写真:Ise Shinkurou
地図を見る一年のうちでこの季節しか見る事の出来ない、ライトアップされた合掌造り。この幻想的な光景を見ようと、毎年多くの観光客が白川郷を訪れます。少しでも混雑と停滞を避けるために、少し早目に白川郷への到着をお勧めします。
日が沈む前に到着されると、山深い小さな里が白銀の世界に飲み込まれている風景が目の前に!合掌造りの家々が入り口が分からないほど雪に埋もれています。家の周りがすべて雪・雪・雪です。
白川郷の雪景色は、よく新聞・雑誌などで紹介されますので、目にされた方は多いかと思います。でも実際にこのエリアを歩かれると、その雪の量に驚かれる事でしょう。そしてまずここでの生活の困難さと大変さを感じられるのではないでしょうか?ですが雪の中に埋もれたように建つ合掌造りは、白銀と木々の緑に良く似合い本当に綺麗!
白銀の中を歩いていると、寒さも忘れるほどの素晴らしい景色が広がっています。また村の中を歩く道は綺麗に除雪されていて、足を取られることもなく景色を楽しむ事が出来ますよ。
写真:Ise Shinkurou
地図を見るそしてこの地域の生活の様子を知るために是非立ち寄って頂きたいのが、国指定重要文化財「和田家」と「旧遠山家民俗資料館」。合掌造りの家屋内部や昔からこの地域で使われてきた道具などを見る事が出来ます。
茅葺屋根と合掌の景色を楽しみながら村の中を散策されると、所々でライトアップの準備をしてみえる地域の人々に出会いますが、これは本当に大変な作業ですね。
さて今回のお勧めは「城山展望台」から白川郷の全景を愉しむ事です。普段は車で登れる展望台ですが、ライトアップ期間中は車両通行止めになっており、坂道を歩いて行く事になります。踏みしめられた雪道は所々凍っていますので、足元に気を付けながらゆっくりと展望台を目指して下さいね。
写真:Ise Shinkurou
地図を見る雪道をゆっくり歩いて15分程で「城山展望台」に到着します。さすがに人気の展望台。多くの観光客が、ライトアップされた白川郷の全景を愉しもうと、三脚を立てて日が沈むのを待っています。
まだ日は沈んでいませんが、雪に囲まれた合掌造りも本当に素敵で幻想的。この展望台からの風景を目にすると、寒さも忘れて佇んでしまいますよ。春・夏は山の息吹を感じる緑豊かな郷ですが、雪の季節はそれらとは全く違った顔を見せてくれます。
きっと「滑りながらも頑張って登って本当に良かった!」と思われる事でしょう。足元にお気をつけて是非登ってみて下さいね。絶対にその価値があります。
写真:Ise Shinkurou
地図を見るしばらく待つといよいよライトが点灯です。「わ〜っ!」そこにいる全員から感嘆の声が!これは素晴らしいと言うより凄い!まるで絵葉書の世界に迷い込んだような幻想的な風景が目の前に。
ライトに浮かび上がる白銀の中の合掌造りの家々。そしてその家の窓から漏れる暖かい光。気温は低いのに何か心の中が温められるそんな素晴らしい光景でした。
さてお出かけになる前に冬の服装・足元の準備をお願いします。私は出発前に脱着式スパイクを購入して行きましたが、それでも歩きにくく危なっかしい足取りでした。特に「城山展望台」へ行かれる方は要注意です。下記のライトアップサイトにも「服装などの注意書き」がありますので参考になさってくださいね。
またライトアップ実施日は混雑が予想されます。白川郷ICから駐車場まで1時間以上かかる時もあります(普段ですと3分位です)。停滞の途中でライトアップが始まり駐車場が満車になり見学を断られる時もあります。事前にホームページで確認をされ時間に余裕をもってお出かけ下さい。またマイカーで行かれる方は「寺尾臨時駐車場」からシャトルバス(無料)が運行されています。(ペットは不可)
今回は国指定重要文化財「和田家」の内部の様子をご紹介出来なかったのですが、当LINEトラベルjp ナビゲーター「常盤 兼成」さんの記事に詳しい説明がありますので是非そちらをご覧下さいね。
平成26年度ライトアップスケジュール
第1回 1月18日 〜 第7回 2月15日(計7回)
17時30分〜19時30分
世界遺産に登録されている合掌造りの郷「白川郷」。
この合掌の郷の冬の景色は、そこを訪れる人を、日本特有の山里の世界へと誘ってくれます。豪雪と闘う昔の人々の知恵と工夫を感じながら郷を歩けば、この原風景を後世に残し、日本の素晴らしさを世界中の人々に知って頂きたいと思わずにはいられません。さらにライトアップされたその姿はまるで絵葉書の中に入り込んだよう。是非皆さんにも訪れて頂きたい冬の「白川郷」です。
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(2024/11/10更新)
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