人気列車「リゾートみのり」で行く懐かしい風景。岩出山〜鳴子温泉を歩いてみよう

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人気列車「リゾートみのり」で行く懐かしい風景。岩出山〜鳴子温泉を歩いてみよう

人気列車「リゾートみのり」で行く懐かしい風景。岩出山〜鳴子温泉を歩いてみよう

更新日:2014/03/25 20:37

たまや 瑞のプロフィール写真 たまや 瑞 セラピスト

仙台から山形の新庄間を走る快速列車「リゾートみのり」の沿線には鳴子(なるこ)温泉をはじめ数多くの温泉と芭蕉や政宗公ゆかりの場所があることから「奥の細道湯けむりライン」の愛称があります。

今回は沿線途中にある岩出山(いわでやま)や鳴子(なるこ)に途中下車。日本の懐かしく静かな風景を感じてみましょう。

みのりに乗って「実り大きい旅になりますように」

みのりに乗って「実り大きい旅になりますように」

写真:たまや 瑞

「リゾートみのり」は土日・GWのみ運行されている全席指定の快速列車(指定席料、別途)。季節がよい時はあっという間に予約で埋まる人気ぶりです。
何と言っても、その外観は色合いからして大人。車両は紅葉をイメージした深緋(こひき)色と漆黒がベースとなっていて、車両の全面は伊達政宗の兜と沿線に広がる田園の稲穂をイメージした2種類のゴールドをあしらっています。列車に自然の色を配色したシックな装いが、なんとも落ち着いた雰囲気を漂わせています。

そして、何より人気なのは展望窓が大きいこと!
みのりの走る沿線には松島の海、古川から続く大崎平野の田園風景、鳴子の峡谷など、自然の見所がたくさん。誰にも邪魔されずに車窓を堪能することができるようになっています。
また、1,3両目には展望スペースがあり、移り変わる風景を心起きなく堪能できます。2両目はイベントスペースが設置されていて開催日限定の沿線にちなんだイベントが開かれます。
乗っているだけでも楽しい気分。冷凍ミカンなどご用意されると一気に昭和の旅へタイムトリップした気分ですね。

岩出山(いわでやま)を歩いて心静かに小京都を楽しむ

岩出山(いわでやま)を歩いて心静かに小京都を楽しむ

写真:たまや 瑞

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有備館駅で下車すると、すぐ目の前に飛び込んでくる有備館。ここは江戸時代、岩出山伊達家の家臣子弟の学問所でした。
残念ながら先の東日本大震災で平屋の家屋は崩壊し、現在は修復中ですが、手入れの行き届いた史跡の庭園は観ることができます。しかし、この有備館だけで観光を終わらせたらもったいないですよ。

この有備館のそばを「内川」と呼ばれる川が流れています。内川は政宗の指示によって誕生した人工の川で、岩出山城の外堀であるとともに、灌漑用水路としての機能を持っていて現在でも大崎耕土を潤す水として使われています。
この有備館から内川に沿って『学問の道』と呼ばれる遊歩道が約2kmほどあり、散策できるようになっています。人工の川とは思えないほど、とうとうと流れる水の音、竹林の笹の葉の擦れる音、春には川沿いに桜が咲き、所々で鯉が泳ぎ跳ねる・・

何とも風情のある小京都と呼ばれるこの地を若き日の政宗に思いを馳せながら、のんびり歩かれてみてはいかがでしょう。

古き物のよさに気づかされる酒蔵「森民酒造店」

古き物のよさに気づかされる酒蔵「森民酒造店」

写真:たまや 瑞

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有備館から5分ほど歩いた路地裏に、どこか懐かしい雰囲気のある佇まいを見せる
『森民酒造店』。
1883年創業当初からの酒蔵と店舗で、軒先にはお酒の出来頃を知らせる杉玉が今も掲げてあり風情を感じます。店内に入るとお酒はもちろんですが、時代を経て趣のある立派な柱や梁に圧倒されます。また、敷地内には昭和レトロ館があり、昭和時代に使われたテレビや冷蔵庫など生活の道具が展示してあるので、お酒に興味がなくても楽しめますよ。(事前予約制)
この昭和レトロ館は2011年に公開された映画「エクレール・お菓子放浪記」の中にも登場してますよ。

