近畿の屋根・奈良県「大台ケ原」で真夏の涼とスリルを満喫しよう!

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近畿の屋根・奈良県「大台ケ原」で真夏の涼とスリルを満喫しよう!

近畿の屋根・奈良県「大台ケ原」で真夏の涼とスリルを満喫しよう!

更新日:2017/08/03 17:23

モノホシ ダンのプロフィール写真 モノホシ ダン 総合旅行業務取扱管理者、総合旅程管理主任者

奈良県と三重県の県境にある標高約1600mの「大台ケ原」は、別名“近畿の屋根”とも言われる多雨地帯で、1年間に大阪市や奈良市の約3倍、平均約4800mmの降水量があります。また大台ケ原の夏は平地よりも約10度も気温が低く絶好の避暑地です。大台ケ原にある一般登山者向けの「東大台」コースでは手軽にトレッキングが楽しめます。真夏の涼と絶景ポイント「大蛇ー」でスリルを満喫しに大台ケ原へ行って見ませんか?

東大台ケ原自然観察路を歩こう

東大台ケ原自然観察路を歩こう

写真:モノホシ ダン

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大台ケ原へのアクセスは国道169号線の新伯母峰トンネルの分岐点から大台ケ原ドライブウェイを経由して約20kmの道程です。駐車場は乗用車約200台分の駐車スペースがあり、ビジターセンタや大台ケ原物産店なども併設されています。物産店では食堂があり、売店で「熊よけの鈴」も売っています。不安な方はお守り代わりに購入しましょう。

なお、大台ケ原は「東大台」と「西大台」に分けられますが、一般登山者は「東大台ケ原自然観察路」を歩くことになります。ルートは大台ケ原駐車場から、シオカラ谷吊り橋〜大蛇ー〜牛石ケ原〜正木ケ原〜日出ケ岳〜大台ケ原駐車場と一周して約9km、徒歩約4時間の行程です。トイレは駐車場にしかないので必ず済ませるようにしましょう。

東大台ケ原自然観察路を歩こう

写真:モノホシ ダン

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駐車場からシオカラ谷吊り橋までは、急な下り坂を約30分の行程です。逆に吊り橋から大蛇ー(だいじゃぐら)入り口までは急な上り坂を約50分の行程です。観察路は岩がゴロゴロしてかなり足場も悪いです。東大台コースでいちばんハードな観察路です。

脚力に自身のない方は、大台ケ原駐車場から「中道」を通って尾鷲辻〜牛石ケ原〜大蛇ーのコースを歩くようにしましょう。シオカラ谷吊り橋経由のコースよりもはるかに平坦で歩きやすいです。所要時間も約20分ほど短いです。

東大台ケ原自然観察路を歩こう

写真:モノホシ ダン

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シオカラ谷吊り橋付近の観察路を歩いていて驚かされるのは、樹木が根こそぎ倒れている光景が多いことです。9月の台風シーズンには1日で約1000mm(1メートル)の雨が降ったとの記録もあり、大台ケ原の気象の厳しさを実感させる光景です。

「大蛇ー」でスリルと眺望を満喫

「大蛇ー」でスリルと眺望を満喫

写真:モノホシ ダン

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大台ケ原を代表する景勝地が「大蛇ー(だいじゃぐら)」です。眼前には大峰山系が屏風のごとく屹立し、眼下は約1000mの断崖絶壁で、高いところが苦手な方は恐怖感に思わず足がすくんでしまうかも知れません。大蛇ーの岩の上は滑りやすいので、安全のため軍手を着用し、腰を落として座りながら移動することをおすすめします。

「大蛇ー」でスリルと眺望を満喫

写真:モノホシ ダン

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大蛇ーの展望所の先端部分の安全柵のところまで行って見ましょう。冷や汗をかきながら言葉どおり大蛇の背に乗ったような感覚を味わうことができます。ちなみに「ー」とは切り立った崖のことです。

「大蛇ー」でスリルと眺望を満喫

写真:モノホシ ダン

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せっかく苦労して大蛇ーまでやってきたのですから存分にパノラマビューを楽しみましょう。右手の崖には落差約250mと言われる「中の滝」が見えて秘境感たっぷりです。

牛石ケ原の光景

牛石ケ原の光景

写真:モノホシ ダン

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さらに大蛇ーから左手のほうを望んでみましょう。青く水をたたえている湖は「坂本ダム湖」です。大蛇ーのはるか下を流れる「東の川」が流れ込んでいるダム湖です。

