日本最古の飛行場を持つ 航空自衛隊岐阜基地を見学

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日本最古の飛行場を持つ 航空自衛隊岐阜基地を見学

日本最古の飛行場を持つ 航空自衛隊岐阜基地を見学

更新日:2017/09/11 11:09

常盤 兼成のプロフィール写真 常盤 兼成 学習塾経営・講師、フリーライター、旅行プランナー

全国に航空自衛隊の基地は数多くありますが、岐阜県各務原市にある岐阜基地は、現在運用中の飛行場としては日本で最も古い歴史があります。また、2700メートルの滑走路と2400名の隊員数を誇る、日本でも指折りの基地でもあります。岐阜基地の見学は事前予約があれば可能。旧軍時代の貴重な資料の展示を見たり、退役した航空機の撮影もOK。日本の平和を空から守る航空自衛隊についてじっくり学んでみましょう。

岐阜基地の見学は殉職者慰霊碑への追悼から

岐阜基地の見学は殉職者慰霊碑への追悼から

写真:常盤 兼成

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岐阜県南部の各務原市に位置する岐阜基地は、明治初期に陸軍の砲兵演習場として開設されたのがはじまり。現在は航空自衛隊の基地ですが、最初は陸軍の施設としてスタートしました。その後、大正から昭和にかけては陸軍の各務原飛行場として使用され、日本で最も古い飛行場として知られています。

戦後は米軍の支配下に置かれましたが、昭和33年に完全返還され、現在は10を超える部隊や機関が置かれる大変重要な基地のひとつとなっています。

岐阜基地の見学は殉職者慰霊碑への追悼から

写真:常盤 兼成

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基地の見学は係員とともに正門から入門します。まずはじめに、飛行訓練中の事故や車両事故などで殉職した隊員を追悼する殉職者慰霊碑を見学。岐阜基地では1959年から2003年までの間に14人が殉職。その後は現在まで殉職者は出ておりませんが、今後も出ないよう祈りたいものです。

2017年7月から一般公開された岐阜基地「広報館」

2017年7月から一般公開された岐阜基地「広報館」

写真:常盤 兼成

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岐阜基地の広報館は2017年7月から、予約制での一般公開を開始。飛行場開設100周年を記念し、展示内容もリニューアルされました。

2017年7月から一般公開された岐阜基地「広報館」

写真:常盤 兼成

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1918年建造の木造平屋のこちらの建物は、イギリス風の建築様式を取り入れ、旧陸軍の将校集会所として作られました。今回のリニューアルに伴い、隊員ら自ら床や壁を張り替えたとのこと。文化財等の指定はされていませんが、自衛隊が所有する建物の中ではかなり価値の高い建物です。

2017年7月から一般公開された岐阜基地「広報館」

写真:常盤 兼成

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海軍は錨のマークを使っていましたが、陸軍のマークは星。広報館の建物の鬼瓦にも星のマークが入っています。

係員から旧陸軍や広報館の建物の歴史についての説明を受けた後、いよいよ広報館の中の見学です。

「広報館」のリニューアルされた展示物は貴重なものばかり

「広報館」のリニューアルされた展示物は貴重なものばかり

写真:常盤 兼成

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岐阜基地司令、つまり基地の最高責任者の椅子。といっても広報館にあるこちらの椅子は現在の司令が使っているものではありません。こちらの机と椅子は、1988年5月まで30年間実際に使われていたもの。見学時にはこちらの椅子に座って写真撮影することも可能です。

「広報館」のリニューアルされた展示物は貴重なものばかり

写真:常盤 兼成

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旧軍の軍服、勲章、略綬などの展示もあります。当時の軍人のご遺族の方々が寄贈していただいたものも多く大変貴重な展示物です。実際に手に取ることはできませんが、撮影は可能です。

「広報館」のリニューアルされた展示物は貴重なものばかり

写真:常盤 兼成

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展示資料は大変数が多く、限られた見学時間ではじっくりと見て回るのは難しいかもしれません。貴重な資料が多く展示してあることから、岐阜基地以外の隊員の方々の見学も多く、リニューアルされた広報館の展示物はかなり充実したものとなりました。わからないことがあれば、案内をしてくれる係員の方に自由に質問もできます。

屋外展示は退役した名機が勢ぞろい

屋外展示は退役した名機が勢ぞろい

写真:常盤 兼成

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広報館を出ますと屋外にある零式三座偵察機の展示があります。こちらの機体は昭和46年に東京湾で引き揚げられたもので、3人乗りの水上偵察機として使われていました。翼の裏に日の丸がペイントされているのが今でも十分に確認できます。

屋外展示は退役した名機が勢ぞろい

写真:常盤 兼成

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屋外の展示機の中でもこちらのT−2は、国産初の超音速練習機として、一部のマニアには大変よく知られています。2006年に退役するまでに96機生産され、1982年から1995年までブルーインパルスにも採用されていた名機。T−2をここまで間近で見られるのはとても貴重です。

屋外展示は退役した名機が勢ぞろい

写真:常盤 兼成

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C−46は1955年に登場した輸送機。災害時の緊急物資輸送や隊員の輸送に使われてきました。この飛行機は米軍からの供与品として導入されたいきさつがあり、長きにわたって活躍してきました。

退役機の見学の後は厚生センター、いわゆる売店へ移動します。基地内の売店は某コンビニの看板を掲げて営業していますが、一般のコンビニとは異なり、自衛隊グッズや岐阜基地オリジナルグッズが販売され、お土産に喜ばれるような品々が豊富に販売されています。

岐阜基地の見学について

基地の見学にはいくつかの注意点があります。見学希望日の1か月前までの予約が必須です。見学可能人数は2名以上40名以下で、見学希望日の2か月前から受付を開始します。見学時の服装はランニングやサンダル履きなどは禁止。また、飲酒状態での見学もできません。基地内では基本的に写真撮影は可能ですが、退役機以外の航空機の撮影はできません。基地は観光施設ではありませんので、係員の指示に従って行動するなど、規則を守った上での見学が求められます。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2017/09/09 訪問

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