首里城は天空の博物館!王子の控所で頂く王朝菓子と神秘の城巡り

| 沖縄県

| 旅の専門家がお届けする観光情報

首里城は天空の博物館!王子の控所で頂く王朝菓子と神秘の城巡り

首里城は天空の博物館!王子の控所で頂く王朝菓子と神秘の城巡り

更新日:2014/03/19 15:44

水津 陽子のプロフィール写真 水津 陽子 地域活性化・まちづくりコンサルタント

首里城の中に、かつて王子が賓客をもてなした広間で、琉球庭園を眺めながら、王朝の伝統菓子を頂ける場所があることはあまり知られていません。南殿の渡り廊下から書院・鎖之間へ入れば、ここでしかできない特別な体験ができます。首里城は小高い丘の上に位置し、城壁の中にはたくさんの建物や広場、信仰の聖地を内包する、琉球王朝の歴史を刻む天空の博物館でもあります。ゆっくり巡れば、そこには神秘的な出会いもあります。

かつて王子が賓客をもてなした鎖之間で、琉球王朝の接待を体験しよう!

かつて王子が賓客をもてなした鎖之間で、琉球王朝の接待を体験しよう!

写真:水津 陽子

地図を見る

書院・鎖之間は、きらびやかな正殿とは対照的に、落ち着いた雰囲気で、往時の国王の執務空間を体感できる場になっています。鎖之間は、琉球王朝時代、王子の控所で、賓客を接待する場所でした。その広間で、珍しい琉球庭園を眺めながら、王朝時代の伝統菓子を頂くことができます。

書院を見学し、緋毛氈が敷かれた鎖之間で庭を見ながら待っていると、お菓子とお茶が運ばれてきます。鎖の間とお庭、それぞれのお菓子について説明があります。一つ一つの意味を知って頂くと、また有難さが違います。お菓子は美し過ぎて、食べてしまうのがもったいくらい。持って帰って誰かに見せたくなります。

お菓子:花ぼうる、くんぺん、ちいるんこう、ちんすこうの4種
お茶:サンピン茶(ジャスミン茶)
料金:1人300円
時間:9:30〜18:00(ラストオーダー17:30)

書院・鎖之間から琉球庭園を眺め、ひととき往時へ思いを馳せる

書院・鎖之間から琉球庭園を眺め、ひととき往時へ思いを馳せる

写真:水津 陽子

地図を見る

書院・鎖之間と一体をなす、松と蘇鉄、不思議な姿をした琉球石灰岩からなる庭園は、沖縄ならではの独特な景色をしています。日本の枯山水とはまた違った世界で、背景の青空と相まって、見ていると引き込まれます。

首里城は少しだけ時間にゆとりを持って、ゆっくりと巡り歩きたい!

首里城は少しだけ時間にゆとりを持って、ゆっくりと巡り歩きたい!

写真:水津 陽子

地図を見る

世界遺産としての首里城は、正確には『琉球王国のグスク及び関連遺産群』の一つ「首里城跡」が世界遺産登録されたもので、復元された建物や城壁などは世界遺産ではありません。

多くの首里城観光は、有名な守禮の門をくぐり、真っ直ぐに正殿を目指すスタイルが一般的です。首里城の敷地は広大で、道にある一つ一つの施設をゆっくり見ていては、一日がかりの観光になってしまうためです。

しかし、少しだけ余計に時間をとって、一般的なコース以外の場所をゆっくり歩いてみると、そこでしか見られない不思議な光景や予期せぬ絶景に巡り会うこともできます。それはまるで、消えてしまったかつての世界が蘇ってくるよう。そこには駆け足では見ることができない、首里城観光の深い満足感があるのです。

立ち止れば、歴史が語りかけてくる!ここはまるで天空の博物館!

立ち止れば、歴史が語りかけてくる!ここはまるで天空の博物館!

写真:水津 陽子

地図を見る

復元されたものとはいえ、その造形は非常に美しく、かつての琉球文化に触れ、対話する上で十分すぎるクオリティを有しています。立ち止まって向き合えば、それはまるで生きているのかと錯覚するほどに、こちらに語りかけてきます。

ここに昔、栄えた琉球王朝がありました。かつての城は消えましたが、この土地には今も琉球の風が吹いています。

首里城正殿を守る大龍柱は、今にも琉球の空に飛び立ちそう!

首里城正殿を守る大龍柱は、今にも琉球の空に飛び立ちそう!

写真:水津 陽子

地図を見る

正殿正面の石階段の両脇には「大龍柱(だいりゅうちゅう)」という龍の彫刻があります。正殿の建築は、中国の宮廷建築と日本の建築様式に、琉球独特の意匠を加えたもの。龍は国王の象徴で、首里城の中には、このほかにもたくさんの龍を見ることができます。大龍柱の手すりの奥には、小龍柱もあります。

大龍柱は台座からの高さが4.1mあります。ほとんどの人が正殿正面の写真を撮るだけで終わっていますが、是非、この素晴らしい龍の像を横や後ろから眺めてみてください。その姿は、まるで今にも天に飛び立っていきそうです。もしかしたら、夜になったら、本当にここから飛び立っているんじゃないかと夢想にかられるほどです。

思い出に残る、スローでディープな旅のススメ

せっかく沖縄に行ったのに、誰でも知っている有名な観光名所と記念写真を撮るだけで、その土地の深い部分に触れることなく帰ってくる、予定調和の旅は少し物足りなくありませんか。

旅の醍醐味は、旅先での予期せぬ出会い、驚きや発見です。普段とは違う時間空間、暮らしや価値観に触れることで、自分を見つめ直し、考え方や生き方が変わることさえあります。

首里城はゆっくり歩くと半日は必要ですが、少しだけゆっくり歩いて、あなただけの首里城を見つけてみませんか。守禮の門の手前にある、インフォメーションセンターにはロッカーもあります。手荷物が邪魔な時は、預けていくといいでしょう。

掲載内容は執筆時点のものです。 2009/10/01 訪問

- PR -

条件を指定して検索

トラベルジェイピーで一緒に働きませんか?

- PR -

旅行ナビゲーター(在宅ライター)募集中!
この記事に関するお問い合わせ

- PR -