写真:風祭 哲哉
地図を見る美瑛の必見紅葉スポットのひとつめは「青い池と白金温泉地区」。美瑛の市街地から約20キロの場所にある青い池は、鮮やかな青の色彩をたたえた幻想的な場所として人気の観光スポット。
上流の白金温泉地区から湧き出ているアルミニウムを含んだ水が美瑛川の水と混じることにより、この池の水はいつも青く見えるのですが、秋の紅葉のシーズンだけは、この青が黄金色に染まります。そう、それは紅葉に燃える水辺の木々が水面に映しだされるため。
立ち枯れたカラマツが青い水面に映りこむ姿も青い池の魅力のひとつですが、紅葉の時期は、そこに赤や黄色が加わって得も言われぬ美しさ。
写真:風祭 哲哉
地図を見るこの青い池から2.5キロほど上流、白金温泉の入り口にあるのが「白ひげの滝」。実はこの滝の上から青い水の流れがはじまるのだと言われています。このブルーリバーと白ひげの滝、そして秋色の木々のコラボレーションも絶品。青い池まで足を延ばすのであれば、ぜひこちらも一緒にお楽しみください。
写真:風祭 哲哉
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地図を見る『日本で一番美しい道』ご存知ですか?
これはYouTubeに投稿されたある動画のタイトルなのですが、その映像で紹介されている道が、タイトルの通りため息が出るほど美しいので、知る人ぞ知る人気作品となっています。
その「日本で一番美しい」と紹介されている道が、この美瑛にあるのです。それは青い池よりも2キロほど下った場所、ビルケの森と呼ばれる白金温泉インフォメーションセンターの裏手にある全長800メートルほどの短い道。
この道が「日本で一番美しい」姿になるには3つの条件があります。一つ目は天気。10月の晴れ渡った青い空が広がっていることが大前提です。二つ目は紅葉。道の両側に並ぶ並木が黄金に染まっている季節でなければなりません。三つ目は雪。道の正面に聳える美瑛岳や十勝岳が真っ白に染まっていると最高です。
ただしこの3つがめったに揃わないのです。10月中旬から下旬に行けば、青空と紅葉が揃うことはあるのですが、これにうまい具合に雪が加わるか否かはそのシーズンの天候次第。このタイミングがなかなか合わないのですが、美瑛、特に青い池まで行ったらこちらもぜひチャレンジしてみてください。3つ揃ったときの美しさは誰もが「日本一」と認めるレベルです。
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地図を見るこの「日本で一番美しい道」への目印となる「ビルケの森 白金インフォメーションセンター」は青い池のすぐ手前にある観光案内所。お土産品の販売やレストランなどがありますが、ここではレンタサイクルも貸出していますので、この「日本で一番美しい道」を自転車でのんびりと走るのもおススメです。
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地図を見るまるでジェットコースターのようなアップダウンの激しい道路が見渡す限りどこまでも続くことから名付けられた「ジェットコースターの路」。ここは美瑛の市街地から約10キロ、JR富良野線で美瑛駅からひとつめの美馬牛駅が最寄りとなります。
まっすぐ続く道の両側には畑もあり、黄金色一色ではありませんが、秋の風景には夏のそれとはまた違った雄大さがあります。
ジェットコースターの路を美馬牛側から上り切ったところに展望スペースがあり、そこから黄金色の木々の向こう望む十勝岳連峰も圧巻。この場所は上富良野町となっていて「かみふらの八景」という看板が立っています。
写真:風祭 哲哉
地図を見るジェットコースターの路への入り口となる美馬牛(びばうし)地区で有名なのが、美馬牛小学校。ここは1910年創立の小さな小学校ですが、赤い屋根にヨーロッパの教会を思わせるような三角屋根のある塔がちょこんと乗った校舎が大変美しく、人気のスポットとなっています。
ただし、現在も現役の小学校として使われているため、校内への立ち入りは禁止となっています。写真は遠くから、生徒や近隣の迷惑にならないようにご配慮ください。
白金温泉や青い池方面から、この美馬牛地区を経由してジェットコースターの路まで直接結ぶ道もありますので、青い池地区⇒美馬牛⇒ジェットコースターの路という順路でめぐることができます。
写真:風祭 哲哉
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地図を見るその雄大で日本離れした美瑛の景観は、さまざまなCMやドラマ、映画などに登場していることでも有名です。この美瑛の丘にある主要観光スポットも秋のシーズンには紅葉で黄金色に染まります。
日産スカイラインのCMに使われた「ケンとメリーの木」は美瑛の丘の途中に立つ1本の大きなポプラの木。畑の中に立っているので足元は緑、その先は朱や橙、といった組み合わせが楽しめます。
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地図を見るマイルドセブンの丘はその名の通り、たばこブランドのマイルドセブンのCMが撮影された場所。一番のビューポイントは、カラマツの木々が横一列に並んでいる丘。収穫前であれば手前の麦畑の斜面に黄金色の小麦が揺れ、美瑛の秋ならではの風景となります。
写真:風祭 哲哉
地図を見るピラミッド型の展望台から美瑛の丘や大雪山連峰を望むことができるのが「北西の丘展望台」。美しく色づいた美瑛市街地の街路樹の赤、その先の丘は緑、土は茶色、畑は黄金。そして背後には青い山脈。ここは美瑛で最も雄大な景観が楽しめる場所のひとつです。
写真:風祭 哲哉
地図を見る美瑛の美しさは、見渡す限り360度、どこまでも広がる丘の景観。たとえ有名観光スポットとして名前がついていなくても、それ以上に美しい場所はいくらでも見付けることができます。
そう、本当に美しい美瑛の紅葉スポットは、こうした名もなき丘にあるのかもしれません。だから秋の美瑛を気ままに彷徨ってみてください。そうすればきっとそれぞれのお気に入りの絶景スポットが見つかるはずです。
写真:風祭 哲哉
地図を見る美瑛というとパッチワークの丘と呼ばれる美しい丘陵地帯が思い浮かびますが、その周辺には神秘的な色の青い池、ジェットコースターの路など、他にも見どころがたくさん。絶景もひとつやふたつではありません。
美瑛の紅葉は例年10月中旬〜下旬がピーク。今回ご紹介した場所は1日あればちょうど周りきれるコースですので、ぜひゆっくりと時間を用意して、絶景に次ぐZEKKEIで、息つく暇なしの1日を過ごしてみてください。
あっ、くれぐれも息を飲みっぱなしで呼吸困難にならないようご注意くださいね!
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(2024/11/2更新)
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