小江戸川越の菓子屋横丁が完全復活!お勧めの美味しい新店舗4選

小江戸川越の菓子屋横丁が完全復活!お勧めの美味しい新店舗4選

更新日:2017/09/19 09:24

藤谷 愛のプロフィール写真 藤谷 愛 地方移住ブロガー
蔵造りの町並みで有名な埼玉県川越市の有名観光スポットといえば、環境省選定「かおり風景100選」に選ばれた「菓子屋横丁」。昔懐かしい駄菓子屋さんが軒を連ね、大人も子供も一緒に観光できるスポットでしたが、2015年にその一角が火事に見舞われるという悲しい出来事がありました。

しかしその厳しい道を乗り越え2017年に菓子屋横丁が完全復活!老舗の復活から新規出店のお店までお勧めの4店舗をご紹介します!

菓子屋横丁の新しい風景と歴史ある風景

菓子屋横丁の新しい風景と歴史ある風景

写真:藤谷 愛

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菓子屋横丁には二つの入り口があるのですが、一つは火災後に復興した写真の風景のある県道39号線沿い。新築した老舗や新規出店のお店がありますが、建物は通りの雰囲気に配慮したデザインになっています。新しくなった入り口の看板もレトロな仕上がりです。

菓子屋横丁の新しい風景と歴史ある風景

写真:藤谷 愛

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反対の入り口からは、昔懐かしい駄菓子が並ぶお馴染じみの軒先風景が続きます。菓子屋横丁にあるお店の半分以上は延焼を免れたので、焼きたてせんべいに飴細工や麩菓子の販売など、これまで通りの営業を行っています。

菓子屋横丁の新しい風景と歴史ある風景

写真:藤谷 愛

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明治初期が起源のこの菓子屋横丁では、昭和の懐かしい駄菓子の他、手作り菓子やおもちゃが並び、子供はもちろん、昭和を知る大人はなおさら大興奮!3世代で訪れたい川越を代表する名スポットです。

職人技の自家製「くずゆ」がおススメの「稲葉屋本舗」

職人技の自家製「くずゆ」がおススメの「稲葉屋本舗」

写真:藤谷 愛

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創業が昭和13年の「稲葉屋本舗」。県道39号線沿いの入り口側にある、被災して復活したお店の一つです。こちらのお店には店舗内の工場で作られる「自家製〇〇」が数多く並びます。特に「くずゆ」はお勧め商品で、生姜入りや抹茶入りなどが並びます。お湯を混ぜれば簡単にでき体も温まるので女性など冷え性の方へのお土産に喜ばれますよ。

職人技の自家製「くずゆ」がおススメの「稲葉屋本舗」

写真:藤谷 愛

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店舗内にはたくさんの試食品があるのでいろいろと試してお土産を選んでいただきたいですが、その商品が作られる工程も店舗で見ることができます。写真の2代目が丁寧な手作業で作るのは前述した葛湯。古い木製の型にしっかりと体重を乗せ成型しますが、簡単に見えてこれが熟練の技。慣れないとすぐに型崩れするそうです。歴史のある「くずゆ」は必買です!

職人技の自家製「くずゆ」がおススメの「稲葉屋本舗」

写真:藤谷 愛

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もう一つお勧めなのがブラブラ歩きにピッタリの「むらさきいもまんじゅう」。店頭でもくもくあがる湯気と香りに、寒い日の訪問ではついついのぞき込んでしまいます。そして中を見ると鮮やかすぎる紫芋の餡子が!ハフハフ頬張りながら横丁をそぞろ歩きしましょう。

2017年4月に新規出店「蔵門」

2017年4月に新規出店「蔵門」

写真:藤谷 愛

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39号線沿いの入り口に新規出店した「蔵門(ざうもん)」も店舗内に小さな工場を併設する和菓子のお店。人気商品は「蔵づくりの町並み・川越」にちなんだ「小江戸 蔵まんじゅう」です。一つ一つ工場で作られるこのお饅頭の型がまさしく「蔵」で川越土産にピッタリの商品なのです。

