新鋭ホテル「KUMU金沢」で未来に繋ぐ禅と茶の湯に触れる

| 石川県

| 旅の専門家がお届けするオリジナル旅行ガイドメディア

新鋭ホテル「KUMU金沢」で未来に繋ぐ禅と茶の湯に触れる

新鋭ホテル「KUMU金沢」で未来に繋ぐ禅と茶の湯に触れる

更新日:2017/09/17 10:37

なおぢ はるみのプロフィール写真 なおぢ はるみ 旅するデザイナー

日本中、世界中から訪れる人々の勢いが止まらない金沢に、また一つ未来型ホテルが誕生しました。「KUMU 金沢 -THE SHARE HOTELS-」(クム カナザワ ザ シェア ホテルズ)。武家文化が色濃く残る金沢の伝統を汲む(KUMU)をコンセプトにしながら、そのスタイルは斬新で、禅と茶がテーマのコンテンポラリーな金沢コンテンツを発信しています。今回は、その「KUMU」の全体像をご紹介いたします。

併設の日本茶カフェ「KISSA & co」

「KUMU 金沢 -THE SHARE HOTELS-」は、尾山神社や近江町市場も近い、金沢の中心部にあります。
1Fフロントに入ると、天井が圧巻の木組み! 上(天井)と下(家具)の木に包まれるよう。壁面には彫刻家・飯田竜太とデザイナー・田中義久による作品を展示。空間に色を挿し、存在感を放っています。

併設の日本茶カフェ「KISSA & co」

写真:なおぢ はるみ

地図を見る

この空間は「KUMU」併設の日本茶カフェ「KISSA & co」(キッサ アンド コー)。禅語の“喫茶去”が由来で、仏教哲学者・鈴木大拙を生んだ金沢の“禅”スピリッツを汲んで命名されました。英文字ってところがシャレてます。 

金沢は今も茶の湯が盛んで、折々に茶会が開かれていますが、観光客が気軽に茶の湯に触れる場となると、まだ少ないのです。そんな中、手軽に茶筅で点てた抹茶を楽しむカフェというのは、ちょっと新鮮。内外の人達が日本茶を楽しめる場にと、宿泊客以外も利用できます。

併設の日本茶カフェ「KISSA & co」

写真:なおぢ はるみ

地図を見る
併設の日本茶カフェ「KISSA & co」

提供元:KUMU 金沢-THE SHARE HOTELS

https://www.thesharehotels.com/kumu/

カウンターには金工作家・竹俣勇壱が選定・制作した茶釜や茶道具、その奥にはアンティークと器の店ENIGMEが選定した器が整然と並びます。

目利きが選び抜いた道具や器、現代アートを愛でながら、畳ではなく椅子に座って茶をいただく。カフェという気安さはあるものの、本物の荘厳さがキチンとあって、自然と背筋の伸びる感じで茶の時間を過ごせます。

加賀棒茶やお茶を使ったアルコール、上生菓子やおつまみもあります。金沢21世紀工芸祭のみらい茶会も、こちらで開催されますよ。金沢旅のお茶スポットとして要チェック!

傍に茶の湯とアートがある客室

2〜6Fは客室フロア。客室はすべて個室です。

ツインのフロアベッドと畳敷きのあるコンフォートスタイルは3種類(スタンダード、スーペリア、ジュニアスイート)で、特にゆったりと過ごしたい人にオススメ。

傍に茶の湯とアートがある客室

写真:なおぢ はるみ

地図を見る
傍に茶の湯とアートがある客室

写真:なおぢ はるみ

地図を見る

障子の斜格子や陰翳礼讃の灯りなど、手仕事のぬくもりと簡素さの持つ趣あるディティールに、伝統文化の未来形を垣間見るよう。

少しコンパクトなエコノミースタイルも3種類(バンク、ロフト、フラット)あり、友人同士や子供連れの家族旅行の方にオススメです。

傍に茶の湯とアートがある客室

写真:なおぢ はるみ

地図を見る

全客室バス・トイレ完備、一室4名まで宿泊可能。料金は部屋単位で、コンフォートスタイルは20,000円〜、エコノミースタイルは15,000円〜と、4人で泊まるとかなりお得! 完全個室でこの価格は貴重ですね。

