写真:堀内 京子
地図を見る長崎市野母崎は九州本土最西南端に位置し、平均気温18℃と気候的にも温暖です。観光スポットは長崎県亜熱帯植物園・水仙の里公園・軍艦島資料館・権現山展望公園など、温泉施設は野母崎海の健康村があります。
水仙の里公園(野母崎総合運動公園内)では例年12月から水仙が咲き始め、開花時期に合わせて毎年「のもざき水仙まつり」が行われており、遠方からもたくさんの方が水仙見物に訪れています。約1,000万本の水仙が咲き誇り、散策していると、どこからともなく芳香が漂ってきます。
写真:堀内 京子
地図を見る目の前には野母崎の美しい海が広がり、軍艦島(端島)も一望できます。水仙の甘い香りに潮風の香り、そして花と海・空のコントラストがとても美しいことから2001年、環境省の「かおり風景100選」に選ばれています。目でも鼻でも楽しめるイベント「のもざき水仙まつり」は是非お勧めです。
イベント期間中には水仙プレゼント(各日、本数限定)や写真コンクールなども行われます。公園入口にある「のもざき物産センター」では地元の海産物や菓子、軍艦島グッズなどを販売しており、地元特産の高級珍味「からすみ」もお土産に人気です。
写真:堀内 京子
地図を見る野母崎総合運動公園内に「軍艦島資料館」があり、石炭採掘や島での暮らしの様子など当時の貴重な資料が写真やパネルを使い分かりやすく紹介されています。資料館のウッドデッキに設置されている双眼鏡を利用すると約4.5km先にある軍艦島がとても間近に見え、アパートなどもよく見えます。
沖合に浮かぶ端島(はしま)は、周囲約1.2kmの小さな島です。江戸時代後期に石炭が発見され明治時代になると本格的に石炭採掘が開始されました。最盛期には約5,300人が暮らし、とても賑わっていました。鉄筋コンクリートが建ち並ぶ姿が軍艦に似ていることから「軍艦島」と呼ばれるようになりました。
1916年に建てられた7階建てのアパートは日本最古の鉄筋コンクリート造りの高層アパートと言われています。残念ながら1947年に炭鉱が閉山となり、その後無人島となりました。現在は島の一部を見学出来る「軍艦島上陸ツアー」が人気を呼んでいます。
軍艦島資料館 長崎市野母町568−1 野母崎総合運動公園管理棟
営業時間 9:00〜17:00、入館料 無料
写真:堀内 京子
地図を見る野母崎総合運動公園から車で約2分の場所に建つ「野母崎海の健康村」は観光の拠点としての宿泊、立ち寄り湯にもお勧めです。レストランのメニューは鯛茶漬け・長崎和牛ステーキランチ・海鮮丼セット・寿司御膳などもあり、食事と温泉を楽しまれてはいかがでしょう。
大浴場からも海が見えて開放感があり、打たせ湯やサウナ付き。浴槽はゆったりと広く寛げます。こちらの宿でも軍艦島クルージングや上陸観光の受付をしています。クルージングでしか見ることが出来ない軍艦島の裏側見物も好評です。
野母崎 海の健康村 長崎市野母町692−1
外来入浴時間 10:00〜21:00、入浴料金 400円
日本三大水仙郷として、越前海岸(福井県)・南房総(千葉県)・淡路島(兵庫県)が有名ですが、野母崎はそれに次ぐ水仙の出荷地としても知られています。野母崎へのアクセスは長崎市・長崎駅前から車で約45分の距離になります。バス利用の場合は長崎駅から長崎バス樺島行きまたは岬木場行きで約50分、バス停「野母崎運動公園前」下車、徒歩すぐです。長崎市街地観光から少し足をのばして野母崎へも是非お出かけください。
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(2024/9/11更新)
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