇)とも呼ばれるヒノキ科の常緑針葉樹で、木目のつんだ固い木です。宮城県以南の本州から四国、九州などの海岸沿いの岩地に自生しているほか、神社の境内や庭園に植栽された木も多くあります。

十二天神社はヒカリモ群生地からほど近いところです。あぜ道を歩いていると、田園の一角にひっそりと鎮座している鳥居が見えます。何百年もの時代を超えて生き続けている沼のびゃくしんをぜひご覧になってください。

山全体に四国霊場を遷した「安房高野山八十八ヶ所霊場」

山全体に四国霊場を遷した「安房高野山八十八ヶ所霊場」

写真:村松 佐保

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安房高野山八十八ヶ所霊場は、安房国開山400年以上の歴史を誇る高野山真言宗妙音院にあります。

1895年(明治28年)に上総国の前羽覺忍(まえばかくにん)という老尼僧が来山されて、「私は弘法大師を信心し、四国八十八ヶ所の霊場を遠くの地でも礼拝できる場を作りたいと願い、全国行脚しています。夢で安房に霊山があるとのお告げを受け、房州各地を巡り来てみると夢で見たそっくりの場所を見つけました。どうぞこちら妙音院に霊場を…。」(下記メモ「安房高野山妙音院」より)と住職に懇願して開基することとなったといわれています。

安房高野山八十八ヶ所霊場(写真は入り口)はゆっくり歩いても一周20分から30分でまわることができます。この世に生まれた奇跡に感謝する出生門からはじまり、米寿の88番までをじっくり味わいながら歩いてみてください。弘法大師様が白い犬と黒い犬のみちびきによって高野山の地を発見されたという伝説から、ペットと一緒にお参りすることもできます。

安房高野山妙音院は、沼のびゃくしんから徒歩10分ほどのところにあります。バス停「上真倉(かみさなぐら)」からは徒歩3分ほどです。

館山の有名観光スポット城山公園と周辺に広がる穴場散策はいかがでしたでしょうか!

館山市街を歩いているとまず目に入ってくるのが山にそびえる館山城です。ぜひ一番に訪れてみてください。でもそれだけでは勿体ない! 周辺に点在するレアなスポットにもどうぞ足を延ばしてください。戦争遺跡「赤山地下壕跡」、黄金色に光る「ヒカリモ群生地」、館山市天然記念物「沼のびゃくしん」、「安房高野山八十八ヶ所霊場」などと貴重な体験ができます。

城山公園までのアクセスは、JR内房線館山駅からバスで「城山公園前」まで10分ほどです。徒歩でも2キロ弱ですが、レンタサイクルも便利ですね。また、東京方面からの高速バス「房総なのはな号」も快適です。お車の方は城山公園内に駐車場があります。詳細は、下記MEMO「館山市 城山公園」でご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2016/04/26−2016/10/25 訪問

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