三重の山中に世界のお宝!?何でもありのルーブル彫刻美術館

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三重の山中に世界のお宝!?何でもありのルーブル彫刻美術館

三重の山中に世界のお宝!?何でもありのルーブル彫刻美術館

更新日:2017/09/22 16:24

乾口 達司のプロフィール写真 乾口 達司 著述業/日本近代文学会・昭和文学会・日本文学協会会員

フランスにあるルーブル美術館といえば、誰もが良く知る世界屈指の美術館。そこに展示されている芸術作品の数々はまさしく人類共通の財産であるといえるでしょう。しかし、そんなルーブル美術館のお宝が三重県の山中にもあること、ご存知でしたか?今回はルーブル美術館の姉妹館とされるルーブル彫刻美術館をご紹介し、その魅惑的な芸術の世界をご堪能いただきましょう。

三重県津市の山中にあるルーブル彫刻美術館

三重県津市の山中にあるルーブル彫刻美術館

写真:乾口 達司

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ルーブル彫刻美術館は三重県津市にある美術館。1987年(昭和62)に開館しました。名湯として名高い榊原温泉の最寄り駅である近鉄線・榊原温泉口駅から歩いて5分という近さもあり、アクセスも快適。しかし、そんなところに美術館があったなんて、ご存知でしたか?

ルーブル彫刻美術館は竹川勇次郎氏によって建てられました。ルーブル美術館の世界で唯一の姉妹館で、館内にはルーブル美術館所蔵の彫刻作品から直接型をとって製作された実物大のレプリカが多数展示されています。館内の展示を見ると、ルーブルの至宝を日本でも気軽に鑑賞出来るようにと志した竹川氏の情熱がひしひしと伝わって来ます。

写真は美術館の正面を撮影したもの。ミロのヴィーナスなどの巨大なレプリカが訪れるものを圧倒します。

三重県津市の山中にあるルーブル彫刻美術館

写真:乾口 達司

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写真は館内から天井部分を見上げた一枚。ガラス張りのこの天井部分を外側から眺めると、ピラミッドの形をしていることがおわかりいただけるでしょう。ルーブルといえば、I・M・ペイによって設計された「ルーブル・ピラミッド」を思い浮かべる方もいらっしゃるはず。実はこのピラミッドの部分も「ルーブル・ピラミッド」を意識して作られているのです。ちなみに、建物の設計は黒川紀章が担当しています。

三重県津市の山中にあるルーブル彫刻美術館

写真:乾口 達司

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館内には、ルーブル美術館の館長で、国立美術館連盟の理事長であったユベール・ランデ氏が当館を訪れたときの写真が掲示されています。そこからも当館がルーブル美術館公認の美術館であり、決していかがわしい美術館ではないことがうかがえます。

数々のお宝がずらり!館内の様子

数々のお宝がずらり!館内の様子

写真:乾口 達司

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館内には、ご覧のように、数々の彫刻が並べられています。本物から直接型をとって製作されたものゆえ、本物と見紛うばかりです。

数々のお宝がずらり!館内の様子

写真:乾口 達司

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こちらには著名人の頭部が並べられています。このように所狭しと並べられているのも、当館の特徴の一つであるといえるでしょう。

ルーブルの彫刻といえば、やはりこれ!「ミロのヴィーナス」と「サモトラケのニケ」

ルーブルの彫刻といえば、やはりこれ!「ミロのヴィーナス」と「サモトラケのニケ」

写真:乾口 達司

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写真は誰もが良く知る「ミロのビーナス」。女性の裸体をかたどった彫刻としてもっとも良く知られた作品であるといえるでしょう。まさか三重の山中で「ミロのヴィーナス」に会えるとは!

