千歳発夕張行き・北海道惜別ローカル線の旅は今のうちに…JR石勝線(夕張線)乗り撮り歩き

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千歳発夕張行き・北海道惜別ローカル線の旅は今のうちに…JR石勝線(夕張線)乗り撮り歩き

千歳発夕張行き・北海道惜別ローカル線の旅は今のうちに…JR石勝線(夕張線)乗り撮り歩き

更新日:2017/09/21 13:48

もんTのプロフィール写真 もんT チューター、フリーライター

北海道の空の玄関口・千歳市から道東方面を結ぶ石勝(せきしょう)線。日中は特急列車が疾走するこの路線、その合間を縫って、夕張市までの間をたった1両編成のローカル列車がのんびりと行き交います。しかし、利用客の減少により、今や歴史あるこの鉄道は一部廃止されることに…。列車の旅は今のうち!ローカル線に乗って夕張の風景をぜひ見に行きましょう!新千歳空港からすぐ楽しめるローカル線の旅です。

ローカル列車は千歳発…日中の2往復を逃さないで!

ローカル列車は千歳発…日中の2往復を逃さないで!

写真:もんT

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今回の旅の起点は千歳市。石勝線の普通列車は千歳駅から発車します。特に廃線が取り沙汰されている夕張支線は、1日にわずか5往復…。中でも千歳から夕張へ直通する日中の列車は、たったの2往復です。

列車の時刻は…
千歳10:38→南千歳10:43→→夕張12:26着
千歳14:27→南千歳14:33→→夕張16:23着

なお帰りの列車の時刻は…
夕張12:34→→南千歳14:13着→千歳14:18着
夕張16:31→→南千歳18:22着→千歳18:26着

新千歳空港からは地下駅から発車する札幌方面行きの電車に乗って一つ目、南千歳駅にて乗り換えれば、そこからローカル線の旅がスタートです。車両はキハ40形ディーゼルカー。ボックスシートが並び、昔ながらのローカル線の旅が楽しめます。

新夕張までは特急街道をのんびり走る

新夕張までは特急街道をのんびり走る

写真:もんT

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南千歳駅を出ると列車は進路を東に変え、北海道の原野を突き進みます。次の追分駅まではなんと17.6kmもあり、普通列車といえども軽快に走ります。しかし単線のため、「信号場」にて特急列車との行き違いで停車することも…。帯広や釧路方面の特急列車の合間を縫うようにして走ります。

1981年(昭和56年)に開業した石勝線ですが、もとは1892年(明治25年)に追分・夕張間で開通した夕張線がその前身。この線路を活用して、日高山脈を貫いて道東へと結ぶ鉄道の大動脈を完成させたのでした。川端駅を過ぎると、だんだんと沿線風景は山深くなっていきます。

新夕張からは廃線予定の夕張支線が分岐

新夕張からは廃線予定の夕張支線が分岐

写真:もんT

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南千歳駅から43km、新夕張駅にて線路は二股に分岐します。直進するのは、日高山脈を貫き十勝方面へと向かう路線。ここから先は特急列車と貨物列車しか走りません。左に曲がり、夕張川に沿うように北進するのが、夕張中心部へと向かう昔からの路線。普通列車が走るのはこちらです。地元では今でもこの区間の線路を「石勝線」ではなく、「夕張線」と呼んでいます。

新夕張からは廃線予定の夕張支線が分岐

写真:もんT

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夕張炭鉱からの人と石炭の輸送に活躍した夕張線。ところが、炭鉱の閉山、そして人口の減少により、夕張市は市内の交通体系を大幅に見直すことに…。夕張支線の区間は廃線にし、バス輸送を充実させる方向で話が進んでいます。廃線は早ければ2019年の3月。車窓からの夕張の風景をここからはしっかりと思い出に刻みたいところです。

新夕張からは廃線予定の夕張支線が分岐

写真:もんT

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なお、新夕張は夕張線時代は「紅葉山」という駅名でした。その名の通り、秋の紅葉シーズンは周辺の山々が見事に染まります。写真のポイントは新夕張駅からも近く、夕張支線の絶好の撮影ポイント。山をバックに夕張川を渡る列車を、いろいろな構図で切りとれます。

終着・夕張駅は小さな無人駅〜でもリゾートホテルがすぐそば!

終着・夕張駅は小さな無人駅〜でもリゾートホテルがすぐそば!

写真:もんT

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石炭産業全盛期の頃は、町も鉄道もにぎわっていました。途中の清水沢駅にその名残を見ることができます。かつては南大夕張炭鉱へと向かう鉄道も分岐し、石炭満載の貨物列車が停泊した駅構内。今では線路もはがされましたが、広々とした構内と風格漂う駅舎は残っています。

終着・夕張駅は小さな無人駅〜でもリゾートホテルがすぐそば!

写真:もんT

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新夕張から16.1km、およそ27分で終着駅・夕張に到着します。夕張駅は2度の移設を経て現在の位置に。現在の駅は小さなホームと線路が1本だけの無人駅…。しかしすぐ横が「ホテルマウントレースイ」。スキー場や温泉も備えた本格的なリゾートホテルです。ローカル線の終着駅がリゾートホテルというのは、全国でもここだけ!この冬は空港からローカル線に揺られて、スキーリゾートへ…というのも風情があっていいですね!

もちろん日帰りでも、ホテル内のレストランや温泉施設は利用可能です。また駅前には「ゆうばり屋台村」、そして駅前の道路には夕張メロンの直売所もあり、飲食やお土産の購入には困りません。ただ、列車の本数が少ないので、帰りの列車の時刻に注意して…。なお、夕張駅に着いた列車は8分で折り返していきます。

おわりに

夕張へのローカル線の旅はいかがでしたか?新千歳空港に降り立ったらすぐに始められる、北海道の大自然を満喫できるローカル列車の旅です。夕張支線の廃止へのカウントダウンはもう始まっています…。それで早めの訪問をおススメします。列車の旅ならではの旅情を、ぜひ満喫してきてください。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2017/08/08 訪問

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