滋賀・近江八幡「八幡堀まつり」で夜景と水面の灯りを楽しもう!

滋賀・近江八幡「八幡堀まつり」で夜景と水面の灯りを楽しもう!

更新日:2024/09/10 17:19

モノホシ ダンのプロフィール写真 モノホシ ダン 総合旅行業務取扱管理者、総合旅程管理主任者
毎年、秋に開催されている滋賀・近江八幡の「八幡堀まつり」はロウソクの灯りやLEDに照らされる八幡堀や八幡山からの近江八幡の夜景を楽しむイベントです。また、八幡堀は古くは『水戸黄門』や最近では『るろうに剣心』などの時代劇のロケ地としても有名です。八幡山からの「はちまんドルの夜景」やLED、約3000個のロウソクの灯りが醸し出す幻想的な八幡堀の風情を楽しみに近江八幡へ行ってみませんか?

まず恋人の聖地サテライト「八幡山ロープウェー」で山頂へ

まず恋人の聖地サテライト「八幡山ロープウェー」で山頂へ

写真:モノホシ ダン

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近江八幡の秋の風物詩「八幡堀まつり」は、2024年で27年目を迎えます。また今回は、10月12日(土)〜10月26日(土)を八幡堀まつりウィークとして、スタンプラリーや八幡堀まつりマルシェなど、灯り以外でも楽しめる内容になっています。

近江八幡の堀割は、1585年(天正13年)に豊臣秀吉の姉の瑞竜院日秀の長男である「豊臣秀次」が八幡城を築城、城下町を開き、それと同時に構築されたものです。

堀割の全長は約5kmに及び、八幡城下と琵琶湖とを結ぶ一大運河となり近江八幡は物資の集積・寄港地として大いに栄えました。また運河は近江商人のひとつである「八幡商人」の誕生の源ともなりました。

写真は、白雲橋から見た、祭りの準備が進む八幡堀の様子です。

まず恋人の聖地サテライト「八幡山ロープウェー」で山頂へ

写真:モノホシ ダン

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八幡堀まつりの期間中は、市街地と近江八幡城跡を結ぶ「八幡山ロープウェー」がナイター営業されます。「はちまんドルの夜景」といわれる近江八幡の夜景が楽しめます。ぜひ登ってみましょう。

<八幡山ロープウェーの基本情報>
住所:滋賀県近江八幡市宮内町257
電話番号:0748-32-0303
所要時間:片道約4分
料金:おとな(中学生以上)950円(往復)こども(6才以上12才未満)480円(往復)
営業時間:上り最終20:00
アクセス:JR東海道本線(琵琶湖線)・近江鉄道「近江八幡駅」北口6番乗り場より長命寺行バス約7分、大杉町八幡山ロープウェイ口下車徒歩5分

まず恋人の聖地サテライト「八幡山ロープウェー」で山頂へ

写真:モノホシ ダン

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八幡山ロープウェーは、NPO法人地域活性化支援センターにより「恋人の聖地サテライト」に選定されています。縁を結ぶ恋のパワースポットとして、山上には多くのオブジェやモニュメントが設置されています。写真は、山頂展望館前にある「LOVEオブジェ」。

八幡山からの「はちまんドル」の夜景を楽しもう!

八幡山からの「はちまんドル」の夜景を楽しもう!

写真:モノホシ ダン

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近江八幡城跡の西の丸跡からは、琵琶湖の美しい夕暮れを見ることができます。茜色に染まる空と徐々に暗くなってゆく湖面のシルエットがとても印象的です。

八幡山からの「はちまんドル」の夜景を楽しもう!

写真:モノホシ ダン

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近江八幡城を築いた豊臣秀次は、秀吉から関白の位を譲り受けた豊臣氏の2代目関白として広く知られています。秀次は18歳で近江国43万石を与えられ近江八幡城を築城、在城約4年の間にまちづくりを行い、いまの近江八幡の発展の基礎を作りました。

その後、秀吉に嫡子「秀頼」が誕生すると豊臣家の勢力争いに巻き込まれ、強制的に高野山へ出家させられると蟄居の後に切腹となりました。享年28歳でした。

豊臣家の後継者として唯一の成人男子だった秀次を失った豊臣家は以後、滅亡への道を歩むことになります。写真は、豊臣秀次の生母・瑞竜院日秀が秀次の菩提を弔うため京都の村雲に創建した「村雲御所瑞龍寺」です。1951年(昭和26年)に現在の近江八幡城跡に移築されました。

八幡山からの「はちまんドル」の夜景を楽しもう!

