群馬県側から国道146号線を長野県方面へと進み、県境を越えてしばらく進んで下り坂に入ると、突然目の前に雄大な浅間山が姿を見せます。まるで浅間山が「いらっしゃい」とお出迎えしてくれているようです。晴れている日にはっきりとしたその勇姿を見ると、なぜか得した気分。
浅間山は標高2,568mの活火山です。2017年9月現在も火山活動が活発で、噴火警戒レベル2、火口から2km範囲が入山規制となっております。
ひとときの浅間山との遭遇に心躍らせたのもつかの間、国道146号線を軽井沢の街に向かって車をさらに走らせます。標高が下がるとともに、徐々に色づいた樹々が増えてきて、これから始まる紅葉のトンネルへの期待が否が応でも高まります。
このあたりはまだ民家や別荘も少なく、歩道も完備されていませんので、歩いて散策される方は走行している車に十分注意をお願い致します。
この国道146号線沿いの、紅葉のトンネルの一番の絶景ポイントは、千ヶ滝郵便局周辺です。国道146号線が真っ直ぐに軽井沢の街に吸い込まれていき、その道路を覆い隠すように色とりどりの紅葉がトンネルを形成して、見る者を圧倒し感動を与えてくれます。
この周辺は歩道も完備されていますので、のんびり散策をしながら美しい紅葉を写真に収めたり、カップルの方は秋の深まりを感じるとともに、愛を深めるというのも乙ではないでしょうか。
国道沿いに完備された歩道は、ガードレールもしっかりと設置してあって、歩道幅も広く、のんびりと散策をするにはうってつけとなっています。歩道脇には可愛い花が植えられていて、その主張しすぎないたたずまいが軽井沢らしい落ち着いた雰囲気を演出してくれています。
綺麗な紅葉が散ってしまうのはどこか物悲しさを感じてしまいますが、落ち葉を踏む音を聴きながら歩くのも、また秋ならではのロマンチックな光景ではないでしょうか。とくにカップルで訪れたなら、冬の訪れを待つ短い秋の空気を感じつつ、いつも以上にお互いの距離が縮まること間違いなしです。
この場所は、軽井沢の人気スポット、星野リゾートのトンボの湯や千ヶ滝温泉から徒歩10分〜15分くらいの距離なので、ちょっとした散歩にもちょうどいいでしょう。
紅葉が一番美しく見えるのは、太陽に照らし出されて輝いているときではないでしょうか。まるで秋が短く、自身が輝ける時間も短く儚いことを知っているかのように、一瞬の煌めきに全てを賭けているかのような印象を受けます。
夕方近く、太陽の陽が傾きかけた頃が紅葉のゴールデンタイムです。この素晴らしい紅葉をぜひ写真と想い出のページに収めていただけたらと思います。
国道146号線から一歩脇道を入れば、そこもまた軽井沢らしい落ち着いた雰囲気の小径がたくさんあります。車が通らないような静かな小径を歩いて、木漏れ陽に輝く紅葉を見つけるのも、また軽井沢を楽しむ方法の一つです。どうか素晴らしい自分だけの紅葉スポットを探してみて下さい!
国道146号線の紅葉は、あまりガイドブックには載っていない穴場的紅葉スポットです。トンボの湯や千ヶ滝温泉からも徒歩で行ける距離ですし、歩道も完備されているので、写真愛好家の方やカップルの方、家族連れの方など、さまざまな層の方に美しい紅葉を楽しんでいただける場所です。
おすすめはちょっと坂道になってしまいますが、トンボの湯や千ヶ滝温泉から千ヶ滝郵便局前まで歩き、そこからまたゆっくりと戻るコースでしょうか。所要時間30〜40分位ですが、行きと帰りではまた違った景色を楽しめること間違いなしです。
毎年10月中旬過ぎから下旬くらいまでが紅葉の見頃です。
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(2023/11/29更新)
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