肝心のお酒を忘れてはいけません。
こちらのお酒は地場産米を使い、自家の井戸水を洗米から仕込みまで使用して作りあげられています。しぼったままで酵素が活きている生の原酒、その名も「しぼったまんま」。出来たそのままの濃度で加水しない「森泉純米原酒」。香り豊かでさわやかなお酒です。珍しいのは長期間、酒蔵の中で熟成させて琥珀色になった古酒。古酒独特の熟成した香りが楽しめます。
米どころのお酒をお土産に如何ですか?

森民酒造店
宮城県大崎市岩出山字上川原町15

カラン♪コロン♫下駄を鳴らしてこけし探しの温泉散策

カラン♪コロン♫下駄を鳴らしてこけし探しの温泉散策

写真:たまや 瑞

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鳴子温泉駅に到着したら、まず、駅内の鳴子観光・旅館案内センターへ行きましょう。
ここで「下駄手形とレンタル下駄のセット100円」を購入すると、下駄看板・ポスターのある協賛店で特典やサービスを受けられます。
鳴子温泉街は湯煙たなびく静かなところ。下駄を履いて歩くとカランコロンと今ではあまり聞くことのなくなった下駄の音が温泉の風情と調和して郷愁をそそります。

鳴子は言わずと知れた全国でも有名なこけしの町。こけし通りには昔ながらのこけしを製作販売するお店があり、タイミングよければ、こけし製作をするところも見られますよ。また、町のあちらこちらに、こけしをモチーフにしたマンホールの蓋やポスト、橋の欄干、電話ボックスなど多種多様あり、見つけると思わずにんまりしてしまいます。さて、何が見つけられるでしょうか?

ちょっとお茶をという方は栗の甘露煮がまるごと入った、鳴子名物「栗だんご」を是非、ご賞味ください。栗だんご発祥の店「餅処 深瀬」さんでは店内で食べられるようになっていて、お茶付きで350円。時間がない方はお土産で買えますが、やっぱり、作りたての温かい栗団子は格別ですよ。

先の予定があって、時間のない方でも、リゾート「みのり」は鳴子温泉駅に約25分停車します。20分くらいなら、ちょっと町なみ拝見くらいはできると思います。

〆は鳴子の名湯で!永年の大スターも満喫した湯けむり旅気分

〆は鳴子の名湯で!永年の大スターも満喫した湯けむり旅気分

写真:たまや 瑞

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画像を見て「ただの足湯でしょ」と思うことなかれ。
観光客向けの無料駐車場「湯めぐり駐車場」内にある足湯は、JR東日本「大人の休日倶楽部」のCMロケ地として、あの吉永小百合さんが気持ちよさそうに足湯に浸かっている場面に使われたところなんです。
駐車場の傍らにひっそりと設置してありますが、この足湯のお湯は源泉からそのままひいてある贅沢な足湯です。あなたも女優になった気分で足湯に浸かって旅気分を盛り上げてみませんか?

また、そばには源泉を利用してゆで卵を作るところがあります。卵はこの場所には売ってないのですが、「ゆで卵セット」が売っているので、そちらを買って籠にセットしましょう。20分〜25分くらい足湯でのんびりしていると出来上がり。温泉卵で小腹を満たしながら足湯に浸かるっていうのも何だか乙ですよね。

よき旅、みのり旅

のんびり、列車の旅。いいですよね。
有備館駅で列車を降りた後、岩出山や鳴子の町をそぞろ歩き。一時間に一本の陸羽東線を上手く使って次の場所へ移動できます。切符は「小さな旅ホリデー・パス(南東北フリーエリア)」を買うと、リゾートみのりを含む快速・普通列車が乗り降り自由なのでお薦めです。

セラピスト・たまや 瑞の*旅の薫香*
 
岩出山の内川のとうとうとした流れと伊達政宗の青年期を精油でイメージすると 
ジュニパー、グレープフルーツ
それぞれ1滴ずつディフュ―ザー等に垂らしてお試しください。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/01/07 訪問

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