写真:モノホシ ダン

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西の丸跡からの眺望と瑞龍寺の拝観を済ませたら山頂のロープウェイのりば近くの山頂展望館から近江八幡の夜景を楽しみましょう。山頂駅から村雲御所瑞龍寺門跡までは徒歩約7分、1周歩いて約30分の散策コースです。

八幡山は標高約271mで、ここからの夜景は地名にちなんで「はちまんドルの夜景」と呼ばれています。

八幡堀の幻想的な灯りの演出に感嘆!

八幡堀の幻想的な灯りの演出に感嘆!

写真:モノホシ ダン

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ロープウェイから降りてくるころには周囲はすっかり暗くなっています。今度は、八幡堀の両岸に並べられたロウソクの灯りを楽しみましょう。

写真は白雲橋からの八幡堀の様子です。昼間とはまったく風景が異なり、別世界ともいえる見事な灯りの演出には思わず唸らざるを得ないでしょう。

八幡堀の幻想的な灯りの演出に感嘆!

写真:モノホシ ダン

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八幡堀まつりでいちばんのみどころはロウソクの灯りが水面に映える幻想的な光景です。その美しさはまるで異次元世界。堀端の石畳の小路を歩いて、灯りの芸術を心ゆくまで楽しみましょう。

八幡堀の幻想的な灯りの演出に感嘆!

写真:モノホシ ダン

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八幡堀まつりの休憩所として使えるのが、観光案内所にもなっている疑洋風建築の「白雲館」です。

1877年(明治10年)に設立された八幡東学校の建物で、八幡商人たちが子供たちの教育充実を図るため、その建設費用の殆どを寄付で賄って建てたものです。八幡堀まつりではカラフルにライトアップされます。

八幡堀まつりのベストフォトスポット「かわらミュージアム」

八幡堀まつりのベストフォトスポット「かわらミュージアム」

写真:モノホシ ダン

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八幡堀まつりの撮影スポットはいろいろありますが、いちばんのおすすめは写真の「かわらミュージアム」沿いの場所です。ここには八幡堀めぐりの屋形船が係留されていてとてもノスタルジックな光景です。

八幡堀まつりのベストフォトスポット「かわらミュージアム」

写真:モノホシ ダン

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かわらミュージアムの裏手のお堀には、八幡堀名物の「舟橋」が架かっています。舟橋とは、通常の橋桁部に小舟を置いた浮橋で、とても風情があり、映画等のロケ地として活用されているのも頷けます。

八幡堀まつりのベストフォトスポット「かわらミュージアム」

写真:モノホシ ダン

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八幡堀まつりの灯りの演出は、竹やぐら・灯りコップ・堀さし提灯・和傘など、じつにバラエティーに富んでいて、インスタ映えスポットとしても人気です。

時代劇やドラマの定番ロケ地「明治橋」

時代劇やドラマの定番ロケ地「明治橋」

写真:モノホシ ダン

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八幡堀を訪れたなら、新町浜近くに架かる橋「明治橋」にも行ってみましょう。明治橋は、コンクリート橋ながら木造の雰囲気で、舟橋と並んで映画やドラマのロケ地としても有名です。

新町浜に腰掛けながら、ライトアップされた明治橋と灯りの演出に彩られた八幡堀のノスタルジックな景観を存分に楽しんでください。

夜だけでなく日中の近江八幡の散策を楽しむのもおすすめ

いかがでしたか。近江商人のまち「近江八幡」では、ほかにもたくさんのみどころがあります。夜のイベントだけではもったいないという方は、午前中から近江八幡の観光を楽しみましょう。

おすすめコースは八幡堀めぐりの屋形船に乗船してお堀を巡り、つぎに「左義長まつり」や「八幡まつり」ゆかりの日牟禮八幡宮を参拝した後に昼食。昼食は名物の近江牛がおすすめです。

午後からは近江商人ゆかりの新町通りで近江商人の館を見学、さらに近江八幡ゆかりの建築家ウィリアム・メレル・ヴォーリズの建てた「ヴォーリズ建築」をめぐるというものです。秋の楽しい一日を近江八幡で過ごしてはみてはいかがでしょうか。

2024年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/09/19 訪問

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