写真:浦 カオリ
地図を見る名鉄瀬戸線尾張瀬戸駅から車で約15分。愛知万博会場の愛・地球泊記念公園の近くに愛知県陶磁美術館はあります。
まずこの美術館に来場して驚くのが、広大な美術館の敷地。周囲は緑に囲まれ、美術館本館の前にはピクニックもできそうな芝生の広場が広がっています。この広大な敷地の中には様々な施設があります。展示室やレストラン、ミュージアムショップ、お茶が楽しめる茶室、復元された登り窯や発見された鎌倉時代の窯跡、そして陶芸体験ができる陶芸館など。1日では物足りないかも?
写真:浦 カオリ
地図を見るそれではまず、美術館の所蔵品を展示している本館をご紹介しましょう。本館では、縄文土器から近現代のコレクションを展示している常設展と期間限定の企画展の展示があります。
常設展では、縄文土器から近現代までの日本の陶磁器を鑑賞することができます。展示されている陶磁器はレプリカではなく、全て本物。歴史的価値の高い縄文土器や弥生土器など、間近でじっくり鑑賞しましょう!
写真:浦 カオリ
地図を見る愛知県陶磁美術館はやきものの町・瀬戸市に所在するだけあって、瀬戸の陶磁器資料も豊富。瀬戸のやきものの原点とされる5世紀頃の猿投窯の陶器から、桃山時代の黄瀬戸、瀬戸黒、志野、織部といった茶道とともに発展した名品も鑑賞できます。
(左)鼠志野花文向付 愛知県陶磁美術館蔵(川崎音三氏寄贈) (右)志野山水文鉢 愛知県陶磁美術館蔵
写真:浦 カオリ
地図を見る所蔵数約7,000点以上という膨大な資料を抱える陶磁器美術館。日本だけでなく世界各地の陶磁器の展示もあります。中国や韓国の古代から現代までの陶磁器をはじめ、ヨーロッパ、東南アジア、イランなどの中央アジア、南米の陶器など世界各地の陶磁器も展示されています。
常設展では歴史的な陶磁器だけでなく、現代作家の作品も所蔵されています。人間国宝の濱田庄司や富本憲吉や、ルーシー・リーやハンス・コパーといった世界的に有名な作家の作品も間近で鑑賞できますよ。
館内ではボランティアによる展示解説もあり!陶器の歴史背景などを知りたい方におすすめです。
(手前)白地多彩鳥文鉢 個人
美術館の展示を鑑賞して、実際に自分の手でやきものを作ってみたくなっちゃった…そんな皆さんはそのまま敷地内にある陶芸館へ移動して、陶芸体験をしちゃいましょう!
ここでは予約なしでも陶芸体験ができちゃいます(ただし、10名以上の団体利用は事前予約必須)。
体験内容は自分で好きな形を作る作陶コース、もしくは湯呑に絵を描く絵付けコースの2つから選択。体験中は指導員が丁寧に教えてくれるので、分からないことは色々聞いてみましょう。
作陶後は好みの釉薬を伝えて終了。あとは陶芸館のスタッフが素焼き、釉かけ、本焼きまでやってくれます。その後、完成した作品は1ヶ月後に引き渡し。自分の作品がどのように仕上がるかは受け取るまでのお楽しみ!
陶芸体験の利用時間は午前9:30〜午後16:30。作陶に大体2時間ほどかかるため、午後14:30に受付終了となります。陶芸体験をしたい方は早めに行きましょう!土日や連休には混雑するようなので、平日がおすすめ。ちなみに、美術館に入館しなくても陶芸体験だけの利用も可能です。
陶芸館では瀬戸の陶芸家・加藤清之氏を講師に迎えての花器作陶や薪窯での織部焼成など、様々なワークショップも開催されています。陶芸経験者でも楽しめますよ!
写真:浦 カオリ
地図を見る陶芸体験もできる珍しい美術館、愛知県陶磁美術館。展示や陶芸体験以外にも抹茶や和菓子を頂ける茶室や、現代作家の陶器を購入できるミュージアムショップもあります。丸1日楽しめる愛知県陶磁美術館に、家族や友人と遊びにきてみては?
住所:〒489-0965 愛知県瀬戸市南山口町234番地
TEL:0561-84-7474
アクセス:
リニモ陶磁資料館南駅下車、徒歩600m
名鉄瀬戸線尾張瀬戸駅より名鉄バス「菱野団地経由愛・地球博記念公園行き」陶磁美術館下車よりすぐ(土・日・休日のみ運行)
2017年9月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
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この記事を書いたナビゲーター
浦 カオリ
1人旅が好きな元バックパッカー。海外訪問国数44か国、海外滞在歴はスペイン約6ヶ月、デンマークに1年半遊学。現在は陶芸でモノを作っています。デンマーク語で居心地の良いという意味の「ヒュッゲ」な旅をナビ…
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