日本初の西洋式街路!海へと続く並木道・横浜「日本大通り」を歩いてみよう

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日本初の西洋式街路!海へと続く並木道・横浜「日本大通り」を歩いてみよう

日本初の西洋式街路!海へと続く並木道・横浜「日本大通り」を歩いてみよう

更新日:2017/09/21 10:41

雲本 らてのプロフィール写真 雲本 らて ブロガー、坂道探検家

横浜、関内駅そばには、横浜スタジアムから象の鼻パークに向かって一直線に伸びる並木道があります。この並木道は「日本大通り」という名がつけられ、途中にはみなとみらい線「日本大通り駅」が地下にあることでも有名な場所です。普段は通り沿いの施設ばかりに目が行きがちですが、今回はそこだけではなく、通り自体に歴史があり、建築家が手がけたことでも知られる「日本大通り」に着目して取り上げてみたいと思います。

イチョウ並木が印象的な通り

イチョウ並木が印象的な通り

写真:雲本 らて

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横浜スタジアムのある横浜公園から象の鼻パークに向かって一直線に伸びる並木道を「日本大通り」と呼んでいます。幅の広い通りにはイチョウの木が植えられ、秋には紅葉が、クリスマスの時期にはイルミネーションが美しいスポットです。また沿道には歴史的建造物が建ちならび、TVのロケ地としてもよく使われる場所ということもあり、週末にもなると多くの観光客が訪れます。

さらに「日本大通り」は通り名だけでなく町名にも「日本大通」と名付けられるほど地域に根づいており、イチョウ並木と沿道の歴史的建造物が建ちならぶ横浜らしい景観から、2011年には象の鼻パークとあわせて都市景観大賞を受賞したことでも知られています。

日本で初めての西洋式街路

日本で初めての西洋式街路

写真:雲本 らて

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1866年の大火後、外国人居留地と日本人街の大半が焼失し、これをきっかけに外国人たちは居留地を守るため、近代的な道路の整備や防火対策を早急に求められました。そして、1877年に東の外国人居留地と西の日本人街を隔てる防火道路として日本大通りは誕生しました。またこの通りには港からの来訪者を日本の国土へと誘う象徴的な意味も込められていました。  

その後、1923年の関東大震災を契機として、車道が22mに拡幅され、沿道にイチョウが植えられ、今の並木道の原形が形成されました。

横浜公園と象の鼻パーク

横浜公園と象の鼻パーク

写真:雲本 らて

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日本大通りをつくるにあたり、日本で多くの灯台を手がけてたことでも知られているイギリスの建築家で土木技師でもあるリチャード・ブラントンが通りの設計にあたり、工事が進められました。また、日本大通りの工事と時を同じくしてつくられた隣接する横浜公園もリチャード・ブラントン設計のもと建設されています。

ちなみに、横浜公園内の日本大通りが見通せる場所には、リチャード・ブラントンを称える胸像が設置され、日本大通りを見守っています。

横浜公園と象の鼻パーク

写真:雲本 らて

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また通りの海側には象の鼻パークが隣接しています。2009年に開港150周年を記念して整備されるまで市民が立ち入れない場所であったのですが、現在は誰もが訪れることができる観光スポットになり、これによって日本大通りからも海を臨む眺望が確保されました。

沿道沿いには魅力的な施設がたくさん

沿道沿いには魅力的な施設がたくさん

写真:雲本 らて

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日本大通りの沿道には、公園だけでなく、神奈川県庁(キングの塔)や横浜開港資料館(旧英国総領事館)、横浜地方裁判所、三井物産横浜ビル(遠藤於莵・設計)、旧日本綿花実業横浜支店(渡辺節・設計)など、歴史的な西洋建築物がこれでもかというほど建ち並んでいます。

なお沿道の歴史的に重要な施設については、建物の前の歩道に歴史的な説明が記された案内板も設置されていますので、それを読みながら通りを散策するのもいいかもしれません。

沿道沿いには魅力的な施設がたくさん

写真:雲本 らて

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また通りはみなとみらい線の「日本大通り駅」とも直結しています。駅名は最初に触れたとおり、通り名に由来しており、駅自体は2004年に開業しました。

ちなみにみなとみらい線は、沿線の横浜、新高島、みなとみらい、馬車道、日本大通り、元町・中華街、6駅のデザインが全て違います。日本大通り駅についてもそのコンセプトに従って他の駅とは違うデザインが綿密になされています。

日本大通りで歴史と街並みを楽しむ

今回は、日本大通りの歴史にも踏み込んで取り上げてみました。近くには横浜スタジアムや海辺の象の鼻パークはもちろん、歴史的な西洋建築や中華街など例をあげればきりがないほどあります。

とにかく、他の観光スポット訪問の合間に歩くのもよし、季節ごとに表情がかわる通り自体を楽しむのもよしと、いろいろな楽しみ方ができる場所だと思います。ぜひ、関内エリアを訪れた時は散策してみてください。

掲載内容は執筆時点のものです。

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