写真:カノオミツヒサ
地図を見る東京駅から千倉駅までは、特急と普通電車に乗って約2時間50分。高速バスの場合は約2時間10分。お車の場合は、富津館山道路・富浦ICから20分ほどで到着します。
千倉駅からはおよそ2キロで、高家神社の鳥居が見えてきます。
写真:カノオミツヒサ
地図を見る高家神社は、日本料理の神様「磐鹿六雁命(いわかむつかりのみこと)」をまつっています。
元和6年(1620)、宮司の祖先である高木吉右衛門が、桜の木の下から木像と二面の御神境を発見し、お社を建てました。その200年後、御神鏡に「磐鹿六雁命」と記載されていることがわかり、ながらく所在がわからなかった高家神社の御神体であることがわかりました。
江戸時代以降は、ヒゲタ醤油の始祖・田中直太郎氏や、『日本料理法大全』の石井治兵衛氏、日本料理研究会の三宅孤軒氏などの尽力によって、高家神社が全国的に知られるようになりました。
写真:カノオミツヒサ
地図を見る「磐鹿六雁命」は、醤油や調味料の神としてもまつられています。拝殿を囲う石柵には、ヒゲタ醤油やキッコーマンなどの有名メーカーが並んでいます。
特にヒゲタ醤油では、銚子の工場内に高家神社の分祠をまつっており、年に1度、高家神社に奉納するためのお醤油「高倍(たかべ)」を特別に醸造しています。
写真:カノオミツヒサ
地図を見る拝殿のすぐ脇には庖丁塚があり、使われなくなった包丁が奉納されています。調理師などの料理関係者が供養に訪れるそうです。毎月17日は「庖丁供養祭」が行われ、その労がねぎらわれています。
また、毎年5月17日、10月17日、11月23日には「庖丁式」が行われます。古式に則り、食材には一切手を触れないまま、「式庖丁」と「真魚箸(まなばし)」のみで魚が捌かれ、神前に奉納されます。お日にちを選んで、伝統の技を見に行かれてはいかがでしょうか?
写真:カノオミツヒサ
地図を見る社務所には、おみくじのほかに、料理上手を目指す方必携のお守りが並んでいます。
なかでも「料理上達御守」は、「庖丁式」のイメージがデザインされており、高家神社ならではのお守り。台所に置いて精進すれば、料理の腕が格段にあがるかもしれません。
また、前述したお醤油「高倍」も、こちらで手に入れることができます。とっておきのお醤油を使って、料理の幅を広げてみてはいかがでしょうか?
写真:カノオミツヒサ
地図を見る写真:カノオミツヒサ
地図を見る高家神社は「南房総 Lovers’ Spot」のひとつで、「恋に効くパワースポット」として紹介されています。
看板にあるとおり、『彼氏のココロをつかむなら、まず胃袋からつかまなくては!』。
いかがでしたか?南房総・千倉は海に面しており、新鮮な魚介類が豊富。周辺には「道の駅ちくら潮騒王国」や、漁協直売所「魚っちんぐ千倉」があり、獲れたてピチピチのお魚が購入できます。料理の神様をまつっている高家神社にお参りすれば、料理の腕が上がるだけでなく、とびきり美味しい海の幸に出会えるかもしれません。
料理を作ることが好きな方も、食べることが好きな方も、高家神社へぜひお出かけ下さい。
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(2024/10/11更新)
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