福岡県福津市の「宮地嶽神社」は、福岡市の東、北九州市との中間に位置し、JR福間駅からバスで約5分で参道の入口にある「神社前」バス停に着きます。
いまから約1700年前に創建された「宮地嶽神社」は、神功皇后を主祭神とする全国の宮地嶽神社の総本宮。歴史のある神社として毎年正月には多くの初詣客が訪れ、県内でも有名な神社です。参道には古くから開業している食堂やお土産店が並んでいます。
参道から本殿へは石段を登りますが、40段程ですので高齢の人でも無理なく登れます。鳥居をくぐると正面に宮地嶽の山頂が望め、だんだんと厳粛な雰囲気が漂ってきます。
敷地内は深い緑の木々に覆われていて、かなり広い神社です。厳粛な雰囲気の中を本殿へ向かって歩いて行きましょう。
「宮地嶽神社」は、古くから商売繁昌の神様として有名で、商売を行っている多くの人が参拝にやってきます。毎年9月に開催される秋季大祭には御神幸祭が行われ、女性演歌歌手が十二単をまとい、衣冠姿の神職を先頭に御神輿、毛槍行列、左右大臣などの行列が、宮地浜から神社まで約2キロメートルの参道を進み、多くの人出で賑わいます。
本殿は日本一の大しめ縄がシンボルとなっています。直径2.6メートル、長さ11メートル、重さ3トンの巨大なしめ縄は、御神田で昔ながらの生育法による稲から作ったワラで作られ、毎年替えられています。
参道から本殿へ向かう40段程の石段。そう、ここがジャニーズ嵐のCM聖地なんです。数年前にビールのコマーシャルでロケ地となり、それから全国から嵐ファンが押し寄せています。この石段の一番上あたりが嵐が座った場所です。
なんで?なんの変哲もない石段と思ってますか?ところが違うんです。それでは、反対の方向から見てみましょう。
どうですか。すごいですね!石段の下からまっすぐとどこまでものびる道。道の一番先は海になっています。海までは約2キロメートル。宮地浜から宮地嶽神社までのこの道は長い参道です。
バス停や駐車場は鳥居の近くにありますので、参拝者は鳥居のところから石段を登ってきます。ですので、石段を登って振り返ると初めてこの景色に出会えるわけです。知らずに初めて訪れる人にとっては感動ものです。
このまっすぐ海まで伸びた道は、年に2回だけ、この道の先端に大きな夕陽が沈むんです。それは神々しくて、まさにここでしか見られない絶景です。そのため、この道は「光の道」と呼ばれています。
境内の一画にその光景を撮った写真パネルが設置されていますので、実際に夕陽を見られなくても雰囲気は味わうことができます。
本殿の横に「奥之宮八社」巡り参拝入口があります。そこをくぐってその先にある「奥之宮八社」にお参りしましょう。ここには、「一番社・七福神社」から「八番社・薬師神社」があり、それぞれ違う神様が祀られています。八社すべてをお参りすると大願が叶うといわれており、パワースポットとして人気があります。
写真は「一番社・七福神社」です。七福神を祀っており、運を運んでさまざまなご利益を受けることができるといわれています。
写真は「二番社・稲荷神社」です。稲荷神社は食物とお米の方策を守る神様といわれており、「五穀豊穣」「商売繁昌」のご利益があります。京都伏見神社の赤い鳥居が建ち並ぶ光景が外国人観光客に大人気となっていますが、ここは鳥居は少ないですが趣があります。
その他にも、「五番社・恋の宮」は女性の心身内外をお守りする神様として女性の参拝客がたくさんいます。
「宮地嶽神社」をご紹介しましたが、いかがでしたか。感動的な「光の道」はぜひ一度見てください。それと、「光の道」が脚光を浴びて話題になりましたが、「宮地嶽神社」そのものは歴史のある由緒正しい神社で、県内でも有数の人気の神社です。本殿だけでなく、「奥之宮八社」巡りも楽しめますし、さらに宮地嶽山頂まで登ることもできます。さっと参拝するだけではなく、ゆっくりと参拝すると思ったより時間がかかりますので、少し時間に余裕をもって参拝するのがおすすめです。
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