2017年4月に新規出店「蔵門」

写真:藤谷 愛

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いわゆる「人形焼」のようにカステラ生地の中に餡子を入れるスタイルで、ふわふわ生地の蔵の中に詰まっているのが「いも入り」「こしあん」「いもあん」の3種類です。

「いもあん」には、江戸時代からの伝統栽培農法で作られた「富(とめ)の川越芋」を使用。「いも入り」にはさつま芋の甘露煮とこしあんが入っていて、3種類それぞれに異なる味と食感を楽しむことができます。

2017年4月に新規出店「蔵門」

写真:藤谷 愛

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箱の種類も個数などによっていろいろですが、お勧めは「いもあん」と「こしあん」が3個ずつ入った6個セットです。箱が「蔵」で川越土産をしっかり演出してくれますよ。

埼玉の鰻の名店が新規出店「大穀」

埼玉の鰻の名店が新規出店「大穀」

写真:藤谷 愛

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これまで菓子屋横丁にはしっかりとお食事をとることのできるお店がありませんでしたが、復興に合わせて鰻で有名な川越らしいお店がオープンしました。
「大穀」は国産ウナギを注文が入ってから捌き調理をするという質にこだわったお店。高価な料理ですが、大穀では1000円台から食べられる、というのも魅力の一つです。

埼玉の鰻の名店が新規出店「大穀」

写真:藤谷 愛

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菓子屋横丁には連日たくさんの観光客が訪れますが、その喧騒から数メートルしか入っただけ、と思えないほどの落ち着いた雰囲気のお店。入り口前では職人さんが鰻を焼き上げる様子をガラス越しに見ることができます。

埼玉の鰻の名店が新規出店「大穀」

写真:藤谷 愛

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大穀では一度蒸しあげた鰻をタレにつけながら炭火で焼き上げていくので、皮目の香ばしさとふっくらとした身の食感を楽しめます。「菓子屋横丁で川越らしいランチや夕食を」という、これまでにできなかったスケジュールを組むことのできるお店です。

【番外編】フォトジェニックな焼き芋は「幸芋」で

【番外編】フォトジェニックな焼き芋は「幸芋」で

写真:藤谷 愛

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創業大正3年の「玉力製菓」の建物の一角で小ぢんまりと販売しているのが「幸芋」です。こちらのお店は被災していないのですが、現在の場所に移ってまだ10年未満。菓子屋横丁ではまだまだ新しいお店で「川越らしい」商品を販売しているのでこの機会にご紹介します。

「幸芋」のおじさんは毎年10〜15種類前後のサツマイモを作付けし、こちらで焼いて販売しているという気合いの入りよう。焼きあがったお芋は形も色もバラバラなのでおじさんがお芋の特徴を説明してくれ、好みのお芋を買うことができます。しかも価格は1本100円〜200円。香りも価格も素通りできない魅力を放っています。

【番外編】フォトジェニックな焼き芋は「幸芋」で

写真:藤谷 愛

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焼きたてアツアツの鮮やかなお芋は菓子屋横丁にピタッとハマるフォトジェニックさ。冬はもちろん夏にも販売しており、暑い時期は冷蔵庫で冷やして食べるのがお勧めとのこと。
販売は週末と祝日のみなので、訪問日が重なったときはぜひお試しを!

古くて新しい菓子屋横丁の魅力

2017年に完全復活した菓子屋横丁。これまでに訪れたことのある方も、古くからあるお店の懐かしさ溢れる魅力と、新しく営業を始めたお店の魅力を味わいに訪問してみてはいかがでしょうか?

*記事下「関連MEMO」には、川越観光に役立つ情報をご紹介しています。併せてご利用ください

掲載内容は執筆時点のものです。

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