写真:ShinYah シンヤ
地図を見るシドニー市街の中央部に広がる公園「ハイドパーク」を歩いていると、木々の間から鋭く尖った2つの塔が見えてきます。こちらが今回ご紹介するセント・メアリー大聖堂。大都会シドニーの市街地にありながら、緑豊かな自然の中にそびえ立つこの教会は、市民の憩いの場ともなっています。
写真:ShinYah シンヤ
地図を見る間近で見上げると迫力満点!このセント・メアリー大聖堂は、2つの塔を持つゴシック建築で、塔の高さは74メートル、奥行きは最大107メートルあります。これは南半球で最大のゴシック建築と言われており、また同時にオーストラリアで最も古いカトリック教会で、創建は19世紀中頃。しかしその後1865年の火災によって消失し、以後60年以上もの歳月をかけて再建、現在あるのは1928年に再建された建物です。
写真:ShinYah シンヤ
地図を見る内部へ入って行くと、妖艶な光に包まれた壮大な空間に圧倒されます!教会内部の天井の高さは22メートルから所によって46メートルにも及び、天井付近には様々なステンドグラスが並べられ、そこから射す日の光が何とも言えない艶やかな色合いをかもし出しています。
写真:ShinYah シンヤ
地図を見る必見は、主祭壇の奥にある巨大なステンドグラス!聖母マリアの戴冠が描かれたこのステンドグラスは、19世紀後半にイギリスのバーミンガムで作られたもの。その大きさは勿論の事、数多くの聖人が描かれた繊細な描写は、まるで星屑を散りばめた様な美しさ!
このステンドグラスは主祭壇よりも奥にありますが、両サイドの回廊からステンドグラスの真下まで行く事が出来るので、ぜひ間近でじっくりと観賞してみて下さい。主祭壇側から見るのとは、また違った魅力を発見できる事でしょう。
写真:ShinYah シンヤ
地図を見るまた、各所に置かれた精密な造りの像も見ごたえがあり、中でも必見なのが祭壇に向かって左端の小部屋にある子を抱く聖母の像。これは、この教会の名前でもあるキリスト教徒Mary(メアリー)をモチーフにしたもので、19世紀に寄贈された作品です。その美しい色使いと質感、そして彼女の繊細な表情は、見る者を魅了します。
写真:ShinYah シンヤ
地図を見るセント・メアリー大聖堂のパイプオルガンは教会の中央付近、主祭壇を見て左側の高い位置にあって、真下から見上げれば迫力満点!このパイプオルガンは1999年に導入された新しい楽器で、教会創建当初からあったものは災害などによって消失、これまでに何度か置き換えられてきた歴史があります。
写真:ShinYah シンヤ
地図を見るセント・メアリー大聖堂を訪れるなら、是非パイプオルガンの音を生で聴いてみたいもの!この教会では、パイプオルガンを使ったコンサートが時々行われており、ダイナミックな演奏を聴くチャンスがあります。コンサートスケジュールは教会のHPに掲載されており、チケットも同HPから予約可能。中には入場無料のコンサートもありますので、滞在スケジュールが合えば、是非とも訪れてみて下さい。
セント・メアリー大聖堂へ行くには、鉄道の利用が便利。シドニーのシティーサークル線(T2、T3)のセント・ジェームス駅で降り、出口を出てハイドパークの公園内を歩いて行けばすぐ着きます。
尚、教会内は観光客だけではなくクリスチャンの方も多数訪れていますので、節度を持った行動を心がけましょう。過度に露出の高い服装は避け、帽子を着用の際は脱帽して入場、また祭壇の前では大きな音をたてたりせず雑談を慎むなど、マナー向上に努めて下さい。
シドニーにあるセント・メアリー大聖堂、その美しい外観とステンドグラスを観に、是非訪れてみて頂ければと思います。
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この記事を書いたナビゲーター
ShinYah シンヤ
作曲・編曲活動の傍ら、音楽業界に関する独自の見解や、自らの旅行記をブログに綴っています。創作ネタの調達に時々海外へ出かけて行くと、そこには一つの価値観に捉われない多種多様な概念があって、いつも自らの視…
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(2025/2/16更新)
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