写真:モノホシ ダン
地図を見る「岸和田地区22町」のだんじりを見物するスポットはいろいろありますが、やはりベストスポットは、南海本線「岸和田駅」前。アーケードの駅前商店街を駆け抜けてくるだんじりの“やりまわし”を正面から見ることができます。
本祭にあたる「宵宮」と「本宮」の2日間は大変混雑しますが、だんじりの動き具合などをテストするための「試験曳き」の日は、だんじりが岸和田駅前にやってくるのがおおむね15時以降となります。よって、少し早めに行って待っていると待ちきれずに帰る人もいるので、比較的簡単に列の先頭で見ることができます。
なお、人混みを避けて、ゆっくりと見たいという方は「蛸地蔵駅」から海側へ徒歩で約10分の「疎開道」や、春木だんじり祭が見物できる「春木駅」周辺をおすすめします。
写真:モノホシ ダン
地図を見るだんじりの重さは約4トンで、実際は人や鳴り物などが搭載されるのでもっと重いといわれています。またやりまわし時には、だんじりの約2倍の幅が必要です。ですから、曳行中のだんじりに近づいたり、「危険・立入禁止」と書かれたロープの内側に入らないようルール・マナーを守って見物しましょう。
写真:モノホシ ダン
地図を見るだんじりには、前梃子、後梃子と呼ばれる舵取り梃子があり、やりまわしの際に指示を伝えるのが、大屋根に乗った大工方。小屋根の左右にも一人ずつ乗っています。ほかに交代要員が数人います。
写真:モノホシ ダン
地図を見るさらに岸和田だんじり祭のもうひとつの有名な見物場所が、大阪臨海線の「大北町」交差点から「北町」交差点までの通称「カンカン場」です。岸和田駅から海側に徒歩で約10分ほどで行くことができます。ここでも豪快なやりまわしを見ることができます。
写真:モノホシ ダン
地図を見るほかに、「カンカン場」のいいところは、近くに「岸和田カンカンベイサイドモール」という大きな商業施設があってトイレや休憩に利用できるということです。
写真:モノホシ ダン
地図を見る岸和田だんじり祭では、各町の纏(まとい)にも注目してみましょう。纏はだんじりに先駆けてやってくるので、纏を見るだけで次はどこのだんじりがやってくるのか知ることができます。
写真は「中之濱町」の纏です。纏の“軍配団扇”は江戸時代、城内で行われた相撲大会で町内の力士が優勝し授与された軍配を模したものです。
写真:モノホシ ダン
地図を見るつづいて岸和田のシンボル「岸和田城天守閣」とだんじりをカッコよく撮ることのできるスポットをご紹介します。日時は毎年の「本宮」の岸城神社への「宮入り」の時で、2023年は9月17日(日)になります。岸和田城内にある岸城神社へは、9時30分〜11時30分過ぎまで合計15台のだんじりが宮入りします。
しかし、岸城神社前まで行ってしまうと岸和田城が死角になってしまうので、撮影ポイントは岸和田城の二の丸庭園からお堀沿いに進んだ岸和田高校前までの間。
写真は二の丸庭園から少し南へ下った「本町」の町並みを俯瞰できるポケットパークから撮ったものです。ここは意外と穴場でカメラマンも少ないおすすめの撮影スポットです。
写真:モノホシ ダン
地図を見る宮入りの際のフォトスポットでは、「五風荘」前もおすすめです。宮入りでは順番待ちのため、だんじりが大休止することも多く、落ち着いて岸和田城天守閣とのツーショットを狙うことができます。ただし、五風荘前では、店の敷地内に立ち入らないように注意しましょう。
写真:モノホシ ダン
地図を見るだんじりが宮入りする岸城神社は、岸和田だんじり祭発祥の宮、縁結びの宮としても知られています。だんじりの宮入りの見物後に、ぜひお参りしましょう。
写真:モノホシ ダン
地図を見る岸和田だんじり祭と同日開催される春木地区12町の「春木だんじり祭」の見物には、南海本線春木駅の利用が便利です。
春木だんじり祭のベストスポットは、春木駅から徒歩約3分の商業施設「ラパーク岸和田」前。ここでは隣接する「123春木ラパーク店」の立体駐車場が開放されるため、ここから見物するのもおすすめです。
なお、ラパーク岸和田も、岸和田カンカンベイサイドモールと同じく、トイレや休憩に使えるのでとても便利です。
写真:モノホシ ダン
地図を見る春木だんじり祭のほかの見物場所としては、春木駅から海側に徒歩約3分ほどの府道堺阪南線の春木北、または春木若松町交差点付近。ラパーク岸和田ほどの混雑がなく、のんびりと見たいという方におすすめです。
写真:モノホシ ダン
地図を見るさらに、春木若松町交差点から海側に歩いて紀州街道に抜けるルートは、春木地区のだんじりの曳行ルートになっています。
12台のだんじりが6台ずつ、和歌山方面と大阪方面に分かれて曳行され、岸和田地区では見ることのできない路上ですれ違うシーンを見ることができます。2台のだんじりが、慎重にすれ違う様子は壮観です。
写真:モノホシ ダン
地図を見る宵宮と本宮の両日、19時〜22時まではだんじりの約200個の提灯に灯が入る「灯入れ曳行」があります。写真は南海本線「蛸地蔵駅」から海側へ徒歩約10分ほどの距離にある疎開道で、灯入れ曳行の準備をする南町のだんじりです。
写真:モノホシ ダン
地図を見る疎開道では「浜七町」のだんじりすべてに灯が入る光景を見ることができ、とても幻想的です。夕闇が訪れる中で、ズラリと並んだ様子は壮観です。
写真:モノホシ ダン
地図を見る灯入れ曳行は日中と違ってゆっくりとだんじりが進むため、とても雅な感じがします。昼間とは違った美しいだんじり祭の夜を存分に楽しみましょう。
いかがでしたか。さらに岸和田だんじり祭をもっと詳しく知りたいと思ったならば、岸和田城の近くにある「岸和田だんじり会館」がおすすめです。たんじり祭期間中ももちろん開館しています。岸和田最古のだんじりの展示をはじめ、最新のビジュアル映像と音響で日本一の岸和田だんじり祭そのものが体感できます。
各町の意匠を凝らした法被の展示や、だんじりの大屋根に乗るという体験もできます。あわせて訪れるとより深く岸和田だんじり祭を知ることができておすすめですよ。
2024年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2024/10/7更新)
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