ロンゴバルドの至宝を堪能!伊・ブレーシャ「サンタジュリア博物館」

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ロンゴバルドの至宝を堪能!伊・ブレーシャ「サンタジュリア博物館」

ロンゴバルドの至宝を堪能!伊・ブレーシャ「サンタジュリア博物館」

更新日:2017/09/21 11:55

Mitsuyasu Hatakedaのプロフィール写真 Mitsuyasu Hatakeda イタリア・フランチャコルタ在住画家

北イタリアの湖に囲まれた街「ブレーシャ」は3000年以上の歴史を持つ美術の宝庫。その地理的な条件から色々な国に支配され、色々な文化が混ざりあいました。6世紀中頃、ローマが衰退し、長年築き上げた文化が蛮族に排除される中、北から来たロンゴバルド族はローマからの美術・文学・政治・宗教を引き継ぎ、独自に進化させ中世にまで引き継がせました。
あなたもイタリアの文化の変革期を覗き見してみませんか?

ブレーシャの歴史的地区にあるサンタジュリア博物館

ブレーシャの歴史的地区にあるサンタジュリア博物館

写真:Mitsuyasu Hatakeda

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北イタリア・ブレーシャにあるサンタジュリア博物館は6世紀~8世紀頃、北イタリアで栄えたロンゴバルド族の修道院や教会を博物館に改装したもので、2011年にユネスコの世界遺産に登録されました。

ブレーシャ駅から教会や歴史的な広場を横目に徒歩30分ほどで歴史的地区につきます。この辺りの特徴は中庭文化なので、外からは一見普通の建物に見えますが、中に入れば修道院らしい回廊などもあり歴史を感じさせてくれます。

ブレーシャの歴史的地区にあるサンタジュリア博物館

写真:Mitsuyasu Hatakeda

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まずは入って右奥にあるチケット売り場で入場券を買いましょう。チケットはサンタジュリア博物館だけのチケットとは別に200m西側にあるローマの劇場跡や寺院、裏手にあるブレーシャ城の軍事博物館の入場券が含まれたものもあります。美術館はさらっと回っても1時間ちょっとはかかります。

星降るフレスコの部屋、サンタマリア・イン・ソラリオ

星降るフレスコの部屋、サンタマリア・イン・ソラリオ

写真:Mitsuyasu Hatakeda

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さて、博物館に入るとまずは2世紀頃の彫刻などが出迎えてくれます。ギリシャの彫刻とローマの彫刻が混ざったような感じです。ローマから文化を引き継いだロンゴバルドは特に建築やデコレーションの文化が発達したので、建築物や回廊をみながら前に進みましょう。

星降るフレスコの部屋、サンタマリア・イン・ソラリオ

写真:Mitsuyasu Hatakeda

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そのまま進んでいくと細い階段があります。その階段を上ると「あ!」っと驚く全面フレスコ画に包まれた部屋。有名なサンタマリア・イン・ソラリオです。一瞬プラネタリウムに紛れ込んだかのような青い天井と星々。たどり着くための暗い階段とのコントラストにきっと感激するでしょう。

豪華絢爛、宝石だらけのデジデリオの十字架

サンタマリア・イン・ソラリオでもっとも重要なものは、ロンゴバルド最後の王「デジデリオ」の十字架です。デジデリオがサンタジュリアにプレゼントしたと言われるこの十字架には、色々な場所からかき集められた211の宝石が埋め込まれています。修復や交換が多々行われたこともあり、一つずつの意味は解らないらしいですが、可愛い家族の肖像っぽい物もはめ込まれており王様の人間像が垣間見えます。
そして、宝石をかき集めたこの王が最後の王になったということに何か考え深いものがあります。

豪華絢爛、宝石だらけのデジデリオの十字架

写真:Mitsuyasu Hatakeda

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豪華絢爛、宝石だらけのデジデリオの十字架

写真:Mitsuyasu Hatakeda

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勝利の女神「ヴィットリア・アラタ」で勝利を願おう

勝利の女神「ヴィットリア・アラタ」で勝利を願おう

写真:Mitsuyasu Hatakeda

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もう1つのブレーシャの宝といえば「ヴィットリア・アラタ」。紀元1世紀のブロンズ像で、勝利の神様です。もともとギリシャの美の神様「アフロディーテ」が時代と文化とともに変貌してブレーシャでは勝利の女神になりました。現在は手に持っていたはずの盾が見つかっていませんが、研究者の間では、その盾には勝利した者の名前が刻まれていたのではないかと考えられています。

ローマのモザイクで歴史を感じる

ローマのモザイクで歴史を感じる

写真:Mitsuyasu Hatakeda

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数え切れないほどの彫刻やジュエリー、フレスコがあるこの博物館のもう一つの顔は、ローマの遺跡の上に建っているということです。近年もたくさんの遺跡が発掘され、ブレーシャのその歴史の古さを物語っています。数年前に地下鉄ができましたが、そのときも遺跡がどんどん出てきてしまったので工事は進まずとても時間がかかったとのことです。日本で言えば奈良みたいな感じでしょうか?

ここではいろんなタイプのモザイクタイルを見ることができます。そして2000年前の生活を身近に感じることができます。

ローマのモザイクで歴史を感じる

写真:Mitsuyasu Hatakeda

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見慣れないイタリア語や展示物などで疲れたら、回廊で休憩をしましょう。修道院らしい回廊と色々な時代の建物と青い空のコントラストがあなたを癒してくれるでしょう。

どうでしたか?1300年前の北イタリアへの旅

ロンゴバルドの歴史が凝縮されたこの博物館には語りきれないほどの宝があります。あなたのお気に入りのお宝を探しに来ませんか?

そしてお時間のゆるす限り街を散策してみてください。小さな教会が星のように点在していますから。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2017/08/16 訪問

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