塔の名前であるエッフェルには、どのような意味でしょうか。塔の建設が着工となるのは1887年1月28日のこと。その技師の名前がギュスターヴ・エッフェルだったのです。18、19世紀は何と言っても産業革命の時代。ヨーロッパでは様々な技術革新が行われました。その中で、より高い建築物ということも注目されていくのです。
着工から遡ること3年の1884年、第4回万博博覧会の開催地決定会議において、次回は1889年にパリ開催に決定したこともエッフェル塔建築に弾みをつけたのです。
そしてエッフェル塔は着工からたった2年で完成。その高さは312.3m(旗部を含む)でした。1930年にニューヨークにクライスラー・ビルディングが完成するまでは世界一高い建築物。なお、現在はアンテナが設置されているので324mあります。この高さは東京タワーの高さ333mとほぼ同じなのでイメージしやすいのでは。
まず、最初の観光ポイントはエッフェル塔の下です。パリの観光地は割と近くに点在しており、例えばエトワール凱旋門からエッフェル塔までは直線距離で1kmしか離れていません。歩いてもすぐに到着出来ます。
塔の周囲は自由に散策することが出来ます。遠くから眺めるだけではなく、エッフェル塔の下から見上げてみましょう。圧倒的な存在感が感じられるはず。
ところでエッフェル塔のこんなお話。時代は1904年、観光客低迷もあり既に解体の予定となっていました。そこにフランス軍の兵士から軍事用の無線電波に塔を利用することが提案され、解体から一転残されることになりました。軍事目的とはいえ、今日のフランスのシンボルが残されたのですから、何が作用するか分からないと言えます。
続いてのお勧めビューポイントはシャイヨ宮からの眺め。この場所はセーヌ川を挟んでエッフェル塔を見ることが絶景ポイントです。整備された道も実に美しく、外せない観光地なのです。
エッフェル塔建築は1889年の万博がきっかけでしたがシャイヨ宮は1937年のパリ万国博覧会で、旧トロカデロ宮殿を取り壊して新宮殿となるシャイヨ宮が作られたのです。
絶好の位置から見えるエッフェル塔は、人によってはもっとも印象に残る場所となるのでは。
<基本情報>
住所:Parvis des Libertes et des Droits de l’Homme 75016 Paris
電話番号:無し
アクセス:メトロ6号線Bir Hekeim駅
三つ目は、夕暮から特にお勧めとなるフランス革命で象徴的な「コンコルド広場」です。この場所でルイ16世の王妃であったマリー・アントワネットがギロチンで処刑されているのです。しかしながらその痕跡はみじんも無く、パリ市民を含めた多くの人の憩いの広場となっています。
ここからの眺めも実に素晴らしいのでは。ちなみにエッフェル塔からコンコルド広場までは直線で約1km。道を曲がりながらのんびり歩いても30分程度の距離となります。
コンコルド広場はエトワール凱旋門とルーヴル美術館の間にあります。直線で繋がっていることから多くの観光客が訪れる場所なので、パリの賑わいも楽しんでみましょう。
四つ目はセーヌ川沿いです。ぜひ、エッフェル塔に向かって歩いてみましょう。川にかかる橋とエッフェル塔の構図は素晴らしいと感じられるのでは。
なお、セーヌ川は全長780kmにも及び、フランスではロワール川に次いで第二の長さを誇っているのです。
フランスのシンボルと言えるエッフェル塔は長い歴史があり、途中では解体の危機もあったことはあまり知られていません。
その塔を日中だけではなく、日が暮れてから夜まで楽しめるのが今回ご紹介した様々な観光ポイント。ぜひとも充実した時間をお過ごしください。
最後となりますが、せっかくのパリ観光ですので、モナリザがあるルーブル美術館、そして凱旋門は徒歩圏内であり、外せない観光地です。関連MEMOに詳細がありますので、ぜひ旅行の参考としてみて下さい。
住所:Rue du Champ de Mars 75007 Paris
電話番号:01 44 11 23 23
アクセス:メトロ6号線Bir Hekeim駅1番出口から徒歩10分
2018年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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(2025/2/15更新)
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