写真:やま かづ
地図を見る香港旅行では絶対に外せない観光スポット ビクトリアピーク、高層ビル群の絶景が望めるとあって、毎日多くの人が訪れます。
一般的には、バスかピークトラムというケーブルカーに乗ってビクトリアピークに向かいます。ピークにはピークタワーという前衛的なデザインの建物が建てられており、レストラン&カフェ、スーベニアショップ、そしてマダムタッソーのワックスミュージアムなどが営業しています。
また、屋上には「スカイテラス428」という展望台があり、多くの観光客を集めています。
写真:やま かづ
地図を見るビクトリアピークには、「スカイテラス428」のほかに2カ所の展望スポットがあります。
一つは、ピークタワーを少し下ったところにある「ライオンズ パビリオン(獅子亭)」です。無料エリアでもあるので、団体ツアーなどでは必ずここを訪れます。眼下に迫る高層ビル群は圧巻で、『百万ドルの夜景』の撮影はここからのアングルが多いようです。
また、ピークトラムも横切るので、記念撮影するには絶好のスポットとなっています。
そして、もう一つの眺望スポットは、「ライオンズ パビリオン」とはピークタワーを挟んで反対側、ルガードロード(魯吉道)という小道です。このルガードロードは山腹に沿って設けられていますので、いろいろな角度から高層ビル群を拝むことができます。
香港リピーターやゆっくりと眺望を楽しみたい人たちは、こちら側のスポットを選ぶことが多いようです。
写真:やま かづ
地図を見るしかし、ビクトリアピークで絶景を楽しんでいるつもりが、後ろを振り向いてみると、まだ山肌が続いていることに気づく方がいるかもしれません。そして、実はここはピーク(山頂)ではないんじゃないかと、薄々感じる方がいるかもしれません。
そう、そのとおりなんです。ピークタワーや展望台のあるこのあたりはビクトリアピークと呼ばれているので、当然、山頂だと思っている方も多いと思いますが、本当の山頂はさらに上のほうにあります。
その証拠に、ピークタワーの正面からは、マウントオースチンロードという上り坂が山頂まで続いているんです。
写真:やま かづ
地図を見る山頂を目指すためには、山肌にへばりつくように建つ高級マンション群を横目に見ながら、そのマウントオースチンロードをどんどんと上っていきます。
20分ぐらい歩くと、やがて道幅が狭くなったトレッキングコースのような上り階段にさしかかり、山頂が近づいてきた雰囲気が漂ってきます。
ほどなく歩くと、目前がパッと開けて青空が顔をのぞかせます。
『山頂 食水配水庫(飲料水貯水場)』の立て看板が視野に入り、その向こうには山頂であることを示しているかのように電波塔が立っています。
写真:やま かづ
地図を見るもう一つのビクトリアピークに到着!
先ほどまで歩いてきた山道のはるか向こうには、ビクトリアハーバーをなぞるように高層ビル群が広がっています。そして、山の稜線を挟んで右のほうを見ると、香港島南側のアパートや海岸が見渡せます。
観光客でごった返していたピークタワー周辺の喧騒とはほど遠い、静かで、そして香港の自然を感じることができる場所、それがここ、もう一つのビクトリアピークなんです。
実は、本当の山頂には多数の電波塔が立てられており、関係者以外は立ち入り禁止となっています。
一般人が近づける最高到達点がここなので、もう一つのビクトリアピークは、ある意味、本当のビクトリアピークと言ってもいいかもしれません。
写真:やま かづ
地図を見る本当のビクトリアピークを少し下ったところには、立派な展望台のある「ピークガーデン(山頂花園)」があります。
この展望台から見える景色は一般的な香港のパノラマビューと違い、香港島北側のビジネス街だけでなく、香港島南側のビル群やその向こうの海岸まで見渡せます。
写真:やま かづ
地図を見るこの「ピークガーデン」は周辺の居住者のための駐車場に併設された公園です。ですから、観光客が余り訪れることもなく、散策を楽しんでいるのは周辺の高級アパートで暮らす住民と、トレッキング途中で休憩をとる香港人ぐらいです。
写真:やま かづ
地図を見るさらに、マウント オースチンロード沿いには「マウント オースチン プレイグラウンド」があります。
ここは周辺住民のための運動場なので展望台はありませんが、きれいに整備された芝生広場や噴水はまるでイングリッシュガーデンです。
写真:やま かづ
地図を見るこの「マウント オースチン プレイグラウンド」はウェディング フォトスポットとしてよく使われています。
白いウェディングドレスと黒いタキシード、そして緑の芝生、きっと思い出の写真ができ上がることでしょう。
ビクトリアピークに行って素晴らしいパノラマビューを堪能したけれど、実はそれは本当の山頂からの展望ではないと知ってしまったあなた。あるいは、現状に満足できず、いつもさらなる高みを目指している上昇志向のあなた。
香港に行って、もう一つのビクトリアピークを目指してみませんか?
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(2025/2/10更新)
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