京都駅から無料送迎バスに揺られること約40分。比叡山ドライブウェイに入って山頂へ向かう途中に「星野リゾート ロテルド比叡」はあります。ホテルがあるのは京都の北東。琵琶湖の西側にそびえる比叡山の標高650m、雲より高い場所に位置しています。
写真:安藤 美紀
地図を見るフランスの要素をデザインに取り入れているのも、「星野リゾート ロテルド比叡」の大きな特徴。「京都とフランスって意外な組み合わせ!」という声が聞こえてきそうですが、実は京都は1957年にパリと姉妹都市提携を結んでいます。こちらの施設は、一歩足を踏み入れた瞬間から、優雅で洗練された空気に触れられます。京都にいながらフランスを旅している気分を、ぜひお楽しみください。
写真:安藤 美紀
地図を見る地下にあるライブラリーには、琵琶湖の世態系や、発酵食品の本、比叡山の本など、約250冊がずらりと並んでいます。またライブラリーの一角には、ハーブティーやコーヒーマシンが置いてあり、ゲストは24時間いつでも利用可能。おこもりするのに役立つアイテムなので、お見逃しなく。
写真:安藤 美紀
地図を見る2017年4月にオープンした「山床カフェ」は京都の川床のをイメージして作られました。琵琶湖を眺められるように、横一列のカウンター席を配置。まさに川床に座るような感じで、ゆったりと座りながら琵琶湖を眺めることができます。
ただし、「山床カフェ」は建物の東向きに作られたエリア。午前中は、やや日差しがキツいと感じるかもしれません。お昼過ぎから日差しが傾いていきますので、チェックインの時間帯が一番過ごしやすくてオススメ。また、夜になると夜景が綺麗に見られたり、夜7時から深夜12時まで食後酒を無料で飲むことができます。昼と夜、両方立ち寄って、趣の違う「山床カフェ」を楽しみましょう。
写真:安藤 美紀
地図を見るまた、チェックインの時間から午後5時までは、フランス伝統菓子のアフタヌーンティーをセルフサービスで楽しむことができます。「山床カフェ」で美しい景色をぼんやり眺めながら、ビスコッティやマカロンをパクッと一口…。オシャレなお菓子とともに、何もしない贅沢時間に浸ってみましょう。
「星野リゾート ロテルド比叡」は雲より高い位置にある施設。お天気次第では雲海が見られることもあります。特に秋冬だと雲海が発生しすく、月に3〜4回見られることも!
写真:安藤 美紀
地図を見る琵琶湖は湿度が高いことから、昔から発酵食文化が栄えてきました。そのため、「星野リゾート ロテルド比叡」では、「発酵」を一つのテーマにしています。
毎日3時半からサロンで行われている発酵茶の飲み比べ体験(無料)では、ロテルド比叡オリジナルの微発酵・半発酵・発酵という3種類のほうじ茶を飲み比べできます。ほうじ茶の発酵茶自体がほかにはなく、非常にレア。スタッフの解説つきで、得がたい体験ができます。
写真:安藤 美紀
地図を見るこのほかに、17時からはワインのテイスティング講座も行われます。実際にワインを飲みながら、ワインの味や色合い、香りの違いを学ぶことができます。ワイン好きの方は、自分好みのワインを見付ける時に役立ちますよ。こちらも参加費は無料です。
写真:安藤 美紀
地図を見るとにかく素晴らしいのは、滋賀県出身の料理長がつくるお食事!フランス料理と滋賀県の郷土料理が融合した、ここでしか食べられない「新感覚フレンチ」を楽しむことができます。
夕食では、滋賀県の郷土料理を代表する高級珍味「鮒ずし」の3年ものと4年ものを食べ比べることができます。特に4年ものの鮒ずしは、塩→お米→酒粕という複数の工程で漬け込むため、味がマイルドで驚くほど食べやすい!「鮒ずしってクサイから無理!」という方こそ、ぜひ味わってみてください。
鮒ずしは発酵食の王様。食べてみると整腸作用が高まり、悪いものがどんどん出やすくなりますよ。
写真:安藤 美紀
地図を見る「星野リゾート ロテルド比叡」の客室数は全部で29部屋。客室のタイプは、スイートルームが1部屋、セミスイートルームが2部屋、ワンちゃんと泊まれるペットルームが1部屋、残りの25部屋はすべてスタンダードなツインルームになっています。
写真:安藤 美紀
地図を見るペットルームには、庭先にプチドックランできる場所があります。関西方面では、ワンちゃんと泊まれるお部屋はまだまだ少ない状況…。愛犬家の方にも「星野リゾート ロテルド比叡」はオススメですよ。
写真:安藤 美紀
地図を見るこのホテルの一番のおすすめは、ロテルド比叡か延暦寺の宿坊に泊まった人しか参加できない「朝のお勤め」体験です。この体験は、夜が白み始めた早朝6時半から約20分間、延暦寺の東塔エリアにて行われます。内容は前半がお経、後半が僧侶の人による法話です。
そもそも「比叡山ドライブウエイ」が朝7時からしか開かないため、一般の方は入場すらできません。また、延暦寺の開門は朝9時からなので、仮にドライブウエイのゲートがあいたとしても東塔エリアに入ることができないのです!
写真:安藤 美紀
地図を見るもともと延暦寺は、1,200年以上前に桓武天皇の勅願をうけて、最澄が国家を鎮護するために建てたお寺。風水的に厄をのぞく重要な役割があったため、今でも周囲には神秘的なオーラが漂っています。
提供元:株式会社 星野リゾート
https://www.hotel-hiei.jp/「朝のお勤め」は東塔エリアにある総本堂「根本中堂」で行われます。ここはかなり大きなお堂で、建物自体が国宝にも指定されています。中でも、1,200年前からいまだかつて灯火が消えていないという「不滅の法灯」は、一見の価値あり!
僧侶の方がお経をあげ始めると、広いお堂に声が響き渡り、なんだかコンサート会場にいるような気持ちになります。特に嬉しいのは、ご祈祷中に参加者の名前が呼ばれること。延暦寺で自分の名前が呼ばれるなんて感動です!「朝のお勤め」は厄払いの要素もありますし、心が綺麗になって気分一新。またがんばろう、という前向きな気持ちになれますよ。
「星野リゾート ロテルド比叡」は京都駅から近すぎず遠すぎず、かつ外界から遮断された非日常感をたっぷり楽しむことができます。慌ただしい現代の社会生活の中で、この空間、この時間はなかなか味わえません!リフレッシュすると同時に新しい活力をもらいたい人は、ぜひ訪れてみてください。
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(2024/4/20更新)
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