素敵の一言!マレーシア「クチン」〜コロニアルと中国建築の融合都市

素敵の一言!マレーシア「クチン」〜コロニアルと中国建築の融合都市

更新日:2017/09/12 11:01

麻田 ユウミのプロフィール写真 麻田 ユウミ 旅ブロガー
マレーシアのボルネオ島にあるサラワク州の州都「クチン」。猫を意味するクチンは街のあちこちに猫のオブジェがある都市として有名です。
19世紀には東南アジアで初めて白人王が誕生した場所で、その面影を残すコロニアル建築が多数残されており、また華人が多く住む場所から、どこか懐かしさの残る中国の街並みや寺院が建ち並んでいます。違う文化でありながら、不思議と融合している素敵なクチンの街並みをご紹介します。

かつての白人王が建てた素敵なコロニアル建築群

かつての白人王が建てた素敵なコロニアル建築群

写真:麻田 ユウミ

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クチンのコロニアル建築の代表として有名なのがサラワク博物館。1891年に第二代白人王のチャールズ・ブルックが建てたもので、フランスのノルマンディー地方をイメージしたものと言われており、敷地の裏手には広大な庭園が広がります。博物館にはサラワク州に生息する動植物や先住民の民家を復元したもの等が展示されています。

かつての白人王が建てた素敵なコロニアル建築群

写真:麻田 ユウミ

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サラワク川の北側にあるマルゲリータ砦は、海賊等の侵入に備えて1879年に建てられた要塞。現在博物館になっており、第二白人王でもあったチャールズ・ブルックや砦の構造、第二次世界大戦の日本軍のこと等に関する展示がされています。屋上のテラスからはクチンの街を一望できるお勧めスポットです。

かつての白人王が建てた素敵なコロニアル建築群

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現在ツーリスト・インフォメーションとして活用されている1871年に建てられた旧裁判所は、現在観光案内所以外にも、ギャラリーやカフェが入ったお洒落スポットとして生まれ変わっています。建物内にある風通しの良い素敵な中庭が面したカフェは、街歩きの休憩にぴったりです。

まだまだある!現在も美しさを失わないコロニアル建築群

まだまだある!現在も美しさを失わないコロニアル建築群

写真:麻田 ユウミ

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古代ギリシアの建築様式であるコリント式の柱を使用した、華麗で優美な外観を持つ建物は中央郵便局。すぐ隣には中華街の門があり、華洋折衷を感じられる場所です。もちろん現在も郵便局として営業しているので、旅の思い出のハガキを出してみてはいかがですか?

まだまだある!現在も美しさを失わないコロニアル建築群

写真:麻田 ユウミ

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サラワク川沿いのウォーターフロントに建つ建物は、元留置場であり、地下牢も備わっています。その後要塞やダンスホールと様々な違った役目を果たしながら、現在はインフォメーションセンターの1つとなっています。

まだまだある!現在も美しさを失わないコロニアル建築群

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もともとパビリオンとして使われていた白い瀟洒な洋館は1909年に建てられたクチン初の鉄筋建築。現在はテキスタイル&コスチューム博物館になっており、サラワク州の伝統織物や衣装等が展示います。どの衣装も手が込んだ鮮やかな色合いで、見ているだけでも楽しくなる博物館です。

歩いているだけで楽しい!ポップな中国建築

歩いているだけで楽しい!ポップな中国建築

写真:麻田 ユウミ

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中華系住民が多い場所として知られる西側のパドゥンガン通りは、ポップでカラフルな中国系ショップハウスが並びます。1km程の通りに様々なショップが並び、食堂やお土産屋はもちろん、美容院や日用品のお店等地元の方達の生活も垣間見ることができ、歩いているだけでも楽しい場所。午前中の涼しい時間の散歩にぴったりです。

歩いているだけで楽しい!ポップな中国建築

写真:麻田 ユウミ

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ウォーターフロント沿いにあるアンティーク・マーケットはお土産探しにぴったり!その名の通りアンティーク品から籠製品やバティック、クチンのキャラクターでもある猫のグッズ等様々な品が並びます。お勧めはイカットと呼ばれる絣(カスリ)模様の品々。テーブルクロスやランチョンマットをお土産にいかがですか?

