美しい水を求めて!水の都・長崎「島原」を訪ねよう

美しい水を求めて!水の都・長崎「島原」を訪ねよう

更新日:2017/09/23 15:55

Nami Kitaのプロフィール写真 Nami Kita 元旅行会社勤務、温泉ソムリエ、子連れトラベラー
雲仙岳と美しい有明海に囲まれ水の都と称される長崎県「島原」。市内には50ヵ所を超える湧水地があり人々の暮らしを支えています。

水道が普及した現在でもこの湧水がミネラルを沢山含んでいておいしい!と評判。水への感謝の気持ちから、そこかしこに水神様が祀られており、一般家庭でもそれは同様です。

全身で感じよう、冷たい清流にダイブ!

全身で感じよう、冷たい清流にダイブ!

写真:Nami Kita

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美しい水を全身で体感したいならここ、「鮎帰りの滝」がおすすめ。13メートルもの高さから水が落ちる滝つぼに身を浸したり、滝の裏側に潜ったりと思いのまま。

水に入らなくとも、流れる水が涼しい風を起こし天然のクーラーに。避暑地として最高の場所です。水温は真夏でも痛いほど冷たく、飛び込むには多少の勇気が必要ですが慣れてしまえばなんのその。地元の中高生の定番スポットとなっています。

全身で感じよう、冷たい清流にダイブ!

写真:Nami Kita

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階段で滝の上へ昇っていくと、巨大な一枚岩で出来た清流が。ここでは比較的小さな子供でも水遊びを楽しむことができます。飲み物やスイカをもっていって川の水で冷やしておくのも良いですね。

入り組んだ岩の地形はときおり滑り台のようになっているので、流れに身を任せウォータースライダーのように遊ぶこともできスリル満点!!

全身で感じよう、冷たい清流にダイブ!

写真:Nami Kita

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滝を見下ろす位置に建つ「滝の茶屋」では滝の水を利用した流しそうめんランチが人気です。1人前500円と、値段もリーズナブルでから揚げや焼き鳥といった軽食もあるのが嬉しいですね。

気の知れた家族や仲間とつつく回転スタイルの流しそうめん。ちょっとノスタルジックなプラスチックの流しそうめん器がまたいい味を出しています。

〈基本情報〉
住所:南島原市有家町尾上4664
電話番号:0957-82-8284
営業時間:11時〜20時

鯉が至るところに!「鯉の泳ぐまち」

鯉が至るところに!「鯉の泳ぐまち」

写真:Nami Kita

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なんといっても他では見られない光景がここ「鯉の泳ぐまち」。
名前の通り、街中に流れる美しい水路に鯉が泳ぐ様はなんとも涼やかです。

ときおりラムネやスイカを冷やしている光景に出会うこともできますよ。ここではポイ捨てをする人なんて存在しないということを、美しい水路が物語っています。

鯉が至るところに!「鯉の泳ぐまち」

写真:Nami Kita

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湧水庭園「四明荘」には湧き出る大小の池があり、昔ながらの造りの縁側に腰をおろし静かなひとときを過ごすことができます。

国の登録記念物にもなったこの建物。今までは無料で開放し冷たいお茶のサービスを受けることもできましたが、平成29年の10月から有料化されることが決定しました。

それでも大人1人あたり300円と非常にリーズナブルな価格設定なので近くを訪れた際には是非とも立ち寄りたいですね。


〈基本情報〉
住所:長崎県島原市新町二丁目
電話番号:0957-63-1121
アクセス:島原鉄道「島原駅」から徒歩15分
営業時間:9:00〜18:00

当時の暮らしぶりを知る「武家屋敷」

当時の暮らしぶりを知る「武家屋敷」

写真:Nami Kita

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島原城の周辺を囲む武家屋敷跡はかつて鉄砲町と呼ばれ、当時の武士たちが住居を構えていました。今でもいくつかの武家屋敷が無料開放され、当時の生活ぶりをのぞくことができます。

注目すべきはその町の中央を流れる美しい水路。飲料水としても利用されてきましたが、今でも変わらず美しい水質を保っており触れてみるとその冷たさにびっくり!人々に大切にされてきたということがわかります。

当時の暮らしぶりを知る「武家屋敷」

写真:Nami Kita

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武家屋敷散策を済ませたら、是非試してみたいのが島原名物のスイーツ「かんざらし」。白玉団子にはちみつで作った冷たいシロップをかけたシンプルなものですが、島原のおいしい水で作ったかんざらしは絶品!シロップにも天然水を使用しているということで、家庭では真似のできない味わいになっています。

甘くて冷たいかんざらしは旅の疲れを癒してくれますね。子供達にも人気の一品です。

水のありがたさを感じよう!

水道をひねれば水が出てくる時代に、湧き水のありがたさを感じる機会は減ってしまいましたね。また、美味しい水であればコンビニエンスストアなどで、いつでもどこでも買うことが出来るようになりました。

しかしながら、このような豊富で美しい自然の水たちに出会えるところは残念ながら国内でも数少なくなりつつあります。島原で美しい天然の水に触れ、心を洗うような旅はいかがでしょうか。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/08/08−2017/08/15 訪問

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