ケアンズ最後の楽園、この世の天国…。そんな風に旅行サイトやSNSで絶賛されている美しいビーチが、グレートバリアリーフにあります。それがミコマスケイ。
よく、島、島と言われるミコマスケイですが、実際には島ではありません。ミコマスケイの「ケイ」とは日本語で砂州のこと。分かりやすくいうと砂でできた小島ですが、分類上は砂州(ケイ)になるため、まだ島にはなっていないのです。
写真:安藤 美紀
地図を見るミコマスケイは約1000年前にできた砂州。「1000年の歴史があるって、スゴイ!」と思われるかもしれませんが、グレートバリアリーフで一番有名なグリーン島は、約6000年経っている砂州が発達したもの。つまり、グレートバリアリーフの歴史からみると、ミコマスケイはまだまだ発達中の砂州ということになります。
もしもこの先、ミコマスケイにももっと多くの砂が寄せて面積が増えれば、草木が生い茂りグリーン島のようになるかもしれません。そう考えると、この綺麗な海もビーチも、オーストラリアの歴史そのもの!
写真:安藤 美紀
地図を見るミコマスケイはどこにあるの?というと、グリーン島の約2倍、ケアンズから船で約2時間のところにあります。
ミコマスケイ行きツアーの中で一番人気は、サンデッキがついた豪華セーリング・カマラン船で行くオーシャン・スピリットツアー。
写真:安藤 美紀
地図を見るこのツアーが人気の理由は、お料理がおいしいこと!船の中では、モーニングティーから始まり、ビュッフェランチ、アフタヌーンティー、さらに夕方にはスパークリングワインもいただけるという、大盤振る舞い!至れり尽くせりの優雅な時間を楽しみましょう。
さらに船には、日本語が話せるクルーが常駐。分からないことを日本語で質問できる安心感があります!
写真:安藤 美紀
地図を見るミコマスケイへ向かう途中、波が高くて船が大揺れることがあります。旅先だとついつい気が緩みがちになりますが、ビーチについてからしっかり楽しめるように、酔い止めの薬はちゃんと飲んでおくようにしましょう。ちなみに薬は、船の中に用意されています。
参考までに、船酔いする方は一番トイレが揺れる所なので、絶対こもらないようにしましょう。船酔いしにくい場所は、外の景色が見られるデッキ周辺。船の中心部分がベストです。
ミコマスケイに近付くほど、海鳥が多くなります。デッキに腰掛けながら、海や空、海鳥との時間を楽しみましょう。
写真:安藤 美紀
地図を見るグレートバリアリーフの中で唯一「特別保護地区」になっているミコマスケイ。ここで遊ぶにはいくつかルールがあります。
まず1つ目は、ミコマスケイはビーチに大きな船が接岸することを禁止しています。そのため、オーシャン・スピリット号は300m沖に停め、そこからビーチバギーという水上タクシーでビーチへ移動します。
次にミコマスケイ自体には、朝9時から午後3時までの間にしか上陸できません。そして、1日に上陸できる人数には上限は決められていませんが、50名以上が同時に島にいることを禁じられています。
写真:安藤 美紀
地図を見るさあ、手付かずの自然が残るミコマスケイに突入!
その先には、真っ白な砂とエメラルドグリーンの透き通る海が混ざり合い、息を飲むほど美しいビーチがひろがっています!
写真:安藤 美紀
地図を見るビーチに面した海は遠浅の砂地。ここでは、のんびりと過ごすのがオススメです。島にいる人数が限られるため、人も少なく、いつもより時間の流れが穏やか。ただビーチを歩いているだけでも、心が透き通っていくような気がします。
ミコマスケイに来たら、グレートバリアリーフの海を体験しないなんて、もったいない!
オーシャン・スピリットツアーに申し込むと、足ヒレ・ライフジャケット・マスクが無料でレンタルできます。初めての方はオプションになりますが、シュノーケリングツアーに参加するのがオススメ。浮き輪つかまっているだけで、専任のスタッフが魚やウミガメのいるベストスポットまで連れていってくれます。
透明度バツグンの海。カクレクマノミやナポレオンフィッシュなどの熱帯魚、そして30cmは有に超える大きな魚が、目の前を横切っていきます。海の中は、生リトルマーメイドの世界!ゆらゆら揺れる波に、体を委ねて漂いましょう。空を飛んでいるような浮遊感を楽しむことができますよ!
ミコマスケイはウミガメの生息地。多少の運は必要ですが、シュノーケリング中、ウミガメと出会える確立が高いんです!しかも、ここのウミガメは人馴れしているせいか、触れられそうな距離まで近付くことができます。海の中で過ごす癒しのひととき…。もしウミガメに遭遇できれば、一生忘れることはないでしょう。
写真:安藤 美紀
地図を見るミコマスケイに初めて上陸する人は、「ワオ!」や「アメージング!!」の連呼。なぜなら、ここはグレートバリアリーフの中でも海鳥の数が多く、繁殖期などピークには2万羽もの海島が生息しているから。ミコマスケイは野鳥保護地区にも指定されていおり、セグロアジサシやカツオドリなどの海鳥を観察することができます。
動画:安藤 美紀
地図を見るミコマスケイは世界中のダイバーが憧れるビーチであり、海鳥の住み家でもあります。人が立ち入れる場所をロープで分けることで、人も鳥も、贅沢な自然を肌で感じることができる「夢の楽園」になっています。その様子を、ぜひ動画でご覧ください!
写真:安藤 美紀
地図を見るミコマスケイで見られる海鳥は、約23種類。その中でもここで巣を作り繁殖する鳥は4種類といわれています。ここはバードウォッチングをする絶好にもスポット。鳥好きの方なら、あっという間に時間が経ってしまうはず…。特に鳥マニアでなくとも、可愛いらしい鳥の姿に癒やされますよ!
アイランドリゾートとして開発されていないミコマスケイは、プライベート感も強く、大自然の中でパワーチャージするのに最適です。さらに輝く海でシュノーケリングをすれば、心透き通る時間を過ごすことができますよ。ケアンズから2時間で行ける絶景ビーチ、あなたも機会があればぜひ訪れてみませんか?
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(2024/3/19更新)
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