出雲大社は「大国様」で知られる大国主大神様をおまつりする神社です。「出雲大社」は縁結びということでよく知られているのですが、その縁は男女の縁だけでなく、大国様は縁結びはもとより、生きとし生けるものが共に豊かに栄えていくための結びつきを司る神様でもあるのです。
神話の因幡の白うさぎの話は有名ですね。大きな袋を肩に掛け〜大国様がきかかると、そ〜こに因幡の〜という歌があるように、大国様と白うさぎの話があります。
その神話をもとに「出雲大社」の境内にはたくさんのうさぎの彫刻を見ることができます。その数47羽。一体、一体趣が違うのでぜひ見てみてくださいね。とてもかわいらしですよ。
また、大国様はうさぎを助けたことより「復活の神、甦りの神」とも言われていますし「医療の神」とも崇められています。大国様がうさぎを助けたと言われる鳥取県の因幡(鳥取市)にある「白兎神社」も医療の神社としても存在しています。
本殿の右に「筑紫社」、左に「御向社」と「天前社」があります。また、大国様はうさぎを助けたことより「復活の神、甦りの神」とも言われていますし「医療の神」とも崇められています。
筑紫社には海の神様「多紀理比売命(たきりびめのみこと)」が祀られています。多紀理比売命は宗像三女神の一神であり御利益は、海上安全、航海安全、交通安全、漁業豊漁、五穀豊穣など様々なものがあります。
御向社に祀られている「須勢理比売命(すせりびめのみこと)」は、本殿に鎮座される大国主大神の奥方です。
天前社に祀られている「蚶貝比売命(きさがいひめのみこと)」と「蛤貝比売命(うむがいひめのみこと)」は大国主大神を治療して助けられたことから看護の神様として信仰されています。
ご本殿裏の通りには、大国主大神様の親神である 「素戔嗚尊(すさのおのみこと)」が「素鵞社(そがのやしろ)」内に祀られています。このように「出雲大社」のご本尊は大国様ではありますが、本殿内や社の内に他の神様も祭られており、恋愛成就だけの神社ではなく、人々のいろいろな願いを聞いてくれる神社です。
「出雲大社」が恋愛成就の神社として有名な理由は諸説ありますが、神無月(出雲では神有月)の10月に全国の神様が集まって会議をするのは、男女のカップル決めをすると言われていることも、縁結びの神社と言われる所以でしょう。恋愛成就を願うのであれば10月が一番いいとも言われています。
しかし、社内に鎮座する須勢理比売命(すせりびめのみこと)はとても気性が激しく、嫉妬深いことで有名で「出雲大社」にカップルでお参りすると、そのカップルは別れると言われているほどです。神話では、この大国様(大国主命)いろいろな名前を持ち、そしてとてもモテ男でプレイボーイだったとか?奥様がヤキモキするのも無理はなかったかもしれませんね。ご参拝の際はご注意くださいね。
写真はご本殿前です。こちらで参拝いたします。
「出雲大社」でも、御朱印を頂くことができます。大社参りの際には御朱印帳をお忘れなくご持参くださいね。
「出雲大社」は足を運んだとたんに、ちょっと違う雰囲気が漂っています。境内には、パワーがあふれてくる感じがとてもします。たくさんの絵馬の奉納やおみくじからも伺えますね。
参拝が終わったら、門前町をそぞろ歩き。観るだけでもよし、食べるのもよし、お土産を買うのもよしです。食べ物は「ぜんざい」がお勧めです。「ぜんざい」は出雲が発祥の地と言われています。それぞれのお店で趣向が違うのでお店選びも楽しいですよ。
住所:島根県出雲市大社町杵築東195 出雲大社社務所
電話番号:0853-53-3100
アクセス:JR出雲市駅より一畑バス[出雲大社・日御碕・宇竜行き]で25分
2017年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
この記事の関連MEMO
- PR -
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索