岐阜金華山、信長が天下統一を目指した絶景を二つの「展望台」から楽しもう!

岐阜金華山、信長が天下統一を目指した絶景を二つの「展望台」から楽しもう!

更新日:2017/09/13 16:40

岐阜金華山の329mの山頂にそびえる岐阜城。天守閣からは、織田信長や斎藤道三が眺めた同じ絶景を眺めることが出来ます。天気が良ければ、西は信長が目指した関ケ原方面、南は居城があった小牧山、清州、名古屋など濃尾平野全体を俯瞰する大パノラマ!金華山には天守閣の他にもう一つ展望台があり、二つの展望台からの絶景を堪能できます。そんなトリビア情報を含め、金華山の見どころや歩き方を併せてご紹介します。

金華山ロープウェイ下車後、すぐにある絶景展望台

金華山ロープウェイ下車後、すぐにある絶景展望台
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金華山ロープウェイ下車直後、径は左の階段から展望レストラン(経由岐阜城)へ、まっすぐ進むと岐阜城へと進みます。実はこの展望レストランの屋上に無料展望台があります。レストランに入らなくてもどなたでも登れる展望台です。おススメは、レストラン屋上展望デッキで絶景を堪能した後、天守閣を目指すルート。

金華山ロープウェイ下車後、すぐにある絶景展望台
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中央を緑に囲まれて横切る木曽川のはるか後方に名古屋駅の高層ビル群が見えます。手前の木曽川沿いのタワーは、木曽三川公園ツインアーチ138。

天守閣からの眺望は、この展望デッキより若干標高が高く景色も一段と素晴らしいですが、両方から眺めた印象は、「レストラン屋上展望台の方がよく見える!」との声も。カメラ越しには手すりが写りませんが、肉眼では天守閣の安全手すりなどが若干視界を遮るのがその理由です。

金華山ロープウェイ下車後、すぐにある絶景展望台
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左手後方に大垣や関ケ原方面が望めます。遮るものがないオープンデッキからの大パノラマを堪能してみてはいかがでしょう。

岐阜城天守閣を目指す

岐阜城天守閣を目指す
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屋上展望デッキから展望レストランまで階段で戻り、レストランと茶店前を左手に見て天守閣を目指します。展望レストランには長良川を見おろす位置にカウンター席(写真)が設けてあります。展望レストランまで既に10m程度上がっているので、この先は登りが少なく比較的楽に歩けます。

岐阜城天守閣を目指す
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朱塗りの松風橋を渡りゆるやかに登って行きます。この橋には最初に分かれた下の径から上がることもできます。

岐阜城天守閣を目指す
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閻魔堂(えんまどう)で下から来る径が合流し一本径に。閻魔堂を越えると、径は再び左右に分かれます。ここは天守閣がくっきり見える人気の写真スポット。
おススメはここからは右手(写真)の塀沿いに行かず、左手の径から天守閣を目指します。このルートでは天守閣まで100m程距離が短くなります。天守閣からの帰路は資料館などを見学すると右手の径を戻ってきます。距離が短い方が良い方は、天守閣からそのまま同じ径を戻るのが楽です。おススメは帰路は資料館方向を回って、閻魔堂まで一周するコース。

閻魔堂からの帰路は展望レストラン方向へ行かずにロープウェイへ戻るとレストランからの急階段を下りる必要がないので楽です。又、閻魔堂を中心に八の字になっているルートを全て回れるので全見どころをチェックできますよ!

岐阜城天守閣からの絶景

岐阜城天守閣からの絶景
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天守閣の真下まで登って来ると木々の間から長良川と岐阜の町が見渡せます。天守閣入場料は200円、天守閣すぐ下にある岐阜城資料館へも入館できます。

岐阜城天守閣からの絶景
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天守閣から長良川上流方向、清流長良川の雄大な眺めをご堪能下さい。

岐阜城天守閣からの絶景
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写真右手の空との境に近い緑の小山が小牧山。かつて信長が居城を構え、小牧長久手の戦いでは家康が犬山城に入場した秀吉と対峙した場所です。平野からいきなり円錐形の山が盛り上がる造形美と緑濃い絶景は岐阜の魅力です。

岐阜城散策中の見どころ

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松風橋を渡った後、閻魔堂前にあるのが秀吉の千成びょうたんの馬印発祥の地です。馬印とは侍大将がそこに居るという印。秀吉にならって勝鬨(かちどき)を上げみてみはいかがでしょう。

岐阜城散策中の見どころ
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天守閣見学後、マンガ好きの方におススメなのが岐阜城資料館。信長公に関する資料や漫画が展示されています。
そのままみちなりに歩くと軍用井戸と石垣跡があります。石垣の上を松風橋からの径が通っています。

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岐阜城資料館からの径は風情があります。ロープウェイ乗車口まで少しずつ下って行くので散策を楽しんでみてはいかがでしょう。

信長居館跡

信長居館跡
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金華山ロープウェイで岐阜公園まで降りると信長の居館跡があり、現在発掘作業が進んでいます。

信長居館跡
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信長が住んでいたのは金華山の麓。16世紀に宣教師ルイス・フロイスがその豪華華麗さを絶賛した信長の居館の巨大な遺構の発掘が進められています。ここからは三重塔がくっきり見えるので緑と朱のコントラストが楽しめます。ロープウェイが目の前を横切ります。

信長居館跡
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天守閣は戦後建設された復興天守。内部は信長公に関する資料、武具、茶道具などが展示されいています。信長の舅の斎藤道三その嫡男で巨漢の斎藤義龍、道三の娘で信長の正室の濃姫、難攻不落と言われた稲葉山城(=岐阜城)を少人数で攻略した竹中半兵衛や、信長に謀反した明智光秀の絵などがコンパクトな天守閣内に展示されています。内部の階段は登り降りが楽にできています。

おわりに、

金華山に二か所ある「展望台」から絶景を堪能してみてはいかがでしょう。展望レストラン屋上デッキへ上がる階段が少し急こう配です。歩きやすい靴をおススメします。金華山では概ね700〜800m程度の散策です。ロープウェイ山頂駅に隣接し家族連れに人気のリス村は、4歳以上200円で入場できます。

JRや名鉄などを利用して来られる方に立ち寄りをおススメするのがJR岐阜駅2Fにある岐阜市観光案内所。各種観光情報などのほか、金華山ロープウェイの往復割引券が入手でき、往復乗車券1080円が980円で購入できます。更に、割引券付きのパンフレットは金華山頂の散策路が詳しく記載されているので、大変役に立ちます。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/09/10 訪問

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