霧ヶ峰高原ビーナスラインドライブイン「霧の駅」に車を止め、道路を渡り遊歩道を歩くと、広大な霧ヶ峰高原や遠くの山々を見渡せる、360度パノラマの素晴らしい絶景に巡り会えます。そこはまるで、流れる雲がすぐ手に届きそうな錯覚に陥るほどの、思わず息を飲んでしまう美しい景色が広がっています。
初秋の霧ヶ峰高原は群生したススキが風に揺れる、とても爽やかな高原らしい場所です。まっすぐに伸びる遊歩道を丘の上に向かって歩くと、まるで絵本の中にいるよう。この素晴らしい景色を写真に収めたり、カップルで手を繋いで歩くのもロマンチックな気分を味わえること間違いなし!
緩い上り坂の遊歩道を10分ほど歩くと見えてくるのが、霧ヶ峰高原のシンボル的モニュメントの霧鐘塔(むしょうとう)です。霧ヶ峰高原はその名が示すとおり、霧が多く発生する場所として有名です。霧鐘塔はそんな霧の濃い日に、ハイキングやトレッキングをする人々が迷わぬよう、鐘を鳴らして位置を知らせるために、昭和34年に建設されました。
こちらの鐘は誰でも鳴らすことができて、鳴らすと幸せになれると言われていますので、カップルだけではなく、お一人でもぜひ鳴らして幸せになりましょう!
霧鐘塔は蛙原(げぇろっぱら)と呼ばれる小高い丘の頂上にあるため、周囲を遮るものが何もなく、高原を吹く風がとても気持ちいいです。風を感じて空を見上げ、青空に浮かんで速く流れていく白い雲を見ているだけで、とても清々しい気持ちになれる場所です。
晴れて空気が澄み渡っている日には、遠くに富士山の姿を見ることができます。見える姿は小さいのですが、遠く長野県にいても見える富士山はやはり雄大で、日本を象徴するその姿を見ると幸せな気持ちになります。
秋の風物詩、ススキ越しに見る富士山。まだ冠雪はしていませんが、澄んだ秋の青空とススキ、そして美しい富士山の豪華共演に感動を覚えずにいはいられません。思わずシャッターを押してしまう絶景写真撮影スポットです。
霧ヶ峰高原は日本のグライダー発祥の地として有名です。昭和8年7月に「霧ヶ峰グライダー研究会」が創設されました。動力がなく、上昇気流に乗って飛行するグライダーにとって、霧ヶ峰高原の立地条件は、本場ドイツのワッサークッペ滑空場とよく似通っていることも、霧ヶ峰高原でグライダーが盛んになった大きな要因となっています。
どこまでも空高く飛んで行くグライダー。飛行するグライダーは4月中旬〜11月中旬までの土日、祝日に見ることができます。間近で見たくなる気持ちも分かりますが、危険ですので、グライダー滑走路へは無断で立ち入らぬようにしましょう。
青空の中に向かって吸い込まれていく道を歩いていると、自分もこのままグライダーのように空に飛び出せるのではないかと思ってしまいます。それくらい空が近くて開放的な気持ちになれる素晴らしい場所なので、ビーナスラインをドライブしたら、ちょっと寄り道することをおすすめします。
霧鐘塔周辺の霧ヶ峰高原は、ビーナスラインの「霧の駅」から歩いて行けて、歩道も完備されているので、恋人同士はもちろん、お一人でも、小さなお子様を連れたご家族でも十分に楽しめるスポットです。また素晴らしい絶景なので、写真愛好家の方にとっても、絶好の撮影スポットとなっています。
ビーナスラインをドライブしたら、ぜひ行ってみてください!
この記事の関連MEMO
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索