歩いているだけで楽しい!ポップな中国建築

写真:麻田 ユウミ

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赤い壁に緑の屋根の極彩色の「大伯公(トゥア・ペッ・コン)」は1770年に建てられたクチン最古の中国寺院。クチンの大火災や戦争も免れた大伯公はクチンの守り神といっても過言ではありません。サラワク華人の歴史がわかる華族歴史文物館も併設されています。

ネコの街クチン!街中にはネコがいっぱい!

ネコの街クチン!街中にはネコがいっぱい!

写真:麻田 ユウミ

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マレーシア語でクチンは「猫」の意味。そのためクチンの街には猫のモニュメントがあちこちにあり、現在では猫が街のキャラクターになっています。8月には猫祭りとも呼ばれる「クチン・フェスティバル」が約1ヵ月の間行われ、街全体が猫一色に!8月の第一土曜日は世界中の愛猫家たちが猫のコスチュームを着て街を歩き、クチン・フェスティバルの目玉になっています。

ネコの街クチン!街中にはネコがいっぱい!

写真:麻田 ユウミ

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猫の街クチンだけあって、ありとあらゆる猫に関するものを集めた博物館が市庁舎の1Fにあります。猫に関する置物や切手、映画のポスター等から、珍しいものでは紀元前の古代エジプトの猫のミイラや、絶滅危惧種と言われるボルネオヤマネコの剥製まで展示されています。日本からも猫の代表として、招き猫はもちろん、キティちゃんやドラえもん、昔懐かしのなめ猫のぬいぐるみやポスターが飾られています。

ネコの街クチン!街中にはネコがいっぱい!

写真:麻田 ユウミ

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もちろんたくさんの本物の猫もクチンにはたくさん住んでいます。どの猫も自然が多いクチンでのんびり過ごしており、見ているだけでも癒される存在!本物の猫に猫のモニュメント、猫博物館…まさに猫一色になれる場所です!

これを食べずに帰るべからず!クチンの名物料理

これを食べずに帰るべからず!クチンの名物料理

写真:麻田 ユウミ

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華人の多い街のクチンでの人気の食べ物の1つが肉まん!街を歩いていると肉まんを売っているお店をよく見かけますが、その中でも一番人気が創業80年の老舗中国カフェ、福建點心茶餐室(フォック・ハイ・ティム・サム・カフェ)の肉まん。お昼には売り切れになることもあるここの肉まんは、ジューシーさとたっぷり詰まった具、手のひら程もあるボリュームで大人気です!是非朝の散歩ついでに美味しい肉まんを味わってみてください!

これを食べずに帰るべからず!クチンの名物料理

写真:麻田 ユウミ

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クチンの麺と言えばコロミー。コロミーとは一言で言うと汁なし麺。クチンのあるサラワク州では美味しくて安い、経済的な麺料理として大人気!一般的なコロミーは、油と調味料で絡めた麺にチャーシューやミンチ、ニンニクやネギがトッピングされています。しっかり味付けされているのに、あっさりしていて、それなのにコクがある一度食べたら病みつきになる麺料理です!

これを食べずに帰るべからず!クチンの名物料理

写真:麻田 ユウミ

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サラワク川沿いに約900mにわたって続く遊歩道はウォーターフロントと呼ばれており、地元の人々から観光客までたくさんの人が行き交います。夕暮れ時にはこのサラワク川沿いにたくさんのお店が並び、ボルネオ沖近郊で採れた新鮮な魚介を食べることができます。対岸にはマルゲリータ砦やアスタナ等のコロニアル建築も見れて雰囲気抜群です。

殆どが入場無料!?コロニアル建築のクチンの博物館

現在コロニアル建築群は博物館として多数利用されていますが、ここクチンの博物館は入場料が無料のところがいっぱい!今回ご紹介したサラワク博物館やテキスタイル&コスチューム博物館も入場無料!気になる博物館はどんどん入ってみて下さいね!

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/07/15−2017/07/16 訪問

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