写真:安藤 美紀
地図を見る京都駅から約40分ほどの場所にあり、京都と滋賀、両方の住所を持つ「星野リゾート ロテルド比叡」。こちらは、世界遺産 比叡山の中に佇むオーベルジュで、フランス気分を満喫できる人気のお宿です。2017年4月には、琵琶湖を眼下に眺められる絶景テラスもオープン!関西屈指のラグジュアリーホテルとなっています。
写真:安藤 美紀
地図を見る今回の「やくばらい散歩」は、ロテルド比叡の秋限定アクティビティ。開催期間は、2017年9月1日から11月30日までの3ヶ月間です。
厄払いが執り行われるのは、全国で約3,800社ある「日吉大社」「日枝神社」もしくは「山王神社」の総本宮、滋賀県大津市坂本の「日吉大社」です。「日吉大社」は有名な神社ですが、京都駅から少し離れていることもあり、あまり混雑することがありません。人混みを気にせず、ゆったり参拝できるのも嬉しいポイント。
写真:安藤 美紀
地図を見る「日吉大社」へ行くには、レトロで可愛い「坂本ケーブル」がオススメ。ロテルド比叡の宿泊者は「延暦寺駅」から乗車して「坂本駅」で下車します。運行時間は約11分間、走行するルートは急勾配ではないので、のんびりたっぷりケーブルカーを楽しみましょう。窓から吹き抜ける風が気持よく、慌ただしい日常を一瞬忘れさせてくれますよ。
「坂本ケーブル」は、乗車時間が日本一長いケーブルカーとして有名ですが、列車自体がレトロ可愛くてフォトジェニック!お気に入りの写真をどんどん撮ってくださいね。運行中の見どころは、線路が2つに分かれている「ターンアウト」。ここで行きと帰りの車両がすれ違います。
■坂本ケーブルの発車時刻…毎時0分と30分
写真:安藤 美紀
地図を見るケーブル「坂本駅」に到着したら、徒歩で約5分の「日吉大社」へ向かいます。鳥居のてっぺんに山形の鳥居がついた珍しい「山王鳥居」をくぐったら、そのまま参道を真っ直ぐ進み、日吉大社の中心である西本宮へ向かいましょう。
「日吉大社」はもともと平安時代、京都に邪気が入ってこないように「厄除けをする目的」で建てられた厄払いのお社。その歴史もさることながら、19棟もの本殿や拝殿、神社などが重要文化財に指定されているという見どころ満載の古社です。
さて、ここからは「日吉大社」の見どころを交えつつ、厄払いの内容をご紹介しましょう!
写真:安藤 美紀
地図を見る「日吉神社」では神様のおつかいとして、神猿(まさる)さんが祀られていますが、じつは本物のお猿さんも飼われているんです!「山王鳥居」から歩いて1〜2分のところに「神猿舎」がありますので、忘れずにのぞいてみてくださいね。
神猿(まさる)さんは魔除けの象徴。史料によると、すでに室町時代からお猿さんが境内で飼われていた、という記録があるそうです。
写真:安藤 美紀
地図を見る「西本宮」の入口でドーンと構える大きな門「西本宮楼門神猿」にも、4匹の神猿さんが見られます。神猿さんは、表側に2匹+裏側に2匹。4匹とも顔は同じですが、柱を支えている格好が全て違っています。グルッと周って見比べてみましょう。
神猿さんがいる「西本宮楼門神猿」をくぐったら、「西本宮」の本殿と拝殿が見えてきます。厄払いが執り行われるのは拝殿。ちなみに、この拝殿も国の重要文化財に指定されています。
今回のご祈祷は、厄払いに特化しているため体感的には5分くらい。やや短く感じるかもしれませんが、神主さんがお祓いの祝詞を読み上げてくれたり、お祓いの道具で丁寧にお祓いしてくれます。初めての方も気軽に厄払いできますので、オススメですよ!
写真:安藤 美紀
地図を見るさらに「やくばらい散歩」に参加すると、厄除けのお守りに加えて、御神茶、お菓子もお土産にいただけます。
今回の「やくばらい散歩」は、宿泊料金+1人につき1,200円。厄払いや厄除けの祈祷料は5,000円〜のところが多いので、これは相当お得です!
また「日吉大社」は、関西屈指の紅葉スポットとしても有名です。毎年11月中旬〜下旬が紅葉のピーク。約3,000本の紅葉が燃えるように色付き、感動しますよ!
ご祈祷を終えてスッキリしたら、「日吉大社」がある滋賀県大津市の坂本エリアをお散歩してみましょう。坂本は、比叡山の麓にある門前町。延暦寺の僧侶たちが隠居するための、里坊文化が根付いた場所でもあります。
「日吉大社」から徒歩で約5分、「旧竹林院」は重要文化財に指定された2階建ての元里坊。お庭を眺めながら、ゆっくり休憩することができる癒しのスポットです。
写真:安藤 美紀
地図を見る写真:安藤 美紀
地図を見る「旧竹林院」の1Fは、ロテルド比叡の宿泊者専用にティーセットを用意してオープン。ホテルのフロントで1人1,000円のチケットを購入すると、お茶とお茶菓子をいただけます。
ティーサロンで出されるのは、ロテルド比叡オリジナルの焙じ茶。実はこのお茶、ひたすら1000日間毎日あるき続けるという、比叡山の厳しい修行「千日回峰行」を終えた僧侶の人が飲むお茶を再現したもの!とても優しいお味に仕上がっていて、体の中からじんわり癒やされます。
写真:安藤 美紀
地図を見る坂本エリアには、もう1つ、歴史的に見応えがあるスポットがあります。それが、穴に太いと書いて「あのう」と読む「穴太衆石積みの石垣」。
この周辺は、安土桃山時代に各県のお城を作る石垣職人が多く住んでいた街。多くのお城が、坂本の石垣職人の指導により作られたと言われています。織田信長が築いた名城「安土城」も、その一つ。現在も「国の重要伝統的建造物群保存地区」に指定されているため、街の至る所に石垣がそのまま残っているのです。
ここは、当時の姿がリアルに残る場所!坂本が歴史の要だったことがよく分かります。
ストレス社会の現代。最近ツイてないからのモヤモヤを振り払ってスッキリしたいな…という方は少ないくないはず。そんな方にこそオススメしたいのが、「星野リゾート ロテルド比叡」の「やくばらい散歩」です。リーズナブルで、手間いらず。旅行ついでにサラリと、かつ楽しみながら厄払いができますよ。自分の心と身体とゆっくり向き合えば、何気ない毎日がいつもより楽しくなるかもしれません!
この記事の関連MEMO
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索
(2025/2/7更新)
- 広告 -