ルーブルの彫刻といえば、やはりこれ!「ミロのヴィーナス」と「サモトラケのニケ」

写真:乾口 達司

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こちらは「サモトラケのニケ」。エーゲ海に浮かぶサモトラケ島で発見されたトルソーで、勝利の女神を表した立像であるとされています。「ミロのヴィーナス」とともにルーブルを代表する彫刻ですが、日本にいながらにしてルーブルの至宝を堪能出来るとは、なんて贅沢なのでしょう。

えっ?ルーブルだけじゃないの?世界各地の美術館の所蔵品

えっ?ルーブルだけじゃないの?世界各地の美術館の所蔵品

写真:乾口 達司

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石の表面に刻まれた無数の文字。そう、写真の石はロゼッタ・ストーンです。エジプトのロゼッタで 発見された石版で、そこに刻まれた文字により、古代エジプトで使われたヒエログリフの解読がなされたことを知る方も多いでしょう。

しかし、ちょっと待って下さい。美術に詳しい方なら、ロゼッタ・ストーンが大英博物館に展示されていることをご存知でしょう。そうなんです、当館の所蔵品は何もルーブル美術館の作品に限っているわけではないのです。ルーブルのみならず、世界各地の名宝を一度に鑑賞できるという意味では、本場のルーブル美術館よりもお得な展示であるといえるのではないでしょうか。

えっ?ルーブルだけじゃないの?世界各地の美術館の所蔵品

写真:乾口 達司

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こちらはかの有名なナポレオンのデスマスク。本物はマルメゾン城で所蔵されています。

えっ?ルーブルだけじゃないの?世界各地の美術館の所蔵品

写真:乾口 達司

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写真は日本の根付け(ねつけ)。根付けとは、小物にとりつける留め具のことで、江戸時代に大流行したものです。近年は外国から来る観光客にも愛好されていますが、まさかルーブル美術館の収蔵品をレプリカ展示した当館で根付けに出合えるなんて、思っていましたか?

さらにビックリ!なぜかたくさん展示されている仏像群

さらにビックリ!なぜかたくさん展示されている仏像群

写真:乾口 達司

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しかし、根付けごときで驚いていてはなりません。館内中央の吹き抜け部分には、ご覧のような巨大な千手観音菩薩が鎮座しているではありませんか。これには誰もが驚くはず。そう、ルーブル彫刻美術館のもう一つの特徴は、たくさんの仏像のレプリカも展示されていること。「ルーブル」というイメージで当館を訪れた方はめまいすらおぼえるのではないでしょうか。

さらにビックリ!なぜかたくさん展示されている仏像群

写真:乾口 達司

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こちらは誰もが良く知る奈良・興福寺所蔵の阿修羅像のレプリカ。ルーブルと阿修羅。驚きの組み合わせですよね。

ほかにも、館内には名仏師・運慶の青年時代の作とされる奈良・円成寺の大日如来座像や滋賀・渡岸寺の国宝・十一面観音菩薩立像などのレプリカが多数陳列されています。仏像ファンにもお勧めのスポットですよ。

さらにビックリ!なぜかたくさん展示されている仏像群

写真:乾口 達司

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館内入口では、ご覧のような貼り紙が目に付くはず。実は当館では館内の写真を自身のSNSに投稿し、その旨を職員に伝えると、当館オリジナルのボールペンがいただけるのです!まさにSNSのためにあるような美術館。ぜひ、ご自身で写真を撮りまくり、旅の記念としてください。

おわりに

ルーブル彫刻美術館がいかに魅力的な美術館か、おわかりいただけたでしょうか。ルーブル美術館の至宝に限らず、さまざまな美術品が展示されていることもあってお得感もあり、三重を旅するときにはぜひ訪れていただきたいスポット。ルーブル彫刻美術館でめくるめく芸術の世界をご堪能ください。

<基本情報>
住所:三重県津市白山町佐田東谷1957
電話:059-262-1111
アクセス:近鉄榊原温泉口より徒歩5分

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掲載内容は執筆時点のものです。 2017/09/03 訪問

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