写真:麻田 ユウミ
地図を見るチヴィタの街へ行くには唯一の1本の橋を渡って行く必要がありますが、その橋の手前にある展望台からの景色が絶景です!断崖絶壁の上に立つその姿は、まるでラピュタの世界を思わせるような美しい天空都市であり、褐色のレンガの街並みは中世から時が止まっているかのようです。初めての方も、何度も訪れている方もこの展望台からの絶景にしばらく言葉を失ってしまう程です!
写真:麻田 ユウミ
地図を見るチヴィタへと続く1本の長い橋。この橋がチヴィタに行く全てです。チヴィタの歴史は今から2500年前とも3000年前とも言われ、ローマ帝国よりも古い歴史があります。その長い歴史の中で幾度となく地震で唯一の橋も寸断されてしまい、現在チヴィタ内に住んでる住人はほんの数名。また、雨風の浸食により風化が激しく、近い将来自然消滅するのではと言われ、自らを「死にゆく街」と称しています。
写真:麻田 ユウミ
地図を見るこの「死にゆく街」チヴィタは、今やイタリア国内だけでなく、ヨーロッパはもちろんアジア各地や日本でも人気の観光地。交通の便がよいとは言えない場所ですが、この時が止まった美しい姿を見たいと毎日たくさんの観光客が訪れます。街の保全のために現在入場料が3ユーロ(2017年8月現在)かかりますが、少しでもこの風景を後世に残していきたいですね。
写真:麻田 ユウミ
地図を見るチヴィタをつなぐ長い橋の急勾配の坂を登ると、入口であるサンタ・マリア門に到着します。この門が現在チヴィタに入る唯一の入口です。門をくぐるとまるでタイムトンネルかのように、現代とは思えない中世の街並みが広がっています。
写真:麻田 ユウミ
地図を見る石畳に褐色の建物、建物の前や窓には四季折々の花が咲き乱れており、「死にゆく街」とは程遠い景観で、一瞬違う時代に迷い込んだような錯覚に陥いる程!細い小道がたくさんありますが、街自体は数十分で回れてしまうコンパクトさ。コンパクトな街ながらレストラン、お土産屋、宿泊施設と必要なものは揃っています。
写真:麻田 ユウミ
地図を見るコンパクトな街だからこそ、地図も持たずにあらゆる小道に迷い込んでみて下さい!どこを歩いても絵になる街並みは、まさに歴史の息づかいを感じることができる場所。街を歩いているとたくさんの猫たちに遭遇します。実はこのチヴィタには住民の数を超える猫が住んでいるんです!猫たちのためにもいつまでもこの街は残ってほしいですね。
写真:麻田 ユウミ
地図を見るチヴィタの街の中心にそびえ立つロマネスク様式の教会「聖・ドナート教会」はなんと5世紀にも遡る歴史が刻み込まれた教会。こんな小さな街にも必ず教会があるのはヨーロッパならではですね!全ての道はこの広場に通じており、まさに街の中心的存在です。
写真:麻田 ユウミ
地図を見る教会の中は無駄なものは一切なくレトロでシンプルな造り。ヨーロッパにはたくさんの豪華な教会がありますが、逆にこの懐かしい空間が落ち着きます。壁にはたくさんのフレスコ画があり、その殆どが1400年代のもので、この教会が時代と共に歩んできたことを感じることができます。イスに座り、祭壇を見つめ、ただただ時間が過ぎて行くのを感じることは最高の贅沢です。
写真:麻田 ユウミ
地図を見るチヴィタの中には数軒のレストランもあり、タイムスリップしたかのような街並みを眺めながら食事を楽しむことができます。お勧めは中央の広場すぐにある「Trattria Bruschetteria La cantina di Arianna」。中世を感じる店内に美味しい食事はプライスレス!天気のいい日は是非テラス席で歴史の流れを感じながらの食事がお勧めです。
写真:麻田 ユウミ
地図を見るメニューはサラダやパスタ、メイン料理まで数多く揃っています。どの料理も地元産のワインとの相性抜群でお値段もお手頃です。もちろんお料理にはチヴィタ特産のオリーブオイルをかけて召し上がれ!軽くワインと前菜のみでも大丈夫なので、時が止まったかのようなチヴィタの街でゆっくりとした時間をお楽しみください。
写真:麻田 ユウミ
地図を見る小さな街のチヴィタには多数のお土産屋さんがあり、ポストカードやタイル、陶器等から地元の名産品まっで数多く揃っています。お店の前に飾られているチヴィタの絶景のポストカードはお土産にマストアイテム。素敵なポストカードで家族や友人にハガキを出してみてはいかがですか?
写真:麻田 ユウミ
地図を見るチヴィタの名産品と言えばオリーブオイル。バニョレージョの周りはたくさんのオリーブ畑があり、この地域はオリーブに最も適した気候と土壌で長年続くオリーブ農家もあります。チヴィタのオリーブオイルは他とは香りがひと味違う!と地元イタリアでも折り紙付きの美味しさで大人気。他の地域では手に入らない高品質で美味しいオリーブオイルがお手頃価格で手に入るのも魅力です。その他、ワインやパスタ、石鹸等の地元の名産品もお勧めです。
チヴィタへ交通機関を使って行くにはオルヴィエートからが便利です。オルヴィエート駅の前にあるフニコラーレ(ケーブルカー)の駅前からバスが出発します。チケットは車内では買えないので事前に駅の横にあるバールで購入しておきましょう。本数はかなり少ないので事前にCotral社の時刻表をチェックしておきましょう。もちろん帰りのバスの時刻のチェックもお忘れなく!
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(2024/12/3更新)
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