写真:安藤 美紀
地図を見るどっしりした風格ある佇まい、飴色に光る廊下、ガラス越しに見える中庭…。写真をご覧頂いて分かるように、ここはちょっと特別!
尾張名古屋の台所「山」は、築67年の元旅館を改装して作られた、「世界の山ちゃん」大人版の居酒屋。当時の意匠をそのまま活かしているところが多く、どこか懐かしい木造家屋の香りが漂います。
写真:安藤 美紀
地図を見るお店のアクセスは、名古屋駅の一駅おとなり「伏見駅」から歩いて約5分の場所。日土地名古屋ビルの裏手にあり、名古屋の街に溶け込むように佇む一軒家が、尾張名古屋の台所「山」です。
ここは「大人の山ちゃん」をコンセプトにしているお店。だから、名前に「ちゃん」は付きません。「世界の山ちゃん」に行き慣れた人でも、新鮮に感じるはず!
写真:安藤 美紀
地図を見る入口では靴を脱いで上がります。ここも、一般的な「世界の山ちゃん」とは違いますよね。店内はホッ…と和む空気が漂い、思わず「ごめんくださーい」と言いたくなります。建物は2階建てで、客席数は約120席。奥に行くほど、昭和のニオイがぷんぷんしてきます。2Fは個室が中心で、旅館の面影を残す床の間もあります。
店内に流れるBGMは、おしゃれなジャズ。山ちゃんというと、手羽先&ビール片手に、ワイワイガヤガヤ…といった雰囲気ですが、ここは静かに語らうのにぴったり。
写真:安藤 美紀
地図を見る板張りの廊下は、夏はひんやり涼しく、冬はじんわり温かい。歩くだけで、フッと力が抜けていきます。やはりここは異空間。
写真:安藤 美紀
地図を見る2Fの角部屋はちょっとスゴい!なぜなら、伝説のプロ野球選手「王貞治選手」が旅館時代に泊まりに来た際、素振りの練習をしていたというエピソードがあるから。ジャイアンツファンなら、駆け付けたくなりますよね。
写真:安藤 美紀
地図を見る尾張名古屋の台所「山」に来たら、まず1杯目は手羽先と相性抜群の生ビールでしょう!こちらのお店では、4種類の生ビールから好きなものを注文できます。生ビールの種類が多いのって、嬉しいですよね。
写真:安藤 美紀
地図を見る「世界の山ちゃん」自慢の「幻の手羽先」は、大人の山ちゃんでも変わらず!やはり最初の一品目はこれで決まりでしょう。
スパイシーさがたまらない「幻の手羽先」ですが、実は少しだけ辛くなったのをご存知でしょうか?
創業当初の伝統の味を守り続けようと、2017年6月14日の手羽先記念日から、「辛い!うまい!もう1本!」を目指した味に、「世界の山ちゃん」&「山」ともに変わりました。手羽先だけ食べると少し辛く感じるかもしれませんが、生ビールとの相性はさらにパワーアップ!!「辛い!うまい!もう1本!」の繰り返しで、手羽先×生ビールのループが止まりません。笑
写真:安藤 美紀
地図を見る尾張名古屋の台所「山」では、「どれを食べてもおいしい」をコンセプトにしています。手羽先、串かつ、どて煮、など定番メニューを筆頭に、地産地消にこだわった「オシャレな名古屋めし」を一通り楽しめるのが、ココの魅力!
なかでも、愛知県知多半島のブランド牛を使った「知多牛の厚切りローストビーフ」は肉好き感涙のメニュー!秘伝のスパイス&オイルに漬け込んだ後、60℃の低温で約50分調理することで、分厚いのにお肉はしっとり柔らか…。肉の旨味がギューーっと凝縮されています。
写真:安藤 美紀
地図を見るお肉系からオススメをもう一品。「名古屋コーチンのたたき」は、名古屋コーチンを低温調理でじっくり焼き上げることで、肉の弾力と鶏の旨みを見事に閉じ込めました。舌が肥えた肉好きも大満足!
写真:安藤 美紀
地図を見る食後のシメに、ぜひ堪能していただきたいのが、「香露(ころ)きしめん」。※冷たいきしめんのこと
実は、尾張名古屋の台所「山」の店長は、元うどん屋さん。だから出汁には強いこだわりがあります。かえし・だしを使った「香露(ころ)きしめん」は、真冬でも提供している本気のメニュー。「香露」という名前の通り、口に入れると上品な削り節の香りがフワッと広がります。お出汁は甘くない醤油ベースのクリアな味わいで、ズズズッ…と飲み干したくなる美味しさ!
写真:安藤 美紀
地図を見るご覧ください、この可愛らしいお猪口(おちょこ)。
なんとこのお猪口、「世界の山ちゃん」創業者の山本重雄会長自作の陶芸作品なんです!お店の1Fレジ横に約40個ほどのお猪口がずらりと並んでいますが、これらはすべて山本会長の手作り。よーく見ると、全部のおちょこに手羽先が…。なんともシュールですよね。笑
あまり知られていませんが、リクエストすれば、好きなおちょこを選んでお酒を飲むことができます。
写真:安藤 美紀
地図を見るこちらは、山ちゃん情報を集めたかわら版「てばさ記」。もともと山本会長のちょっとした思いつきで始まったそうですが、2017年7月発行号で、創刊200号を迎えました!
その中でも「てばさ記」190号は、とっても思い出深い1枚。実は山ちゃんの名前の由来にもなった、創業者の山本重雄会長は、2017年8月21日、59歳という若さで天国へ旅立たれました。その後で発行されたのが、この「てばさ記」190号です。
会長の奥様が編集責任者をしていて、「てばさ記」190号には、「天国へ旅立つ鳥男」が描かれています。モデルはもちろん山本会長。飾らない人柄のせいでしょうか、みんなに愛されていたのがよく分かります。一旦節目を迎えた山ちゃん、今後どうなっていくのか楽しみですね。
レジ横に「てばさ記」190号が置かれていますので、お店に来たらじっくり読んでみてください。
尾張名古屋の台所「山」には、訪れる人を自然と和ませてくれる空気が漂っています。たまには時計を見ずに、美味しいお酒&特別なお店で、時間の流れに身をまかせるにもいいものですよ!
ホテルに泊まってゆっくり滞在する方は、夜9時過ぎが一番空いているのでオススメ。ラストオーダーは11時半、お店は深夜12時まで営業しています。また、尾張名古屋の台所「山」では、生モノ・汁物以外、テイクアウトも可能。ゆっくりする時間がないわ…という方は、テイクアウトで洗練された名古屋の味をお楽しみください。
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(2024/10/9更新)
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