シュタイフ社の本社、そして隣接するミュージアムがあるギーンゲンへは、ドイツ国内主要都市から電車でアクセスすることができます。フランクフルトから約3時間、ミュンヘンからは約2時間で訪ねることができます。駅に着いてからミュージアムまでの道のりは心配いりません。ほら、テディが足跡を残していってくれているんですから!
写真:ジュマペル ヤマモト
地図を見るさすがシュタイフ社の「城下町」。街なかには、テディベアをモチーフにした看板なども見かけることができます。駅からミュージアムまでは、徒歩5分程度。入口には、テディベアとゾウのぬいぐるみのモニュメントがあります。
なぜゾウなのか・・・?そのナゾは後ほど・・・
写真:ジュマペル ヤマモト
地図を見る写真:ジュマペル ヤマモト
地図を見るミュージアムの中には、機械仕掛けで動くぬいぐるみの展示や、テディベアが世界中のぬいぐるみに会う冒険ストーリー仕立ての展示もあり、大人から子供まで楽しめます。クマつながりでなんと日本のくまモンも登場しますよ!
写真:ジュマペル ヤマモト
地図を見る展示の冒頭には、シュタイフ社の歴史や、初期のテディベアなども展示されています。
創業者マルガレーテ・シュタイフは、1847年ドイツの小さな町ギーンゲンで生まれました。小児麻痺を患い、両足と右手が不自由となるハンデを負いましたが、中学生の頃には洋裁学校に通いはじめます。やがて、3姉妹で洋裁店をスタートし、高品質なフェルト製の洋服やテーブルクロスなどがたちまち評判となり、人気店へと成長します。
とある日、思いつきで小さなゾウのぬいぐるみを作りました。小さな甥や姪にはおもちゃとして、大人の女性たちには針刺しとしてプレゼントすると、近所の評判となり、お店の前にはゾウのぬいぐるみを求める人々で行列ができるほどになりました。
1902年、事業を手伝っていたマルガレーテの甥リチャードは「本物のようなクマのぬいぐるみ」を思いつき、腕と脚を動かせる毛足の長いモヘアで作られたクマのぬいぐるみを設計し、マルガレーテが形にしました。
これがテディベア誕生の瞬間です。
写真:ジュマペル ヤマモト
地図を見る初めは売れ行きがパッとしなかったこのクマのぬいぐるみは、アメリカ人バイヤーの目にとまり、なんと、時のセオドア・ルーズベルト大統領の晩餐会のテーブルディスプレイに使われるという大出世を果たしました。そしてのちに大統領のニックネーム「セオドア=テディ」にちなんで、「テディベア」と呼ばれるようになり、一大ブームを巻き起こすことになったのです。
写真:ジュマペル ヤマモト
地図を見るショップは、シュタイフのテディベアで埋め尽くされんばかりで、テディベア好きなら悶絶すること間違いなし。定番品はもちろん、日本では手に入らない限定品やビンテージ品など、豊富なラインナップが、日本より手頃な価格で販売されています。
さらに、別棟にはアウトレットショップもあり、好みにあうテディベアがいれば、さらにお得な価格で手に入りますよ!
写真:ジュマペル ヤマモト
地図を見るショップで販売されている製品は、ミュージアムに隣接する本社工場で、生地や縫製にこだわり、一つ一つ職人さんが手作りをしています。全てのぬいぐるみには「ボタン・イン・イヤー」と呼ぶ世界で一番古いというトレードマークを付けて、その高品質を約束しています。マルガレーテ・シュタイフ女史の魂が息づく創業の地で、テディベア達があなたを待っていますよ!
この記事の関連MEMO
この記事を書いたナビゲーター
ジュマペル ヤマモト
私は、これまで旅先で様々な人に出会い、風景やモノを見て、感動したりド肝を抜かれたり、時にはヘコんだりしてきました。そしてそれらの経験は、私の人生に多くの影響を与え、成長させてくれました。そうです、旅は…
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
旅行ガイドを検索!
(2025/2/15更新)
- 広告 -