奈良・明日香村の秋の風物詩「飛鳥光の回廊」で幻想空間を満喫!

奈良・明日香村の秋の風物詩「飛鳥光の回廊」で幻想空間を満喫!

更新日:2019/09/10 09:15

モノホシ ダンのプロフィール写真 モノホシ ダン 総合旅行業務取扱管理者、総合旅程管理主任者
2004年から毎年、初秋に開催されている奈良県明日香村の「飛鳥光の回廊」は、村内の代表的な寺社、史跡、施設をライトアップして約2万本のロウソクの灯りで彩る光のイベントです。わが国の律令国家発祥の地であり飛鳥時代の宮殿や史跡が数多く発掘されている歴史ロマンの地、明日香村で初秋の夜の幻想空間を楽しんでみませんか?

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聖徳太子誕生の地「橘寺」と飛鳥三大寺のひとつ「川原寺」

聖徳太子誕生の地「橘寺」と飛鳥三大寺のひとつ「川原寺」

写真:モノホシ ダン

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2019年「飛鳥光の回廊」の開催日は9月21日(土)〜22日(日)の2日間で、時間は18時〜21時までです。おもなイベント・コンテンツは「川原・橘エリア」「万葉文化館・飛鳥寺エリア」「岡エリア」「石舞台・島庄エリア」などです。

各エリアをいちばん効率よく回るには、マイカーなら石舞台古墳の駐車場に車を置いて、そこから徒歩で「川原・橘エリア」まで約20分ほど移動して、万葉文化館・飛鳥エリア、岡エリア、石舞台・島庄エリアと回るルートがおすすめです。電車利用の場合もやはり近鉄「飛鳥駅」から路線バスで石舞台古墳まで移動して、同様に回って石舞台古墳から路線バスで飛鳥駅まで戻るというのがおすすめです。近鉄「飛鳥駅」は特急停車駅なので便利です。

写真は、聖徳太子誕生の地として知られる「橘寺」です。創建年代は不詳で、聖徳太子建立の七大寺のひとつとされています。境内では毎年9月上旬〜10月下旬にかけて約150本の酔芙蓉(すいふよう)の花が咲き誇ります。

聖徳太子誕生の地「橘寺」と飛鳥三大寺のひとつ「川原寺」

写真:モノホシ ダン

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橘寺ライトアップでは、「〜光と影 煌きの道〜」が行なわれます。流れる和の音色と光と影の演出を楽しみましょう。

<橘寺の基本情報>
住所:奈良県高市郡明日香村橘532
電話番号:0744-54-2026
入山料:イベント期間中 境内のみ開放

聖徳太子誕生の地「橘寺」と飛鳥三大寺のひとつ「川原寺」

写真:モノホシ ダン

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橘寺で美しく咲き誇る酔芙蓉の花とライトアップを楽しんだら、すぐ目の前に広がる川原寺(弘福寺)の会場に行ってみましょう。もとは飛鳥寺(いまの元興寺)・薬師寺とともに飛鳥三大寺のひとつで、斉明天皇の川原宮跡に子供の天智天皇が建てた大寺院です。

平城京遷都により飛鳥寺と薬師寺が移転した後も飛鳥にとどまり、やがて衰退して廃寺となりました。現在はその中金堂跡付近に、川原寺の法灯を継ぐとされる真言宗の弘福寺(ぐふくじ)が建っています。

川原寺では“光と寺院と煌きの空間”というタイトルで、幻想的な光に包まれる演出があります。川原寺は日本で初めて写経が行われたところで、写経道場は様々な色の煌きにより幻想空間となり、喫茶として開放されます。

<川原寺(弘福寺)の基本情報>
住所:奈良県高市郡明日香村大字川原1109
電話番号:0744-54-2043
本堂拝観料:300円(喫茶メニューは有料)

日本最古の仏像「飛鳥大仏」とあすか劇団「時空」のコラボも

日本最古の仏像「飛鳥大仏」とあすか劇団「時空」のコラボも

写真:モノホシ ダン

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「万葉文化館・飛鳥エリア」では、最初に飛鳥寺に行ってみましょう。飛鳥寺は596年(推古天皇4年)、蘇我馬子の発願により誕生した日本初の堂塔伽藍の本格的寺院です。飛鳥寺では、普段は閉じられている本堂正面の扉が開かれ、日本最古の仏像といわれる飛鳥大仏のライトアップされた姿を礼拝できます。

日本最古の仏像「飛鳥大仏」とあすか劇団「時空」のコラボも

写真:モノホシ ダン

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さらに飛鳥寺では、明日香村の村民によって立ち上げられた劇団、あすか劇団「時空」による“古代人との邂逅”があり、観光客を古代の世界へと誘います。あすか劇団「時空」の寸劇や、一緒に写真撮影も楽しむことができます。彼岸花咲く初秋の明日香村で、特別な夜を体感してみてください。

<飛鳥寺の基本情報>
住所:奈良県高市郡明日香村大字飛鳥682
電話番号:0744-54-2126
観覧料:一般350円・中高生250円・小学生200円

和傘を使ったライトアップが美しい「岡寺」

和傘を使ったライトアップが美しい「岡寺」

写真:モノホシ ダン

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「岡エリア」で、最大のみどころが“岡寺ライトアップ(光の傘)“です。岡寺の寺号の由来は633年(天智天皇2年)、義淵(ぎえん)僧正が草壁皇子の住んだ岡宮をもらい受ける形で創建したことによります。また義淵僧正が法力で悪い龍を寺の池に蓋をして封じ込めたため、龍蓋寺(りゅうがいじ)とも呼ばれています。

