写真:かのえ かな
地図を見る明神池は、自然の神秘でつくられた奇跡の池です。奇跡の理由は2つあります。ひとつは笠山と本土が砂州で陸続きになったときに、ここだけが埋め立てられずに残ったこと。もうひとつは、溶岩のすき間を通って海水が入り込んでくることです。
このようにして出来上がった天然の塩水池は、1923年(大正13年)に国の天然記念物に指定されています。
写真:かのえ かな
地図を見る明神池は大池、中ノ池、奥ノ池の三部から成り立っています。一般的な池と同じく、面積はそれほど大きく感じられません。
そんな小さな空間を真鯛、イシダイ、ヒラメ、アカエイ、クサフグといった海水魚たちが、ところ狭しと泳いでいるのですから不思議です。
「天然の水族館」なんて呼ばれることもありますが、本物の水族館でもひとつの水槽にこれだけの種類の魚が泳いでる光景はめったに見られないことでしょう。
写真:かのえ かな
地図を見る魚たちはあちこちを泳ぎ回り、いたるところで飛び跳ねています。でも、魚が元気すぎて撮影するのはひと苦労です。シャッターチャンスを逃さないようにしましょう。ちなみに写真は、ボラの集団とイシダイです。
写真:かのえ かな
地図を見る明神池の奥を見ると、鳥居が建っているのが分かります。歩いて1〜2分で行けるので、ぜひこちらも行ってみましょう。
写真:かのえ かな
地図を見る鳥居の奥にあるのは、厳島神社です。毛利元就が信仰していた広島の厳島神社から神仏の分霊を迎え入れたことによって、建てられました。家運隆盛のご利益があるとして信仰されています。
写真:かのえ かな
地図を見るさらに厳島神社周辺では、地元猫がのんびりとくつろぐ姿が見られます。まさに、猫好きにとっては楽園です。
池のほとりで蝶を追いかけてる猫もいれば、写真のように石燈籠のすき間に入って毛づくろいしている猫もいます。猫好きの方は、気付けばここに長居していた・・なんてことになるかもしれません。
写真:かのえ かな
地図を見る厳島神社の横にある道を登れば、笠山に行くことができます。距離は約1.3kmで所要時間は約20〜30分です。
道は整備されており、それほど急な坂ではないので、プチ山登りの気分で歩けます。スニーカーなど歩きやすい靴を準備していきましょう。
写真:かのえ かな
地図を見る笠山は標高112mの小さな活火山です。日本で最も小さな火山といわれているほか、東洋一、さらには世界一小さな火山とも称されています。
笠山周辺のエリア一帯は、北長門海岸国定公園に指定されています。かつては昭和天皇が行幸したこともあることから、観光地としても注目を集めるようになりました。
写真:かのえ かな
地図を見る笠山の頂上には3階建ての展望台があり、無料で利用することができます。展望台からの眺めはバツグンで、日本海に浮かぶ小さな島々と行き交う船を見ることができます。
写真の手前に浮かぶのは「九島」。その奥には萩城の詰丸が築かれた「指月山」と「菊ヶ浜」が広がります。
写真:かのえ かな
地図を見る下へ下へと伸びる階段で深さ30mまで潜れば、笠山の火口跡を見ることができます。
写真:かのえ かな
地図を見る階段で降りた先にあるのは、カメラではおさめきれない程の大パノラマな火口跡。直径30m・深さ30mの空間は、周囲が溶岩の壁に覆われ、迫力満点です。
遠くに見える太陽の光が草木を照らしてキラキラ輝く姿も美しく、自然が織りなす絶景に思わず息をのんでしまいます。
写真:かのえ かな
地図を見るこうして溶岩を間近で見られるのも貴重ですね。
東萩駅から明神池までは、自転車で約25分となっています。なので、自然探索がてらサイクリングをするのもおすすめです。
明神池から笠山を自転車で登るのは、人によっては難しいかもしれません。そんなときは、明神池の横にある駐輪スペースを使うと良いですよ。
東萩駅前のレンタサイクルは、「萩ロイヤルインテリジェントホテル」の1階にあります。アクティブに萩観光を楽しんでみてくださいね。
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(2025/2/19更新)
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