アートと向き合う

アートと向き合う

写真:なおぢ はるみ

地図を見る

「KUMU」最大の個性は、共有スペースのアート。各フロアそれぞれ一人のアーティストが担当し、作品を手がけました。

上の画像は2F、彫刻家・橋本雅也の「ニホンスイセン」という作品で、素材はなんと鹿角と鹿の骨! あまりに繊細で妖艶な姿に、鳥肌ものの感動です。

アートと向き合う

写真:なおぢ はるみ

地図を見る

この画像は、4F、湯川洋康と中安恵一のユニット作品。よく見ると、小さな英文の帯を縦横に組んでますね。これは、鈴木大拙と作家サリンジャーの書籍を抜粋した英文。細かな手法に脱帽です。

アートと向き合う

写真:なおぢ はるみ

地図を見る

作品の前には、長い箱椅子が用意あり、座ってゆっくり作品を観ることができます。旅は非日常、アートと向き合う時間も同じく。ホテルで、その両方を味わえるとは! 5Fは木谷洋、6Fは高本敦基の作品を展示してあり、フロアを行き来して鑑賞できます。

アートの味わい

アートの味わい

写真:なおぢ はるみ

地図を見る

「KUMU」にあるアートは、茶の湯の掛け軸や茶花に例えられるかもしれません。誰が、どんなテーマで作ったかを知り、メッセージを感じながら茶を一服。趣深いです。

3Fでは、書家・華雪の作品を拝見できます。二俣和紙に書かれたこの作品は、十牛図(悟りにいたる段階を10枚の図と詩で表現したもの)をモチーフに制作されました。禅ですね......。

アートの味わい

写真:なおぢ はるみ

地図を見る

3Fと5Fのフロア中央には、炉のあるティーテーブルがあり、ゆっくり茶を飲んだり、本を読んだり、他の旅行者と交流できるスペースです。

アートの味わい

写真:なおぢ はるみ

地図を見る

「KUMU」オリジナルの茶が用意されていますから、ぜひご賞味を。茶にこだわりのあるホテルですから、もちろん美味しいですよ!

ホテルとしてのサービスも、もちろん充実!

ホテルとしてのサービスも、もちろん充実!

提供元:KUMU 金沢-THE SHARE HOTELS

https://www.thesharehotels.com/kumu/

最後に、「KUMU」のその他のサービスを幾つかご紹介します。

朝食は、1,000円で付けることができ、サラダなどヘルシー系メニューのバイキング形式でいただけます。

ホテルとしてのサービスも、もちろん充実!

写真:なおぢ はるみ

地図を見る

洗濯機・乾燥機(有料)もあり、長期滞在も安心。7Fには予約制のミーティングルーム(有料)と、金沢城公園を望むルーフトップがあり、朝ヨガイベントや野点茶会を計画中だそう。

ホテルとしてのサービスも、もちろん充実!

写真:なおぢ はるみ

地図を見る

ほとんどの人気観光スポットは「KUMU」から徒歩で行けますが、自転車ならば更に快適です。レンタル自転車(有料)が用意されているので、利用しましょう(宿泊者のみ)。21世紀美術館や東山茶屋街まで10分程で行けますよ。

金沢文化を過去から未来へ繋ぐホテル「KUMU」

金沢の武家文化に知識がなくても、「KUMU」に泊まると自然に学べたり、興味を持てたりするのが、このホテルの醍醐味。古いオフィスビルをコンバージョンした厳かで前衛的な建築に、未来の“侘び寂び”って、こんな感じかなと思いを馳せることさえできます。今度の金沢旅は、ぜひ「KUMU」で新しい金沢を感じてくださいね。

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/09/04 訪問

- PR -

条件を指定して検索

トラベルjp<たびねす>

トップページへ戻る

トラベルjpで一緒に働きませんか? 旅行ガイド編集部では運用サポートスタッフを募集中です!

- PR -

旅行ナビゲーター(在宅ライター)募集中!
この記事に関するお問い合わせ