牛石ケ原の光景

写真:モノホシ ダン

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大蛇ーをあとにしたら神武天皇像のある「牛石ケ原」に行って見ましょう。写真の牛が寝ているような形をした「牛石」は昔、高僧の法力によってたくさんの妖怪を封じ込めた石といわれています。この石は叩くと雨が降るという言い伝えがあります。このあたりは草原のように平坦で歩きやすいところです。

牛石ケ原の光景

写真:モノホシ ダン

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牛石ケ原にある「神武天皇の銅像」は、大台ケ原を開山した岐阜県出身の「古川嵩(ふるかわかさむ)」氏が、神武天皇東征の故事に倣って1928年(昭和3年)に建てたものです。高さ約2m、銅像の本体の重量は約4.5tもあります。

銅像は大阪の工場で作られ、6個に分割されて船で尾鷲港に陸揚げされました。そこからは陸路でここまで人力で運び込まれて溶接されました。その苦労は一冊の本が書けるほど大変なものだったそうです。

野生動物たちを感じるポイント

野生動物たちを感じるポイント

写真:モノホシ ダン

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観察路を歩いているとよく野生のシカを見かけます。さすがに野生だけに奈良公園にいるシカとは精悍さが違います。鹿の行動で、こちらを黙って見ているときは安全確認のためで、下を向いて草を食べているときは安心している時です。

野生動物たちを感じるポイント

写真:モノホシ ダン

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牛石ケ原を過ぎると、「正木ケ原」という針葉樹のトウヒの立ち枯れた姿が目立つ空き地に出ます。台風やシカの食害などにより白く立ち枯れたその姿は北海道野付半島のトドワラを思わせる景観です。

野生動物たちを感じるポイント

写真:モノホシ ダン

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正木ケ原には「ヌタ場」という動物の水飲み場や泥浴び場として利用されている水たまりがあります。ここで動物たちは手の届かないかゆみを取るために「ヌタ場ころがり」と言って回転しながら背中の虫をとったりします。またここに残されている足跡で動物の種類が判ったりもします。

大台ケ原に棲んでいる動物たちは、ニホンジカのほかにツキノワグマやテン、ノウサギ、アナグマ、カモシカなどですが、日中はニホンジカ以外は滅多に見かけることはありません。

大台ケ原の最高峰「日出ケ岳」

大台ケ原の最高峰「日出ケ岳」

写真:モノホシ ダン

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大台ケ原の最高点は「日出ケ岳」(1695m)で、写真のような展望台が建っています。晴れて視界のいい時には遠く富士山を望むこともできます。ベンチがあるのでゆっくりと休憩するのもいいでしょう。

大台ケ原の最高峰「日出ケ岳」

写真:モノホシ ダン

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日出ケ岳展望台付近から正木峠方向を望んだ写真です。植栽保護のため木道が連なっています。大台ケ原は、熊野灘から直線距離で約15kmしか離れていないため海から湿った空気が流れてきて霧が発生しやすいところです。晴れて視界が良ければ海を見ることもできます。

大台ケ原の最高峰「日出ケ岳」

写真:モノホシ ダン

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360度の眺望を誇る「日出ケ岳山頂」からは山々が幾重にも折り重なる光景を見ることができます。ここから大台ケ原駐車場までは約40分の道程です。駐車場までは下り坂が続くので比較的楽に下山することができます。

大台ケ原の観光シーズンは4月下旬から11月下旬まで

いかがでしたか。大台ケ原の観光シーズンはドライブウェイの冬季閉鎖があるため毎年4月下旬から11月下旬までとなっています。とくにおすすめの時期は夏と秋です。夏は地上よりもはるかに涼しく、秋は紅葉が見事です。しかし秋の週末は駐車場に車が入りきれないほどに混雑します。また秋の混雑時にはいちばんのビュースポット「大蛇ー」も観光客で長い列ができて大混雑します。

秋に訪れるならばなるべく週末は避けましょう。それに比べると夏は涼しく観光客も少ないのでゆっくりと景色を楽しむことができます。ただ夏は天候が急変しやすいので訪れる前に必ず気象状況をチェックし、雨具(カッパがおすすめ)を必ず持参しましょう。また山中は自動販売機もないためにスポーツドリンクも必需品です。大台ケ原「東大台コース」で楽しい夏のトレッキングに出かけてみてはいかがでしょうか。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2012/08/22 訪問

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