「足柄城跡公園」の出入口は複数ありますが、ビューポイントから一番近い出入口は頂上の県境付近から小山町へ抜ける県道78号線沿いにあるもの!知らない場合は県境を超えてそのまま通り過ぎてしまいそうですが、気を付けて見ていれば迷わず見つけることができます。
写真のように手前に県道78号線が通り、城壁とも思えるような側面に沿って階段が設けられているため、園内の高所へアクセスすることができます。階段も園内も綺麗に整備されていますので、普通の靴であれば全く問題なし!ただし、付近はハイキングコースでもあるので、ハイキングを楽しむのであればそれなりの格好をしたほうが良いでしょう。
写真:木村 優光
地図を見る写真:木村 優光
地図を見る階段を上がると城址公園らしい広々とした緑地がありますが、ここから夜景を眺めることはできません。もう少し西側へアクセスすると、ここが城址であったことを示す石碑がありますので、その横をすり抜ければビューポイントへ出ることができます。
写真:木村 優光
地図を見るビューポイントにはベンチもあり、座りながら夜景を眺めることができますが、外灯が一切ないため、可能であれば日没前からの訪問をオススメします。やむなく日没後の訪問になってしまいそうな場合は、懐中電灯の持参は必須!
「足柄城址公園」に限って言えることではありませんが、夜景スポットを訪問する際は、小さいものでも構いませんので、懐中電灯の持参をオススメします。車を降りてからビューポイントまでは必ずしも外灯があるとは限らないためです。しかも懐中電灯を持参していれば、心にゆとりを持つことができます。
写真:木村 優光
地図を見る当然のことながら、太陽が完全に沈むと、徐々にビューポイント周辺も暗くなっていき、気温も昼間とは違って徐々に下がっていきます。しかし、そんなのお構いなしと言わんばかりに、目の前には1日の中で最高に綺麗な眺めを見せてくれます。
上空は藍色にそのすぐ下は橙色のカラーコントラストが非常に美しい中、富士山のシルエットがくっきりと姿を現し、眼下には御殿場市街や小山町の夜景!これだけあればもう何もいらない!ただ見ているだけで、日ごろのストレスが吹き飛ぶかのような光景を見ていると、「足柄城」はどのようにして落ちたのか気になってしまいます。
ちなみに「足柄城」は大森氏により改築され、後の1536年に北條氏によって改修。1590年、豊臣秀吉によって小田原伐採が始まると、「足柄城」も豊臣勢の群下である井伊直政によって戦なく落とされました。訪問前に「足柄城」の歴史をおさらいしていくと、この眺めを見ながら、当時「足柄城」を守ろうとした北條氏側の武将の気持ちが少しでもわかるかもしれませんね。
写真:木村 優光
地図を見る上で紹介した足柄峠から小山町方面へ車でアクセスすること約5分、左手に視界の開けた広場が見えてきます。広場内の夜景が見える方向には逆U字型のモニュメントが設けられていて、近寄ってみると鐘が取り付けられています。
この鐘こそが「誓いの鐘」で、富士山に向かって男女で鐘を鳴らせば結ばれるとか。実際にこの地で結婚式を挙げたカップルもいるんですよ。ロマンチックな演出に夜景を見に来た男女は良いムードになってしまうでしょうね。
見える夜景は「足柄城址公園」からのものとそれほど変わりはありませんが、ビューポイントの馴れ初めが異なることから、夜景観賞中の雰囲気も変わってくるでしょう。歴史的視線であれば「足柄城址公園」、男女で雰囲気を出したいのであれば「誓いの丘」と使い分けると良いでしょう。
写真:木村 優光
地図を見る「誓いの丘」ビューポイント周辺は外灯が一切ないことから、空気が澄んだ日に夜景が見える方向の真後ろを見ると、非常に綺麗な星空を見ることができます。これは「足柄城址公園」でも同じことが言えますが、雰囲気とシチュエーションを考えると、こちらの「誓いの丘」で見るとよいでしょう。
なお、「誓いの丘」には隣接して広々とした駐車場もありますが、こちらは夜間になると基本的にほぼ皆無状態となるため、寒い冬場などは車の中から夜空を見上げるのもよし!まさに、前も後ろも天の川状態に感動指数も高まることでしょう。
ちなみに、星空を写真に収める場合は非常に難しく、最低でも三脚を使用しながらシャッタースピードが調整できるカメラで撮影する必要があります。欲を言えば30秒以上のシャッタースピードを調整できるカメラであればなおよし!夜景とは違い、光源が暗いため、手振れなどには十分注意が必要です。
今回は「足柄峠」に特化して紹介しましたが、箱根山付近には富士山と夜景を同時に見ることができるポイントが多数存在します。中でも有名なのが「乙女峠」!御殿場から箱根へと通ずる国道沿いに位置するため、アクセスも良好!その他、長尾峠や箱根スカイライン、芦ノ湖スカイラインなどが挙げられます。
箱根と言えば神奈川県を代表する観光地ですので、遠方から来られる場合は箱根周辺の旅館に泊まりつつ、昼間は芦ノ湖周辺、日没後は今回紹介した「足柄峠」を目指すと充実した旅行になるでしょう。
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(2024/4/19更新)
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