この岡寺は、わが国最初の厄除け霊場とされ、本尊の如意輪観音坐像は弘法大師がインド、中国、日本の土を混ぜて造ったとされる高さ4.6mの日本最大の塑像です。また岡寺は西国三十三カ所観音霊場の弟7番目の札所としても有名です。写真は江戸時代の1612年(慶長17年)に建てられた仁王門で重要文化財です。

和傘を使ったライトアップが美しい「岡寺」

写真:モノホシ ダン

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岡寺ライトアップでは、2016年から和傘を使った演出「和傘献灯美」があらたに取り入れられました。境内に並ぶ和傘で、光の和空間を楽しみましょう。

和傘を使ったライトアップが美しい「岡寺」

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岡寺の三重塔は1986年(昭和61年)に再建された比較的新しいものですが、周囲の景観によく溶け込んでいます。またライトアップされた、この三重塔は川原寺跡からもよく見えます。なお境内は、ライトアップ直後は、参拝客やカメラマンで大変な混雑となりますので、少し間を置いてから訪れた方がいいでしょう。

<岡寺の基本情報>
住所:奈良県高市郡明日香村岡806
電話番号:0744-54-2007
入山料:大人400円・高校生300円・中学生200円

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飛鳥光の回廊のメイン「石舞台・島庄エリア」

飛鳥光の回廊のメイン「石舞台・島庄エリア」

写真:モノホシ ダン

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「石舞台・島庄エリア」では、国営飛鳥歴史公園石舞台地区の芝生広場で行われる“光の彼岸花&光のメッセージ”が必見。光の彼岸花は、同時開催される「彼岸花祭り」を象徴するもので、夜空に煌く姿は感動の一言です。

飛鳥光の回廊のメイン「石舞台・島庄エリア」

写真:モノホシ ダン

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また、地面に設置されるカップロウソクは、近隣小学校・幼稚園等の児童・園児のメッセージが描かれています。そのほか、公園ボランティア「飛鳥里山クラブ」製作の立体オブジェもみどころのひとつです。

そのほか、石舞台地区の「あすか風舞台」のステージイベントでは、聖徳中学校生徒による吹奏楽・和太鼓演奏や、飛鳥光の大道芸による勇壮なファイヤーダンスなども楽しみ。

飛鳥光の回廊のメイン「石舞台・島庄エリア」

写真:モノホシ ダン

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「島庄光の沿道」では、島庄大字の村民と関西大学の学生ボランティアが共同で、エリア内に光の装飾を施します。無料で古代衣装体験も楽しめます。

闇に浮かび上がる「石舞台古墳」のライトアップ

闇に浮かび上がる「石舞台古墳」のライトアップ

写真:モノホシ ダン

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さらに、石舞台古墳もライトアップされます。石舞台古墳は、飛鳥時代の政治権力者だった蘇我馬子の墓とされ、わが国最大級の方墳です。岩の総重量は約2300トンで、天井石だけでも約77トンもの重さがあります。建造時には盛土に覆われていた墳丘でした。

闇に浮かび上がる「石舞台古墳」のライトアップ

写真:モノホシ ダン

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石舞台古墳の盛土は早くから失われていたようで、江戸時代には観光名所にもなっていました。ライトアップのほかに、古墳の内部には、光のオブジェも設置されます。

<石舞台古墳の基本情報>
住所:奈良県高市郡明日香村島庄254番地
電話番号:0744-54-4577
入場料:大人300円 小中学生100円

闇に浮かび上がる「石舞台古墳」のライトアップ

写真:モノホシ ダン

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「飛鳥光の回廊」で、石舞台・島庄エリアはメインエリアといっても過言ではないほど、素晴らしい光の芸術と各種のパフォーマンスが楽しめるところです。できれば、両日に渡ってじっくり訪れたい光のイベントといえるでしょう。

ここでさらに嬉しい情報を。2019年の飛鳥光の回廊は、前年に引き続き「彼岸花祭り」とのコラボになります。明日香村の彼岸花は、毎年9月中旬から9月下旬にかけて棚田で有名な稲渕地区や石舞台地区、橘寺地区などで咲き誇ります。日中は咲き誇る彼岸花を愛でて、夜は光のイベントを楽しむというじつに充実した一日を過ごすことができるのです。

2019年の初秋は「飛鳥光の回廊×彼岸花祭り」で秋の夜長を楽しんでみませんか?

「飛鳥光の回廊」の基本情報

住所:奈良県明日香村内各所
電話番号:0744-54-4577
開催期間:2019年9月21日(土)〜22日(日)※雨天中止
点灯時間:18:00〜21:00(予定)
アクセス:有料シャトルバス利用が便利
シャトルバスルート:近鉄橿原神宮前駅東口〜万葉文化館〜石舞台または近鉄飛鳥駅〜川原〜石舞台
シャトルバス運行時間:17:10〜21:35 およそ30分間隔
シャトルバス乗車料金:乗車区間に関わらず1乗車につき大人100円(中学生以上)、小人50円
車利用の場合は、西名阪自動車道郡山ICから国道24号線と国道169号線経由で石舞台古墳有料駐車場利用
※駐車場が少ないため、公共交通機関の利用がおすすめです。

2019年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2017/09/23−2018/09/22 訪問

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