写真:波奈 美月
地図を見る「西伊豆スカイライン」は、延長約11km、標高800〜900メートルの稜線上を通る道路で、全体を通じて見晴らしは最高!全線2車線で道路状態が良いうえ、交通量が少なく、このうえなく楽しいドライブができますよ。
戸田(へだ)峠側の入口は、修善寺と戸田を結ぶ県道18号線沿いにあります。売店・トイレは、約20キロ先の「西天城高原 牧場の家」まで無いのでご注意を!戸田峠側の入口から約1.5キロ(修善寺方面)の所に「だるま山高原レストハウス」があるので、飲み物の購入などは済ませておきましょう。
写真:波奈 美月
地図を見る「西伊豆スカイライン」に入って2キロほど進み、「達磨(だるま)山」が近づくと展望が開けてきます。達磨山の手前から笹原駐車場を過ぎるぐらいまでの眺望が特に素晴しく、広がる山並みや青く輝く駿河湾はもちろんのこと、条件が良い日は北に富士山を望むことができます。その美しさは、誰もが目を見張るほど!
写真:波奈 美月
地図を見るこれだけの美しい景色、駐車してゆっくり眺めたいものですね。「西伊豆スカイライン」には、景色が展望できる駐車場が数箇所用意されています。
お薦めは、標高880メートルの「戸田駐車場」。達磨山の山頂近くにあり、達磨山登山の起点になっています。戸田港や御浜崎(みはまざき)、条件の良い日は、駿河湾越しに静岡市街や南アルプスを望めますよ。
その600メートルほど先には、平和寺への入口になっている標高916メートルの「笹原駐車場」があり、達磨山の背後に覗く富士山や、東側に美しい山並みが見渡せます。
写真:波奈 美月
地図を見る「笹原駐車場」の1キロほど先には、標高900mの「小土肥(おどい)駐車場」があり、戸田駐車場のような展望はありませんが、富士山を望むことができます。
写真は、土肥(とい)峠側入口から約3キロの「土肥駐車場」より撮影。標高800mにある大きな駐車場で、東屋があります。木が茂って少々見づらいですが、真っ青な駿河湾を背景に、小土肥地区などを眺めることができますよ。駿河湾越しの、静岡市や焼津市の夜景も綺麗です。
写真:波奈 美月
地図を見るお時間があったら、お薦めしたいのが達磨山への登山。「戸田駐車場」には、標高982メートルの達磨山の頂上へ続く歩道があります。この歩道は"伊豆山稜線歩道"の一部。天城峠バス停から修善寺虹の郷まで約43キロ続いています。
登山といっても、山頂までは15分程度。丈の低いクマザサで覆われているため眺めが良く、山頂では富士山や駿河湾をはじめとする360度の大パノラマを、遮るものなく楽しむことができますよ。
写真:波奈 美月
地図を見る「戸田駐車場」から来た道を少し戻ると、達磨山を北側から登る登山口があります(約2台駐車可能)。南側の「戸田駐車場」から登るより少々険しいですが、500メートル先の頂上まで登らなくても、写真のような絶景を眺めることができ、こちらもお薦め!
写真:波奈 美月
地図を見る西伊豆スカイラインは土肥峠で終点を迎え、「西天城高原線(県道411号)」に接続します。
「西天城高原線」は、土肥峠から風早峠を結ぶ約8kmの道路であり、天城牧場で全国植樹祭が開催された際、西伊豆スカイラインを延長する形で建設されました。そのため、西伊豆スカイラインの一部のような感覚で利用されています。
「西天城高原線」は風早峠で終点を迎えますが、そのまま進みましょう。まもなく眺望の良い「仁科(にしな)峠」に到着します。
写真:波奈 美月
地図を見る標高897メートルの「仁科峠」は、伊豆市と賀茂郡西伊豆町の境界に位置しています。丈の低いクマザサに覆われているため眺望が良く、夏場はふもとに比べ、別天地の涼しさ!
峠には、数台の車が駐車できるスペースがあり、大岩がある頂上の展望台まで、なだらかな歩道(伊豆山稜線歩道の一部)が延びています。
標高940mの「仁科峠展望台」は、富士山・駿河湾・天城連山をはじめ、360度を展望できる最強の絶景ポイント!10〜15分ほどで登ることができるので、こちらもお時間があればいかがでしょうか?
写真:波奈 美月
地図を見る「仁科峠」を過ぎると、道は一気に下りになり、前方にT字路が見えてきます。右折して県道410号線のほうに入りましょう。眼下に広がる駿河湾を背景に「西天城高原」の石碑が現れます。
「西天城高原」は、標高750メートルの高原で、道の両側に牧場があります。牛達がのんびり過ごす姿を見ることができるので、なんとも癒されますよ。
石碑の先に見える山小屋風の建物は、「西天城高原 牧場(まきば)の家」。レストラン・コテージ・バーベキューの施設があり、レストランでは、西伊豆名産の"塩かつお"を使用したうどんやカレーなどの軽食をとることができます。一番のお薦めは、「牧場の家」特製の濃厚なソフトクリーム。テラス席で、宇久須の街や駿河湾を一望しながら食べる味は格別ですよ。
写真:波奈 美月
地図を見る「西天城高原 牧場の家」の営業時間は9:00〜16:00 、定休日は水曜日です(繁忙期は変更あり)。宿泊施設は、12月〜2月の間は利用できないのでご注意を。
このまま県道410号線を下っていくと、西伊豆町宇久須の国道136号線に出ます。狭い山道を通ることになるので、避けたい場合は「西伊豆スカイライン」出入口の「土肥峠」まで戻りましょう。そこから国道411号線を経由して国道136号線に出るようにすれば、2車線の道を通行することができます。
今回は、「西伊豆スカイライン」の戸田峠側の入口から入り、北から南へ進むコースをご紹介しました。富士山が北にあるので、眺めやすいように、逆のコースで進むのもお薦めです。
「仁科峠」を過ぎると、今までまっすぐ進んできた道が、県道410号線と県道59号線に分かれます。間違って左の県道59号線へ進まないように注意しましょう。
県道59号線を利用すれば、「天城深層水」が汲める「わさびの駅」を経由して、海沿いを通る国道136号線の西伊豆町と松崎町の境に出られます。ただし、すれ違いが難しいくねくねした山道を延々と通ることになるので、よほど運転に慣れてない限り、避けたほうが無難でしょう。
戸田峠側の入口がある県道18号線沿いには、「だるま山高原レストハウス」のほか、"伊豆の小京都"と呼ばれる「修善寺温泉」や「虹の郷」、紅葉の美しい「修善寺自然公園 もみじ林」などがあり、併せて訪れるのもお薦め!「だるま山高原レストハウス」は"日本一"と評される富士山の絶景ポイントです。詳細は、別記事で紹介していますので、記事下の「関連MEMO」よりぜひご覧ください。
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